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悩み癖のあるあなたへ、心が楽になる思考

あなたは何か出来事があるたびにイライラやモヤモヤ、「なんて自分はダメなんだろう」と、すぐ悩んでしまいませんか?

周りの人を見るとなんともなく対処できているのに、自分は考え込んでしまうことはありますよね。

それは自分の思考の癖が関係しているのかもしれません。

この記事ではそんな思考の癖や考え方について紹介していこうと思います。


不安を抱きやすい人の特徴

不安を抱きやすい人は、真面目な人や物事を深く考えすぎる人が多いとされています。

例えば、仕事の場面で上司から仕事を任されたとしましょう。
不安の強い人は「自分にできるかな」と初めから不安になりやすいです。
気楽な人の場合は「自分に任せてください」と快く引き受けられるかもしれません。

そんな人を見て、「よっぽど自信があるんだろうか」と考えることもあるでしょう。

しかし、これは性格であり個性です。考え込む人は、慎重に物事を考えますから、不安も抱きやすいです。気楽な人は、簡単に言えばあまり深く考え込まない性格です。
そういった、良し悪しではなく個性の影響で、不安を感じやすい人とそうでない人が出てくるのです。

出来事の捉え方

何か嫌なことがあったら落ち込む、もう立ち直れなくなる、そういった考え方が当たり前のように感じていませんか?

あなたは、気持ちが落ち込む時は何か嫌なことがあったからだと感じるかもしれませんが、実は自分の思考の癖が原因かもしれません。嫌な出来事が原因ではないのです。

なぜなら、同じ出来事に遭遇しても平気な人もいれば、落ち込んでしまう人もいるからです。この違いは考え方の癖にあります。

例を挙げると、同じような仕事のミスをした人がいるとして、「自分は何もできないやつだな」と考える癖がある人がいます。
あるいは「もうミスをしないように次また頑張ろう」と思える人がいるかもしれません。

つまり、何が起きたかではなく、自分がどう思ったかという心の構えで物事の受け取り方が変わるのです。

そして、物事の受け取り方は自分でコントロールすることができます。自分の身に降りかかる嫌な出来事は変えることはできませんが、自分自身の考え方は変えることができます。
考え方一つ変えるだけで、落ち込んだ気分にならずに済みます。

自分の考え方の癖と向き合う

自分の考え方の癖に気づくにはどうしたら良いのか?その手順について紹介します。

①何かしらの出来事が起きたときに、自分がどのように感じたのか思い返す

②そのとき、どのような気分になったのか考える

③なぜそう考えるに至ったのか考える

④今までの人生を振り返って考え方の癖を考察する

上記の手順を踏むと、自分の思考の癖が掴みやすくなります。

具体的に例を挙げて説明します。

①友達と連絡しているとき、急に返信が遅くなった。自分は何か失礼なことをしたのではないかと思った。

②不安な気持ち、悲しい気持ち、焦りの感情が出てきた。

③過去に友達に失礼なことを言って関係が悪くなったことがある。

④元々、真面目な性格、両親は勉強を頑張るあなたに期待し、自分もそれに応えようとしていた。常に両親の顔色を伺っていた。

①②で、自分がある出来事に対して後のように反応してしまうが振り返ります。

③④で、自分の過去や自分史を振り返ることで、なぜ自分は①、②のように思ってしまったか、考え方の癖を見つけ出すことができます。

考え方の癖を見つけたらどうする?

最後に、考え方の癖が大まかにわかったら、再び出来事、感じ方に戻ります。

先ほどの例で言うと、①では「本当に自分が失礼なことをしたのか?」「相手が眠っただけではないのだろうか?」「疲れているだけではないだろうか?」などです。

このように、自分がどう考えたかに対して反証を考えることで、②に変化が生じます。つまり、自分の考え方次第で気持ちも変化できると言うことです。

これを繰り返すことで、自然と悩み癖から抜け出せるような思考の癖が身につきます。

まとめ

今回の記事では、悩み癖のある人はどう言う特徴があるか、どのような思考の癖があるかについて紹介しました。

嫌な気持ちにさせられるのは、出来事が原因ではなく、自分の思考の癖が原因の場合があります。

出来事に対して自分がどのように思ったか、なぜそう言うふうに考えるに至ったか考察することで、気づきが得られます。

その考え方に対して反証することで自然と悩み癖から抜け出せるようになります。

悩み事が多くて辛いあなたも、思考の癖に気づくことから始めてみませんか?

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