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22.3.13 同床異夢でなく異榻同夢の研究がこれからの科学技術を切り拓く

こんばんは、多部栄次です。
毎日日記やっていきましょう。

みなさんってお酒好きですか?(いきなりだな)
自分はあまりお酒が得意でなく(二十歳のころに体が拒絶するくらい馬鹿みたいな飲み方をしてトラウマになっているため)、飲み物というよりかは料理の味を引き出すための調味料として嗜む程度ではあります(無駄に見栄の張った言い方)。
ただ、徐々にお酒のおいしさが分かってきたような気がしています。すいません嘘です全然わかりません。まだまだ子供舌です。

そんなお酒でも、日本酒やワインのようにそのままの味を楽しむものと、カクテルやウイスキーのように他のお酒と混ぜ、組み合わせの最適解を探すのを楽しむものがあったりします。

単一のものを追求するものが好まれる一方、ブレンドすることで新しい美味しさを求めることもまた、もうひとつの主流となっています(どっちが先かは知りませんが)。

これは何もお酒だけの話だけでなく、学問も同様のことが言えるかと思います。

さて、そこらの学生の分際で大層なタイトルを今回つけましたが、要は学問の異分野融合が大事だと伝えたいだけです(笑)
学生含む、研究に携わっている方なら昔から言われていることだと把握しておりますし、ほとんど賛同することだと思います。

ただ難しい。自分一人で異分野を学ぶことの大変さはないといえば嘘になりますが、それ以上に異分野の組織が共同研究する際、共有するだけでも一苦労するのは想像に易いと思います(想像に易いという言葉を使いたかっただけ)。

それでも、これからのイノベーションを起こすには一種類だけの研究分野だけでは限界があると思います(タイムスケールに寄るでしょうが)。そのため、2種類以上のブレンドが求められます。そうでなければ、研究と開発、そして事業化・産業化とを分かつ渓谷を渡ることはできないと思われます。

融合するといっても、ただ混ぜるわけではありません。各々の夢を共有する、いわば目的の一致ができればいいと考えます。そのような意味を込めて異榻同夢を使いました。榻(とう)は土台とか踏み台とかそういう意味ですね。違う基盤研究・環境で同じ夢を見れば、異分野融合は一歩進むと思います。

具体的にどうすればいいのかは、それこそどの分野同士が組み合わさるのか、大学・研究機関・企業の種類とプロジェクト次第でしょう。ただ、

似たような研究分野との融合でもイノベーションは起こせると思いますが、全然違う分野との組み合わせだと思わぬ反応を起こせたりするかもしれません。例えば情報と材料科学とか・・・はもうあるか。化学×芸術とか、建築×食品とか、植物学とロボット工学とか、化粧品メーカーと下水処理場とか(笑) もっと細かく言えば射出成型機を食品や医薬に応用するとか3Dプリンターとバイオとメカトロニクスで有機ソフトロボット、細胞で構築されたロボットとかあるかもしれませんね。

とはいえ、自分にできることはまず自分の分野を究め、他のそれぞれの分野の基礎を磨くことにあるとは思います。目の前のことをやりつつ、自分ごとにして、相手の価値観を理解する。その上で、同じ夢を追いかけられるのではないかと思います。
…至極当然のことを言ったような気がしますが、まぁなんか良いこと言った風に終わらせますか。

それではおやすみなさい。明日も良い一日を。



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