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真っ暗闇から180度転じた2023年

2023年12月31日
ものすごく印象的な1年だったので、記憶の整理も兼ねて文字にしてみる。

修士課程→バイト→就職の強烈な思い出たち。


修士

今年のお正月は泣きながら修論を書いていた。

学部で就活が実らず、それならばと自分のカタログスペックを高めるために修士課程に進んだから。

研究自体は楽しいけど、この分野を仕事にするのは研究者しか相手にしてないから面白くないなあ。
そう考えて、修士でアカデミアは切り上げて民間への就職を目指した。
それも、全然研究とはちがう分野で。

修士1年の末からはじめた就活の面接では、どこに行っても「なんでこの仕事受けたの?」と聞かれサクッと全滅。

研究が嫌というよりも、この努力と時間はなににもならなかったなっていう虚しさが大きかった。
けど中途半端は嫌だったので、学会発表も修論も可能な限り手を尽くした。

修士で2年間すごせたことは後悔もしてないし、むしろすごくいい時間だった。
大切な仲間や、尊敬する人もたくさんできた。

けど、社会に突き放された感じがした。
充実感とは裏腹に、心はボロボロになって修了した。

週2ゆるアルバイター

内定のないまま学生が終わったので、ひとまずアルバイトをはじめた。
面接での苦い思い出を活かし、自分がやりたい分野に少しでも近い経験を、と思い働き始めた。

シフトに入るのは週2回にして、残りの日は勉強と就活に充てた。
バイトを言い訳にその先のことを考えなくなることは避けたかったから。

現場の経験や技術も着実に積めて、いままで触れたことのない世界の人たちと日常的に触れることで、自分の世界が広がった。

またそこで出会った人たちはとても優しく、自分の今後の定まらなさを叱り、応援し、そして自分を信じて進み続けることを肯定してくれた。

そこでの経験と支えのおかげで、バイトを始めて半年と少しで内定を得た。
人生ではじめての内定。

新しい友だちもできて、最後まで幸せに過ごして巣立った。

初社員

学部卒で働いてる同級生より遅れを取ることおよそ5年、ようやく社会人になった。

小さくて全然名前も通ってない会社だけど、ほかのどの会社よりも自分がやりたいことに携われている。

そして社長や先輩社員さんたちも「いままでやってきたことと、それを経てうちを受けた理由が面白い」「これから変わっていきたい会社にとってとても大切な人材」と、今までの紆余曲折を歓迎してくれている。
修士に対するコンプレックスが昇華された。

ものすごくまわり道をしたけど、結果として今まで受けてきたどんな会社よりも歓迎してくれてる場所で、やりたいことをできている気がする。

まとめ

お先真っ暗な状態から始まった今年だけど、逆にいまはワクワクしてる。

2023年、間違いなく人生の転機になる年。

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