見出し画像

カショギ殺害と日本のメディア

10月はじめにサウジアラビアの反体制派ジャーナリストのジャマール・カショギが殺害された。この事件の黒幕は、同国の皇太子ムハンマド・ビン・サルマンと広く報道されている。この事件で筆者が最も驚いたのは、その殺害の残虐性ではない。何に驚いたのか、それは、その残虐性に日本人が驚いた点である。というのは、皇太子の乱暴振りは、事件の前から広く知られていたからだ。

ここから先は

1,053字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?