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おとな女子:旅の効能アゲイン①脳の再起動『Salience Network』

酷暑に続き台風直撃という予報を受け、たとえ関東直撃されたとしても1週間は余裕で籠れるほどの食材を買い込み、早々に引きこもりを決めたお盆休み。ここのところ追いついていなかったインプットに没頭。溜め込んでいた学術系資料に朝から晩までどっぷりの日々を送った中で、再び旅の効能:脳の活性化に関する学説に遭遇!ということで、医学的エビデンスを再度、深堀り&おさらい&まとめてみた編のその①。旅行から家に帰って来た時にホッとする感覚は、脳科学的に説明できる事象というじゃないですか。良いですねー、この手の医学的エビデンスは、トラベリンゴージャスⓇの大いなる後ろ盾になるというもの(笑)。

私たち人間は、旅に出ることで最大の癒し効果を得ることが出来る生物で、例え1泊や2泊の短い旅でも癒し効果を得られているし、旅から戻って来てからも癒し効果による脳の良い状態は続くそうです。自分の意思とは関係なく旅へ行く羽目になった場合でも同じ結果となるというのは、非常に興味深いところ。

日常生活と旅行中では脳の使われる部位が違うため、旅に出ることで、脳の使い方(使う部位)が切り替わっているそう。普段の日常モード(Default Mode)から、『Salience Network:セイリエンスネットワーク』と呼ばれるモードに切り替わることで、その人の思考パターンまで変わるそうです。このSalience Networkではノルアドレナリンが放出されるので、脳は活性化され、変化や危険に即対応できる冴え渡った状態になるのだと。

※ノルアドレナリン:脳をきちんと覚醒させ人間特有の高い機能を発揮するための神経伝達物質

日常生活(普段のDefault Mode)に於いて、人間の思考は、『過去(後悔)』と『未来(不安)』をぐるぐる行き来しているだけ。旅に出ることで、ここに 『今』 という概念が加わり、この『今』という概念がフォーカスされることにより、初めての場所や異文化に対する警戒心や危機感が生まれ、『今この時』に集中することになるため、新しい思考(ヒラメキやアイデア等)が生まれ易く、結果として悩みやストレスから解放されることに繋がるんだそう。

新しい経験をした時にSalience Networkに切り替わるので、実際には普段の生活の中でも切り替わりは多々あるのだけれど、旅行中の切り替わりは脳の状態が格段に違い、レベルは最高MAX!初めての場所/人/文化との出会いにより、ドーパミンも放出されます。

※ドーパミン:快感や多幸感を得たり、意欲を作りだし感じたり、といった機能を担い、運動機能にも関係する脳内ホルモンのひとつ

ノルアドレナリン + ドーパミン= 『今この時』への全集中
                 五感をフル活用できる
                 ワクワク感MAX

旅好きの人の理由は、この原理の様です。どうやら私もそうなのでしょうか。

旅先ではいつもと違うことが起こりがちにつき、トラブルの分析→対処(実行)と、順序だてて解決する必要がありますよね。このことにより、問題解決力がUPする仕組みだそうです。具体的な問題解決の実行力が高まり、これは旅行後も続き、新しいヒラメキが起こる確率が高くなるとのこと。また、旅先では必要に駆られて、普段とは違う『本来の能力以上』を発揮できる可能性も高いそうですよ。

ということは、普段から『‟今この時”への全集中』が出来る状態になっているのが理想的な訳で。日常生活の中で、新奇体験:Something NEW & STRANGEがあれば切り替わるというのが、脳科学者の先生論でした。新しい人や場所との出会いを意識するだけで、脳は違ってくるとのことです。

こちらの脳科学者の方がおススメする旅行の仕方は、カルチャーショックの体験。現地で市場へ行くことが一番良いのでは?とのこと。何故なら市場には、初めて見る食べ物が多くあり、食というのは人間の生死に関わる問題につき、脳の警戒心が働きやすくなり、これにより、Salience Networkに入りやすくなるそうです。或いは、現地の人しか行かない様なローカルなお店で食べるのも◎。また、山歩きなど気候の変化が激しい場所で、自然の驚異に触れることでもSalience Networkに切り替わり易いそうです。

TravellinGorgeous®ツアーでは、もちろんこの辺りも踏まえてプランニングしてますよ~。Vol.2のカタルーニャでも、いろいろ入っております。サブタイトルは、『脳再起動の旅』にしましょうか?

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!