Tadashi Horio

音楽をやっています。 曲を作って録音して、ステージで演奏して。 又は他の人の音楽のため…

Tadashi Horio

音楽をやっています。 曲を作って録音して、ステージで演奏して。 又は他の人の音楽のために編曲したり、演奏したり。 ・・以上を繰り返しています。

マガジン

  • MELODY AND ECHOES秘話

    70年代を代表する英国ポップバンドのひとつPILOTのリーダーDavid Patonが2022年にリリースした「Melody And Echoes」は日本のポップ・ユニット「SHEEP」との完全コラボレーション作品。本作全曲のアレンジ、演奏、ミキシングを担当した堀尾忠司がその制作過程を教えます。

  • イラスト2019

  • イラスト2018

最近の記事

5mmとか音楽とかその他とか(9)

10代の頃聴いていた音楽・・・先ずはビートルズ(4) アルバムごとに好きな曲、思い出深い曲をあげていきます(その3) 音楽用語などやや専門的な表現を使わざるを得ない部分、ご容赦下さい。 Revolver 1966年ビートルズが来日した時にはこのアルバムの音は出来上がっていたようですが、彼らが本格的に次のステップを踏み上がろうとしていた時に日本に来て演奏してくれた事、個人的に感慨深いです。 ・I`m Only Sleeping テープ速度を上げたかのようなジョンの声が

    • 5mmとか音楽とかその他とか(8)

      アルバム「チミを知りたいのさ」収録曲解説 M4.自転車の人 ホリオが生まれ育ったのは大阪市西淀川区。当時工場が多く(今はマンションが増えました)、大気汚染も結構なもので、実家のすぐ近くには大阪湾近くの新淀川があり、とても汚い河でした(数年後徐々に改善)。大阪湾が近いので川幅広く。今思えばかなり不気味な風景だったかも。 隣駅が大阪駅だったけど新淀川を隔てているので梅田周辺のゴミゴミ感は無く静かな住宅地でした(実家あたりは西淀川区と淀川区の境目あたりで工場もそれほど多くなかった

      • 5mmとか音楽とかその他とか(7)

        10代の頃聴いていた音楽・・・先ずはビートルズ(3) アルバム毎に好きな曲をあげていきます(その2) 音楽用語などやや専門的な表現を使わざるを得ない部分、ご容赦下さい。 Beatles For Sale このアルバムは多忙すぎるスケジュールで疲労の頂点の中制作されたらしく、カバー曲も多く、オリジナル曲に関しても、苦し紛れのボツ曲っぽいものも含まれている、と個人的に感じていて、あまり聞く回数が多くは無いのです。が、全体的に曇り空の様なモノトーンな雰囲気、特有の色合いがあり

        • 5mmとか音楽とかその他とか(6)

          アルバム「チミを知りたいのさ」収録曲解説 M3.天才 「天才」とはどの様な人の事を言うのか?例えばスポーツの世界なら、大谷翔平やイチローみたいに世界の最高と言われる場所にいても一際抜きん出た仕事をする人。 音楽ならベートーベン、バッハ、チャイコフスキー、ドビュッシー、ラヴェル、その他、いつまでも聴き続けられる上にその構造も独特なものを作った人たち。そして、果たしてビートルズ、レノン・マッカートニーは天才か?ジミ・ヘンドリックスは天才か?バカラックは・・・くらいのとてつもなく

        5mmとか音楽とかその他とか(9)

        マガジン

        • MELODY AND ECHOES秘話
          11本
          ¥1,000
        • イラスト2019
          10本
        • イラスト2018
          11本

        記事

          5mmとか音楽とかその他とか(5)

          10代の頃聴いていた音楽・・まずはビートルズ(2) アルバム毎に好きな曲を挙げていきます。 Please Please Me ・There`s A Place この曲は主にジョンが中心になって作られた曲だと思うけど、2分にも満たない短かさにも関わらず、多くの音楽的魅力が詰まっていると思います。 先ず冒頭のギターのアフタクト、きっと曲始めの“せ~の!”的なものかと思うけど、なんじゃこれは?タイトルソングPlease Please Meにも同じのがありますが、たった1音の

          5mmとか音楽とかその他とか(5)

          5mmとか音楽とかその他とか(4)

          アルバム「チミを知りたいのさ」収録曲解説 M2.田舎の電車 “70年代のカントリー・ロック的な曲があっても良くない?“ と言う気持ちが湧いてきて、ストレートな8ビートでどこか呑気な曲を作ろうと思い、作曲に着手。結果、コテコテのアメリカン・カントリーロックとはならなかったし”すごく良い“とまではならなかったけど、5mmとしては珍しい感じの曲が出来ました。 歌詞は「田舎」をテーマにシンプルな呑気なものにしようと言うことで「田舎の電車」。 そしてやっぱり“すごく良い“までなんとか

          5mmとか音楽とかその他とか(4)

          5mmとか音楽とかその他とか(3)

          「チミを知りたいのさ」について 5mmニューアルバム「チミを知りたいのさ」の収録曲を記憶に頼りながら 解説します。 曲の大まかな製作過程としては、まずLogic Proで曲の原型をつくり、そのMIDIデータをProtoolsに移してオーディオものなどのRecや編集をしていく。 ドラムは別の音源に、ギター、ベースは手弾きに差し替え、パーカッションに関しては、 タンバリン、シェーカー、ウッド・アゴゴ、マラカス、カリンバ、など小物類は手で演奏、コンガなど所有していないものは打ち

          5mmとか音楽とかその他とか(3)

          5mmとか音楽とかその他とか(2)

          10代の頃聴いてた音楽・・まずはビートルズ 5mmホリオが、はっきりと“音楽に目覚めた!”と思えたのは 14~15歳の頃。それまでは体操競技に夢中で、宙返りやら大車輪やらのことばかり考えてました。授業中教科書の端っこに、自分が想像する「最高の床の演技」最高の鉄棒」などのパラパラマンガを書く、学校の勉強は全くしない、そんな中学生でした。 そんな最中、TVでThe Beatlesの映画「A Hard Days Night」と「Help!」を2週連続で放送したのをたまたま見たの

          5mmとか音楽とかその他とか(2)

          5mmとか音楽とかその他とか

          note書いてみようかな という事で、出来るだけ続けるつもりで 出来るだけコンスタントに5mmの事、 日頃どんな音楽と触れているかetc... を恥ずかしげもなく決して自慢などではなく やっていきます。 クラシック倶楽部 毎朝の「クラシック倶楽部」が楽しみ。 ロックやポップスみたいな音楽以前に既にあった、 厳格なような自由なようなGoodな音楽達を 知る事ができたり、若い頃に聞き逃したり、聞き流したりしていたものが 実は素晴らしいものだった、とか、クラシック演奏者の高い

          5mmとか音楽とかその他とか

          M11.WAITING FOR YOU

          Waiting For You (David Paton) 【概要】 Melody And Echoesラストを飾る壮大な曲。 やはりほぼ完成した状態で送られて来た。 DavidによるBass,E.Guitar,E.Piano,Strings,Vocal アルバムのラストソングだけど作業としてはかなり早い時期に着手した。

          有料
          100

          M11.WAITING FOR YOU

          M10.SING TO MYSELF

          Sing To My Self (David Paton / Tanya O`Sullivan & Anne Marie Tripolone) 【概要】 アルバム制作の終盤に追加された曲。 DavidとTanya O`Sullivan & Anne Marie Tripoloneによる共作 送られて来たDEMOはA.Piano,A.Guitar,E.Bass,Drums,少しのSynthesizerとVocalによるシンプルなものだったが、美しい曲なのでそれをあまり変えたく無

          有料
          100

          M10.SING TO MYSELF

          M9.OUT OF THE BLUE

          Out Of The Blue (David Paton) 【概要】 2016年にPILOTとして来日した時のメンバーである Dave Stewart (Drs),Clais Brown (Gt)が参加 彼らの音は消さないように、とのDavidからのお願いもあり、 そう言う制約の中、アレンジに着手。

          有料
          100

          M9.OUT OF THE BLUE

          M8.ISOLATED

          Isolated (David Paton / Hisa Tanaka) 【概要】 この曲は「Happy Traveller」よりも早い時期に作られていた。 同時期のHisaとDavidの共作は他に「Tokyo Sheepest pop」の ボーナストラックとして収録された「Paranoia」がある。 この曲についてもまた別の機会に説明したいと思う。

          有料
          100

          M7.MELODY IN MY MIND

          Melody In My Mind (David Paton / Tadashi Horio) 【概要】 Time Machine同様「Tokyo Sheepest Pop」収録の曲 元タイトルは「僕の中のメロディ」と言う、これもまたライブの定番曲。 この曲の[C](サビ)部分はSheepestバージョンでは8分の6拍子だが、 Davidは4拍子に変更し、それに合わせてメロディも変えている。 歌詞が英語になったのもあり、歌のリズムがかなり変わり、 それによって曲の雰囲気も変わ

          有料
          100

          M7.MELODY IN MY MIND

          M6.TIMEMACHINE

          Time Machine (David Paton / Hisa Tanaka) 【概要】 この曲はSHEEPのライブのエンディングを飾る定番曲として ファンの間ではよく知られている。特に小倉昌浩によるエンディングのギター・ソロは毎回大変熱く盛り上がる。 SHEEPの1stアルバム「Tokyo Sheepest Pop」でのこの曲は ドラム、ベース、ピアノ、数本のギターといくつかのパーカッションに リードボーカルとコーラス、それに加え、ストリングスとブラスセクション (共にP

          有料
          100

          M5.LIKE IT OR NOT

          Like It Or Not(David Paton) 【概要】 Davidから送られて来たデモはどこか80年代のポップなプログレッシブロック風だった。この曲がいつ頃作られたものなのか聞いてはいないけど、長い間眠っていた曲なのでは無いかと思う。 「好きに作り変えてもらっていい」と言う事だったので、 曲の骨格と感じたパート・・リード&バッキングボーカルとA.GtとS.E・・のみ残し、やはりどこかPILOT的な(Davidが喜ぶかどうか微妙だが)ポップなロックサウンドをイメージし

          有料
          100

          M5.LIKE IT OR NOT