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ベンチャー・スタートアップ・経営者に合う人材

少し大袈裟な題名になってしまいましたし、こういう話はホント色んな角度から考えなければいけないし、ケースバイケースであることは重々承知の上で、ある事象から「そうだな〜」と思ったことを書きます。ただ思ったことを書くだけなので、文字ばっかです。。。

何か問題があったときの行動でわかる

日々生活、仕事をしていると大小何かしらの問題にぶち当たります。

大きなことでいえば、システムがバグを起こして大変だとかありますし、小さいことで言えば、電車が遅延したとかコーヒーをこぼしてしまったとか。。。

こうした問題にぶち当たった時の反応は、こんな5つの行動に分類されるんじゃないかと思います。

  1. 問題の表面だけ捉えて、問題点を指摘するだけ

  2. 問題の本質は捉えているが、問題点を指摘するだけ

  3. 問題の中身や解決策を考えて・指摘するだけ

  4. 問題の表面だけ捉えてるが、その解決に向けて行動する

  5. 問題の本質を捉え、その解決に向けて行動する

私は何か社内外で問題があった時の自分以外の反応を見て、どれに分類するのかを決めてしまう癖があります。
そして、4や5のひとは評価する一方で1〜3の人は営利団体の組織、特に小規模なベンチャー・スタートアップのメンバーとしては「経営として」は戦力にならないと思ってしまいます。

「経営として」と敢えて書いたのは、1〜3の人の中でも忠実に任務を遂行できる人は多くいて、オペレーションはこなせるということです。
ただし、小規模な組織の中では、時代の変化などに上手く対応し、自身で考えて変えていく力を持った人が必要です。。。オペレーションをこなすだけの人は大企業や大きな組織では重宝されますが。

問題の表面だけ捉えて、問題点を指摘するだけ

例えば、

エアコンが故障してオフィスが暑いとき
「暑いよ〜こんなんじゃ仕事に集中できないよ〜」と不平を言ってパタパタ団扇を仰ぐ人

例えば、

会議室に入ったら会議室が臭かったとき
「臭っ、何これ」と言うだけで何もしない人

ちょっと上記の例は、あからさま過ぎるので良い例ではないかもしれないですけど、何かあった時に問題点を指摘、不満を言うだけの人、こういう人は組織の規模に関わらず経営人材としては活躍が難しいだろうし、ベンチャーやスタートアップには向いてないかもしれません。

問題の本質は捉えているが、問題点を指摘するだけ

同じ事例で考えた時、

エアコンが故障してオフィスが暑いとき
「暑いよ〜これエアコンの室外機のあの部分が故障してるんだわ、直さないとね」とちゃんと何をすれば直るのか分かっているのに、言うだけで行動をしない人

会議室に入ったら会議室が臭かったとき
「臭っ、何これ!前の会議がランチミーティングだったから弁当の臭いだな。」と言うだけで何もしない人

この人たちは問題の原因(本質)を理解してるのに解決策を考えて行動できない人。

XXのコストが上昇してしまっているから利益が下がっている、YYエリアの営業数値が下がっていて、その要因は競合の営業強化であるとか、問題を見つけるが、それを指摘するだけで解決策まで考えていないのです。

大きな組織なら考える部門と実行する部門が分かれていたりするからそれでも良いのかもしれないが、小規模な組織の場合、ちょっとして問題でもすぐに自身で解決してしまうような行動力も求められ、思考だけでは意味がないのです。

問題の中身や解決策を考えて・指摘するだけ

このタイプは実は一番優秀っぽく見えるのかもしれません。
でも実際何もやっていないのです。

何か問題があった時、何故それが起きているのか、何をどうすれば解決できるのかを必死に考えてくれることは良いのですが。。。

ただし、考えているだけで、行動がないということは、結果、何も生み出していないわけです。
スピード感や行動力が重要なベンチャー・スタートアップにおいて、思考だけで止まっているのは、意味を持ちません。

問題の表面だけ捉えてるが、その解決に向けて行動する

行動するだけ偉い!
ただ、結構浅い思考の中で意思決定をして行動してしまう人がこのタイプ。

小規模な組織にとって動き続けることは重要ですが、問題の本質を捉えないまま行動することは、二度手間などが発生することもあり、あまり良くない。

例えば、
営業で新規案件が取れないという問題があったときに、深く考えず「じゃあ、テレアポします!」って行動する若者なんて多い気がします。

そもそも新規案件はリードは取れてるけど受注できてないのか、受注はできてるけどリードが取れてないのか、しっかり見極めて行動するべきですが、なんとなく行動してしまうと良い結果に繋がらず、そういうロスが小規模な組織では命取りになったりもしてしまうわけです。

とりわけ経営者は重要な意思決定・行動をすることが多く、そんな中浅い思考で行動してしまうなんてことは決してあってはいけないのです。

問題の本質を捉え、その解決に向けて行動する

思考と行動を並行でできる人。このような人はどの組織でも欲しがられますが、特にベンチャー・スタートアップからは求められ、経営者気質もあるのではないかと思います。

3番目の「問題の中身や解決策を考えて・指摘するだけ」の人も良いのですが、彼らは自分が行動して失敗した時のリスクを考えていたり、そもそも行動に耐えうる思考ができていないのかもしれません。自信がない、もしくは自分で責任を負う覚悟がないのかも。

一方で、思考と行動を並行にできる人は、思考の上でにできた確固たる仮説やロジック、自信があるからこそ、すぐに行動ができるし、例え失敗したとしても、仮説などがしっかりしているので、失敗から学びまたすぐに行動することができます。
だから、何か横から突っ込まれても、自分の決めた行動を説得力持って話すことができます。

そしてこういうやり方を常日頃からやっている人は癖がついてきて、スピードもついてくるので、思考と行動のスピードがどんどん速くなっていきます。こうなってくると経営者思考と言えます。
壮大な経営課題でない限りは、「ちょっと1日考えます」なんてことはありません。バーっと頭で整理したりホワイトボードや紙に書いて整理して、本質をまとめ、じゃあどんなアクションがあり優先順位はどうなのかをすぐに出すことができるのです。

こういう人は、組織を前に動かすことができます。
停滞、維持をしていたら小さな組織なんてすぐに淘汰されてしまいます。
常に動きながら考える、考えながら動く、これができる人がベンチャー・スタートアップ・経営者に合う人材だと思います。

そんなマインド持ったエンジニアいたら是非!PMは凄い人が参画してくれることになって、私は暇になりそうだから経営に集中します。


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