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ところで成果を上げるための「空間」をどの位、意識しているだろうか。

(写真は米国カリフォルニア州中部のビーチ:2016年12月撮影)

私たちは三次元に生きています。

一次元:線(長さ)
二次元:面(縦横)
三次元:立体(縦横奥行き)

実際には更に多くの次元があると理論上説明されていますが、一つ次元を足した「四次元」さえも私たちは実感することはできません。

縦横奥行きに時間軸を加えたものだと以前は説明されていましたよね。

四次元が「どこでもドア」によって移動できる私たちの世界とは別の空間次元であるという理論もあるようです。

(「どこでもドア」は「ドラえもん」という漫画に出て来る瞬間移動装置です)

当り前に三次元に生活しているので、次元のことなんて普通意識しないですよね。

それに、実感することのできない次元のことを考えて時間を過ごす必要も、科学者でない限りないでしょう。

でも、この世界の外側(?)に行ってしまったかのような体験をしたことがあるかもしれません。

幽体離脱体験? そうではありません。

私がそんな実感を持つのは、時間や空間を全く意識しなくなる、そんな時です。

自分がどこにいるのか意識しなくなる時って?

自分の存在している空間、つまり場所を意識しなくなる時ってありますね。

「ここはどこ?私は誰?」ではありません。(すみません。昭和の話しばかりです。)

周囲を全く気にしない程に、何かに没頭する時のことです。

駅前のコーヒーショップのカウンターでnoteの原稿を書いている時かも知れません。

映画館で映画に引き込まれてしまって、自分がどこにいるのか全く分からなくなるといった体験があるかもしれません。

暖かい日差しの中、草原に横になってあまりに気持ち良くなって、うたた寝をしている時、自分がどこにいるのかわからなくなったことも思い出します。

あなたはどうでしょう? 思いつくことがあるでしょうか?

もっとスピリチュアルな体験かも知れませんね。

どこにいるか意識しなくなるほどの「空間」

三次元空間に「閉じ込め」られていて、その外側を知ることもできない私たちですが、「意識」は物理的な世界にとどまらないように思います。

デカルトは全てを疑ったとしても、今疑っている自分はその存在を疑うことはできないと帰結して「コギト、エルゴ、スム(我思う、故に我あり)」と言って「主体」としての自分を真理としました。

自分が存在しているその空間に縛られない私たちの思いや考えですが、デカルトのように「考えまくって」いる人が、自分のいる「空間」を意識しなくなるのは容易いことなのかも知れません。

アインシュタインは「相対性理論」を26歳の時にベッドの中で思いついたそうです。

アインシュタインはロングスリーパーとしても知られていて、平均睡眠時間が10時間で、9時間以下だと頭が冴えないと言っていたそうですから、たっぷり眠った後に相対性理論を考えついたのでしょう。

私のような凡人は自分のいる空間に大きく影響を受けます。

リモートワークで仕事に集中できる「空間」がないことで、苦労した方もいらっしゃったかもしれません。

私は、どこにいるか全く意識しなくなるほど、集中できる場所、夢中になれる場所を逆に探すことが助けになっています。

全ての活動にピッタリという場所はないでしょう。

「つくりこみ」の時には、ラップトップの画面しか眼中に入らない「空間」が必要です。

その前に考えをまとめる時には、散歩や歩き回れる空間がピッタリです。

集中するだけでなく、自分の頭を空っぽにする「空間」も必要です。

そんな時の「空間」は、「海中」なのです。

スキューバダイビングで海中の生き物を眺めていると、すぐに頭を「空っぽ」にすることができます。

自分の「空間」を利用する

発想法、思考法、決断法など色々なタスクの方法論やノウハウが、ネット上でも、様々なサービスとしても提供されています。

もちろん、仕事であれば、会社の中にある事務机でほとんど全てをこなさなければならないかも知れません。

数年前に米国のエリート大学、マサチューセッチュ工科大学(MIT)のキャンパスにできたGoogle社の社屋を見学したことがあります。

そこには社屋に食堂(複数のレストラン)や会議室はもちろん、仮眠室やゲームで気晴らしをするスペースや、水耕栽培の畑まであったり、社屋を出ることなく様々な空間が用意されています。

空間管理をして、より良い成果をあげるためです。

成果をあげるためには「時間」からとドラッカーは語り、そのことについて書きました。

タイム・マネジメントも大切ですが、スペース・マネジメント(空間管理)も考えてみましょう。


今回も最後までお付き合い下さりありがとうございます。



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