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これだけは言わせて欲しい。変わらない大切なこと(後編)

前回投稿した記事の後編です。
前回は、社会に出る際に備えておきたい大切なコトについて書き残しました。
(アスレティックトレーナーという職種以外にも通ずる部分だと思っています。)
今回は、アスレティックトレーナーとして意識したい3つのコトにまとめて書き残しました。
また、複数のチェック項目を設けています。(□ から始まる部分)
どこかのタイミングで活用いただけると幸いです。

前回の記事をお読みで無い方は、まずこちらをご覧ください。
→これだけは言わせて欲しい!変わらない大切なこと(前編)


▷アスレティックトレーナーとしてキャリア形成を始める方
▷アスレティックトレーナーとしての在り方を聞いてみたい


そんな方々に向けた内容だと思います。興味があれば最後までご覧ください!

選手と同じ環境に立つのであれば。

選手が日頃行うトレーニング。なぜ行うのか。
今日の自分より少しでも成長した姿を想像し、その実現に向け今を精一杯度努力し、明日への糧とするため。」と個人的には捉えています。


そんな日々努力を惜しまない選手のサポートをすることになった場合。
同じ境遇に身を投じ、トレーナーとしての日々の努力*を惜しまず出来ているか。
この辺について常に自分に問いかけ、行動を正すべきだと感じます。


だって、選手は日頃から努力しているのに、そんな選手をサポートするトレーナーが、アップデートできていない状態だったら・・・・・。


これほどに失礼な事はないですよね。(と個人的には思います。*あくまで個人的な意見ですが・・・・・)


*ここでいうトレーナーとしての日々の努力とは、身体についての理解度を上げる行動全てを指しています。
ただし!理解度を深めるインプットをした!で終わっているものは含んでいません。そのインプットした情報を咀嚼し、知識に変換し、技術として蓄えクライアントに提供(アウトプット)出来てこそ本来の努力(=学び)に相当すると感じているからです。

KeyPoint.1
□最近いつインプットしました?そして、最近いつアウトプットしました?
*やべっ!言えないや・・・・。いつだっけな?去年か?うん?2年前か。は、冗談抜きでやべっ!です。(*あくまでも個人的な見解ですが!)

過去は過去。ね。

この業界(アスレティックトレーナー界)でキャリアを積む中で、関わる選手やチームが増えてくるのはごく自然なこと。


一つのチームで長年仕事をすることも素晴らしいこと
だし、一定の期間でチームを移り、チームを渡りながら仕事をすることも素晴らしいことだと思います。


ただ。目の前に居る選手(クライアント)にとって大切なことは、「今」なんですよね。その次に「これから」なんですよね。


トレーナーの功績を知ることとか、そんなものはその次だと思います。(もっと後てもいいくらい。聞かれたら過去を答える。それ位がもっともな塩梅!)


「昔、◯◯チームに居ててさぁ」とか「○○選手知ってる?トレーナーとしてサポートしてた!」といった様に、目の前に居る選手に対して話しかけるトレーナーを目にすることが多いです。


で?なんなん?

っていうのが個人的な見解です。はい。
恐れず申しますと・・・・・。昔のことはどうでも良くて、目の前に居る選手(クライアント)に対してどの様なサービスが展開できるのか。この部分の方が圧倒的に重要だと感じています。


偉い!すげー!と思われる前に、親身に寄り添ってくれるとトレーナーだと認知され、共に歩むことを認めてくれる存在になりましょう。

key point.2
□等身大の自分を相手に見せれていますか?
 *過去の功績を振りかざしたとしてもあまり意味はないと思いますよー。

二兎追うもの一兎も得ずはリアルにある話。

よく、あれもしたい!これもしたい!と同時進行でチャレンジしようとする学生を目にします。
同時進行でバリバリやることについては、否定しませんが・・・・・。


一つの分野で頭角を表すのに、10000時間程度の時間投資が必要と言われている中で、同時進行を決行し、双方を手中に納めることができるか。


個人的にはものすごく疑問です。


マルコム・グラッドウェルが、10000時間の法則という成功への分岐点について提唱しました。グラッドウェルは成功の鍵は、一定時間を投資する先にあると唱えています。(それが大体10000時間程度で現れるとしています。その時期になると、その分野の理解度もある程度高まっているという部分から来ているんでしょうね。)

いわば、時間という量を一定量確保しないと、欲しい成果を得ることができないと捉えることができます。

一方で、アンダース・エリクソンは、時間の長さ「量」ではなく、その「質」が成功の鍵だと唱えました。

ただ、「質」をどれだけ高めたとしても、10000時間を数時間に凝縮するというのは非現実的だと感じます。(凝縮にも限界があるので)

量だけ確保すれば確実と言い切れないことも理解した上で、できるだけ質の高い時間を長時間確保する。その時間を過ごす中で少し早期にある地点に到達できればいいな。そう捉えています。

となれば、一つの時間軸の中で2つの課題を同時進行して、一つの時間軸の中で一つの課題を遂行してきた人と同じ成果を得れるか。

やっぱり私は疑問に思います。

集中が分散しますやん!これがその理由です。
社会人となれば、学生以上にまとまった時間を確保することが難しくなります。
じゃぁ。尚更!何を捨て、何に集中するか決めておかないと時間だけが過ぎ去っていくと実体験を踏まえここに書き残しておきます。

KeyPoint.3
□一定の期間、明確な主題を設定し、その部分について理解を深めれていますか?
□二兎を同時に狩ろうとしていませんか。
 *二兎狩るなら1時間で2時間分の成果を出し続けるしかないですね。。。


最後まで読み進めていただきありがとうございました。

今回はアスレティックトレーナー的観点でポイントを書き起こしてみました。

最後に。
この仕事って、相手を想い、相手に寄り添い行動を共にする中で成立するものだと考えています。(この業界に限らず)

「自分が!」の前に、相手(クライアント)を立てれる。
自分は常に選手の一歩(いや、半歩でもいいか)後ろにいる存在であるべき!
普段そんなことを思って仕事をしています。

少しでも参考になれば幸いです。


2024.1.23 翼

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