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デジタルのまちへ

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ふじみ野市をもっと、デジタルに! みんなに便利で、人口減、高齢化、労働の自動化を見すえて、持続可能なまちを目指します。
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記事一覧

人吉市:豪雨災害後の防災対策をまなぶ

 先日、熊本県人吉市を訪問し、水害の防災体制について、情報や資料などをいただきました。市役所、関係者のみなさま、誠にありがとうございました。  人吉市では、令和2年7月3日から4日の間、420ミリの雨量がありました。この豪雨で死者21人、住宅の破壊3,398世帯と、大変大きな被害を受けました。道路、橋、鉄道なども損壊し、JR肥薩線と第三セクターのくまがわ鉄道は現在も、復旧していません。    人吉市では、水害を受けて、以下のような新たな防災対策に取組みました。太字の内容は、

「日台交流サミットin台南」に参加します!

 本年7月29日~30日に、台湾台南市で開催される「日台交流サミット」に、埼玉県日台親善協会は参加します(私坪田は事務局長として)!   同サミットは、全国日台友好議員協議会が2015年から始められた、台湾との関係を重視する、全国の地方議員の先生が一同に会する会議です。今年は10回目ということで、台湾の台南市議会が主催します。  日程は、29日15時~17時がサミット大会、18時~21時が懇親会となっています。台南、台湾、そして日本の地方議員の先生、地方各界の方がたと交流

熊本を訪問しました。地震防災施策のまなび

 先日、熊本市を訪問しました、熊本市で日台関係の推進に努めていらっしゃる山本浩之市議会議員のご協力をいただき、平成28年熊本地震について「熊本市 震災記録誌」をいただくことができました。  山本先生、熊本市、同市議会事務局のみなさま、お力をいただき、誠にありがとうございました(上の写真、熊本市資料より)。   熊本市の地震の教訓を受けた取組みでは、以下のものが事例として挙げられます。 「校区防災連絡会・避難所運営委員会の設置」「LINEを活用した情報発信の仕組みづくり」「応

議会で「産業振興政策」について質問しました。

 12月11日、ふじみ野市議会で、一般質問で「産業振興政策」について市役所の考えを聞きました。    (趣旨)産業振興政策を取り上げたのは、ふじみ野市の生産額が近隣自治体に比べ、かなり低いことによります(下記参照)。  日本経済はこの30年間、低迷していますが、大都市近郊圏におけるその悪い原因例が、本市に集まっている可能性は高いと考えられます。そこで、「生産額の成長に必要な施策」「本市企業のデジタル化支援策活用事例」「女性の賃金上昇の支援策」「産業戦略の策定」について質問し

酒田市のデジタルテクノロジーを用いたリビングラボの取組を視察しました①(デザイン思考の行政)。

 1月17日、山形県酒田市で、同市の「デジタルテクノロジーを用いたリビングラボ」の取組を視察しました。ご協力いただきました酒田市議会事務局、デジタル変革戦略室の皆様、大変ありがとうございました。今回は、リビングラボの内容について報告します(写真、図画はことわりがないものは酒田市HPより)。 ①視察の理由:  ふじみ野市では、常々、現役世代や若い方の意見を聞く、集める施策がないと考えていましたが、酒田市は、リビングラボという方法で、若者の本音の聞取りを行いました。しかも、課

日本一女性が働きやすいまち宣言の酒田市を視察しました。

 1月17日、山形県酒田市で、同市の「日本一女性が働きやすいまち」宣言の取組を視察しました。ご協力いただきました酒田市議会事務局、地域共生課の皆様、大変ありがとうございました。  日本の経済低迷は、男女賃金格差が主要因の一つとされます。他の先進国と比べて、女性の賃金が上がらなければ、一人当たりGDP、GDPが下振れします。では、女性の収入増加を目指した酒田市の取組をみてみましょう!(上の写真:酒田市HPより) 1.所感  酒田市が考える「日本一女性が働きやすいまち」とは、「

酒田市のDX戦略の取組を視察しました②(地域のDXと共創の産業振興)

 1月17日、山形県酒田市で、同市の「デジタルテクノロジーを用いたリビングラボ」の取組を視察しました。ご協力いただきました酒田市議会事務局、デジタル変革戦略室の皆様、大変ありがとうございました。ご報告の2回目となる今回は、デジタル技術の利用と普及という同市のデジタル変革戦略の内容、酒田市の取組む「共創」の産業振興について報告します。  (所感)  酒田リビングラボは、地域の課題解決にデジタルテクノロジーを開発し、これを利用することは、非常に先進的です。こうしたデジタル技術を

スマートシティ・台北をみてみる

 7月に台湾を訪問した際、台北市に滞在しました。台北市はスマートシティの世界ランキングで4位(2021年、IMD:International Institute for Management Development認定)となっています(ちなみに東京は84位)。  台北市から資料をいただいたので、ご紹介します。  そのコンセプトですが、「住み続けられる」「都市国際化」「産業のグローバル化」の3つが掲げられています。  次に、担い手ですが、2016年、台北市資訊局に、「台北スマ

1人あたりGDP、台湾、韓国と同水準に

 1人あたり名目GDPですが、IMFの発表では、2022年、日本は世界ランクで、33822ドルで31位でした。G7の中ではイタリアにも抜かれ、最下位です。  アジアではシンガポールが、82808ドルで6位、香港が49226ドルで20位で、日本を上回っています。台湾は、32643ドルで33位、韓国は32250ドルで33位、マカオは31539ドルで37位です。 ちなみに一人あたりGDPの購買力平価ですと、台湾、韓国、マカオにも抜かれ、日本は38位です。旧東欧社会主義国のチェコと

議会で、プログラミングなどのフリースペースの開設について質問しました

 9月13日水曜日、ふじみ野市議会で一般質問を行いました。質問は、「プログラミングなどのフリースペースの開設」です。  この質問の趣旨は、「子どもたちにデジタル技術を養ってもらいたい」 「このスペースの活動は、地域の大人やビジネスに良い影響を与える」というものです。日本経済の低迷は、IT化の遅れの要因が大きく、このことは、子どもや地域の将来にも影響を与え続ける可能性が高く、これを何とか克服したいという願いがあります。 【質問】  日本の子どものパソコン保有率は3割前後と言われ

ふじみ野日台親善協会、台湾高雄市の児童福利センターを視察訪問しました!

 12日午後3時半、高雄市社会局児童福利センターを訪れ、同センターを視察しました。同センターには、児童早期療育(発達支援)発展センター、親子館、一時預かりセンター(平日日中)、遊戯空間などの施設があります。また、子育てに関する様々なカウンセリングをしています。  同センターのHPと、FBはこちらです。 https://www.facebook.com/profile.php?id=100063876433155 親子館は、子どもの年齢が3歳未満を対象としており、「自宅で

ふじみ野日台親善協会、台湾高雄高校を視察訪問しました!

 12日午後2時、訪問団は、高雄市立高雄高級中学(高校)を訪れ、荘福泰校長とシーディングティーチャーの林晶瑩教師から、英語教育のIT化についてレクチャーを受けました。なお、高雄高校は、1922年に創立。現在でも当時の赤レンガの建物が使用されています。 林先生のレクチャーは以下のとおりです: ・高雄高校では、まずグーグル認定教育者レベル1と2の認証を受けました。 ・2020年の第1学期(秋)にG Suiteを用いたデジタル教材を教学に導入しました。 ・教材、教科書の単語説明動

ふじみ野日台親善協会、台湾のデジタル技術企業を視察訪問しました!

ふじみ野日台親善協会は、奥山代表と私事務局長の坪田、ほか2名の方の計4名で、7月11日と12日、台湾高雄市を訪問し、市内のデジタル技術企業、市児童・女性関係施設、高雄高校、AI教材開発学習塾、台湾籍老兵文化協会を訪問し、視察、交流を行いました。 12日午前、訪問団は、デジタル科学技術企業である方陣聯合數位科技股份有限公司(phalanity)を訪れ、朱 伯倫CEOなど同企業幹部と会見しました。同公司は、主にVR・ARなどのバーチャル映像(移動式イマーシブ(没入型)シアター、

台湾高雄市を視察訪問しました!(ふじみ野日台親善協会:高雄市政府を訪問)

 ふじみ野日台親善協会は、奥山代表と私事務局長の坪田、ほか2名の方の計4名で、7月11日と12日、台湾高雄市を訪問し、市内のデジタル技術企業、市児童・女性関係施設、高雄高校、AI教材開発学習塾、台湾籍老兵文化協会を訪問し、視察、交流を行いました。    今回の訪問視察は、台湾の駐日代表処、高雄市政府、新台湾国策シンクタンクの協力で、実現いたしました。ご協力をいただきました皆様、また、視察訪問を受け入れてくださいました皆様、心から御礼申し上げます。 高雄市政府を訪問  11日