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#04 とろみをつけた和風スープをつくる

とろみをつけた和風のスープの定番に、かきたま汁があります。スープにとろみがついていると、溶き卵を加えた時にふんわりときれいに仕上がります。とろみをつけた和風のスープとして、かきたま汁にチャレンジしてみましょう。

🗺 設計図

まずはかきたま汁の全体像を確認しましょう。白色の枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。

🥦 食材

ふんわりした卵の食感に合う、食材の組み合わせを考えてみましょう。

豆腐の食感とふんわりした卵は相性が良い組み合わせです。きのこ類をプラスしても良いでしょう。小ねぎや三つ葉などを加えるとアクセントになります。

🧂 味付け

だし汁にしょうゆで風味づけをします。必要に応じて塩で味を整えましょう。

しょうゆと同量のみりんを加え、甘めに仕上げてみても良いでしょう。卵の甘さも加わり、優しい味に仕上がります。

💡 めんつゆを好みの塩加減にうすめてスープにしてみよう

めんつゆはだし汁、しょうゆ、みりんをベースに酒や砂糖などで味に深みをつけた調味料です。めんつゆを好みの塩加減になるように薄めるだけで、卵の優しい甘みと相性の良いスープが手軽につくれます。

🥘 調理のポイント

以下の点を意識してやってみましょう。

💡水溶き片栗粉をつくってみよう

スープにとろみをつけるための水溶き片栗粉は、あらかじめつくっておきましょう。片栗粉に倍量を目安に水を加えてよく溶かします。片栗粉は沈みやすいので使う前にもう一度よくかき混ぜましょう。

💡卵を入れる前にとろみをつけよう

具材に火が通り、味つけをしたらとろみをつけます。スープが煮立ったら一度火を弱めて、水溶き片栗粉を少しずつ回し入れましょう。中火にもどして1分ほど加熱するとしっかりとろみがつきます。

水溶き片栗粉は、だまにならないように少しずつ加えましょう

💡卵をふんわり仕上げよう

卵は卵白を切るようによく溶いておきましょう。スープに溶き卵を入れるときは、少し火を弱めて、スープがふつふつとしていいるところに箸を伝わせながら少しずつ回し入れます。スープを混ぜながら入れると1箇所に固まらず、失敗しにくいです。

卵をすべて溶き入れたらすぐにかき混ぜずに、一呼吸おくのがポイントです。すぐに触ってしまうと卵が散って汁が濁ってしまいます。卵は煮すぎると固くなってしまうので卵がふんわりと浮き上がってきたら、お玉でやさしく全体を混ぜ合わせてかるく卵をほぐしましょう。

とろみの付いたスープに卵を入れると、ふんわりときれいに仕上がります。

🎥 お手本動画

設計図をもとにした調理例を紹介します。

かきたま汁

※ 動画のテロップについて
動画には解説のテロップが挿入されています。歯車のアイコンから、字幕 => 日本語 を選んでご視聴ください


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