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営業系/企画系キャリアのアラフォー人材の社内起業/転職論

営業/企画系のキャリアを過ごしてきた文系卒のサラリーマンは、よく、専門的なスキルがないと言われ、転職を検討するにも今後のキャリアを考えるにも悩むことが結構ある。
 
「会社の中で何となく役職は上がってきたけど、自分には専門的なスキルが何もない・・・」と、文系サラリーマンなら誰しもが悩むような壁に自分もぶち当たり、悶々とする。
 
営業/企画のキャリアについて、確かに専門的な可視化できるスキルには乏しいものの、ビジネスマンとして、他の人よりも”使える”人材にはなっているという側面もある。
 
そんな中、転職含めたキャリアの選択肢として、アラフォーサラリーマンが取れる、取るべきキャリアの選択肢を改めて考察。
 
<アラフォーサラリーマンのキャリア選択肢>
①大企業に転職する
数年前、自分が実際に転職活動した際に、面接まで受けたのはとある大企業。だけど、以下の理由から、アラフォーのサラリーマンには大企業への転職は取るべき選択肢じゃない、というのが一旦の結論。
 
転職活動で痛感したのは、その会社・事業で強烈にやりたいことがないと、転職活動自体もうまくいかないし、その会社に入っても中途半端になってしまうと感じたこと。
 
加えて、また改めて大企業に入って、そこで組織に対する理解や自分の認知度を上げて、何か新しいことをやる時などの組織・会社の動かし方を習得するのはとてつもない苦労だと考えたこと。
 
マンネリや意思が弱い、と言われてしまいそうだけど、営業や企画のキャリアを通じて、15年以上培ってきた自分の会社の”使い方”、”人脈”は一方で捨てがたい財産であり、勝手知ったる今の会社・組織で新しいことへチャレンジもできないのに、新しい大企業転職先でなんてとてもできないだろうな、と。
 
なので大企業へ転職することは、特に同じ大企業で働いてきたサラリーマンにはオススメできない、というのが結論。
 
②スタートアップに転職する
こちらもスピード感や自分の裁量が増えること、将来への成長期待等、魅力的に映る部分も多いが、スタートアップへの転職も選択肢としては難しい。
 
環境変化の激しい状況下、カメレオンのように事業モデルを変えていける会社であれば生き残れるのかもしれないけど、スタートアップの会社は、やはりまだある特定の技術・サービスで成り上がっている会社さんが多く、ある大きな環境変化や社会のルールの変更が起きた際の事業継続リスクが高いと感じている(実情も知らない人間の勝手な意見ですみません。あくまで個人的な意見として)。
 
加えて、これは年代から来る弱気な発想と言われても仕方ないかもだが、実際のところ、大企業で働くことでの福利厚生面や各種バックアップを、家族がいる状況でなかなか捨てがたいのもアラフォーのサラリーマンにとっては重い事実。。。
 
さらに言うと、一定程度、自分や家族を犠牲にして、時間的にも仕事にのめりこむ必要性も感じており、気合と根性でカバーできる年も超えてしまっているなと。
 
なので、スタートアップへの転職も、なかなか難しい。。
 
③個人事業主になる
文系で営業/企画系のキャリアの話とは一見かみ合わない話に見えるが、何かしらのフロー収入が得られるような専門的なスキル・資格を持って、個人事業主で働くことは、選べるのであればとても魅力的。
 
当然業務内容にもよるが、基本的には自分でスケジュールをコントロールできたり、上司や組織に忖度することなく働けるスタイル。
 
サラリーマンをやっている限り、”自分のスケジュール・都合で働けない(例えば1ヶ月休んで次の1ヶ月は働く、とか)””上司や組織への何らかの忖度”は避けられない宿命なので。
  
④今の会社で出世を目指す
個人的にはアラフォーサラリーマンにとって、これが最も取ってはいけないと考えている選択肢。
 
出世や評価に固執した瞬間に、忖度ばかりする仕事のやり方になったり、リスクを取って何かをやることをどんどん避けていくようになってしまう。
 
付加価値のある、自分の成長に繋がるようなことに時間を割かなくなり、評価や人事ばかりを気にする人間になってしまう。
 
残念ながら、会社の中で出世コースを歩んできている、本来は優秀な人たちにこのタイプが多く、”失敗できない病”になり、会社・組織としてもどんどん腐っていってしまうと感じている。
  
⑤今の会社で”起業家”のように働く
サラリーマンとして働いている間は、今の会社で”起業家”働くというこのスタイルを可能な限り追求するのがとてもよい選択肢だと思う。
  
起業家のように働くというのは、ひとつには、会社のリソースを使って、起業家のようにゼロ→イチを作るような付加価値のある仕事に注力するということ。
  
また、それが会社の中で評価されることや出世することに直接的に繋がらなくても、社会・市場で求められているのはまさにそういった能力なので、ある意味会社のリソースをうまく使って、自分の能力を高めることができる働き方。
 
その会社でしか通用しない仕事や反復的な業務をいくら極めたところで、いつか自分で勝負しなければいけない場面では一切役に立たないので。
 
そういう起業家のような働き方を、できる限り優先度上げて、時間を割いて取り組むことで、サラリーマンとして働きながら、いつか独立するタイミングに向けた自分磨きができるはず。
 

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