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「まだ」、大学生と思い始めた人。書きながら考えるのが好き。

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Work won't love you back.【24卒就活

"Work won't love you back."という言葉があるらしいことに気づきました。労働はあなたを愛し返してはくれない、という意味なのかと思いますが、就活をしているとまぁ染みてくる言葉です。  仕事は、たいていの人にとっては人生の時間の少なからぬ部分を割くものでしょう。でも、それでも働くことを選択する人の方が多い。お金を稼ぐため。社会が成り立つため。好きだから。名誉の為。動機はきっと様々ななんでしょう。  企業の選考では、「何故この企業でなければならないのか

    • 「自分らしさ」に囚われない

       CMは、「『自分らしさ』を取り戻す」と繰り返す。それがどんな意味を含んでいて、何故使われるのかを、気づいたら考えずにいてもいいなんて、あんまりじゃないか。なんてこと、商品が売れる事が大事な人にとっては、きっと重要じゃない。  電車の優先席あたりの脱毛広告。学生を狙ってか、割引されていた。後は、指環のラグジュアリーだったり、人生の一度キリの体験だったり、旅行だったり、それらが「自分らしさ」を作りますよと訴えている気がする。「モノ」から「コト」へ、みたいなことなんだろう。

      • 教える立場になったら、

         高校生までの、一方的に教えて貰う立場とは異なる状況に、あ、ちょとまてやっぱり書き出しを変えよう…. うんーん…  木漏れ日がやさしい季節になった。視界が、妙にオレンジがかっているように見える。青々とした空は確かにこの目に入れることが出来るが、夏のそれとはまた違う表情を見せている気がする。うん、これでいい。  学生最後の夏が終わった。それなりにしたいこと、するべきこともした。元から「後悔」というものをあまりしないから、特に悔いやまれることもない。今夏の例に漏れずだったけ

        • 自分をまた見つめ直すのです

           中秋の名月とかで、母さんが団子を購入して帰ってくる。時間は記号を与えなければ実に無味乾燥としたものだ。味がなくなって打ち捨てられたガムと、同じ。季節や時間の区切りを楽しめることは、きっといいことだ。17時の太陽の位置が違うのも、深緑が道を鮮やかに染めていくのも、ろうそくの数が一本ずつ増えていくのも、なんだか、あらゆる生き物に必要な気さえしてしまう。  と、私は気づけばいつも「時間」や「季節」、「今の環境」についての言及から文を連ねはじめている気がしている。いきなり本題に入

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          これからの大学生活

           学生生活も、もう一年もない。気づけば2023年も6月を迎えそうで、あれもう半分終わっちゃいそうな感じ⁉のペースが年々早まっていることに危機感を覚える。毎日それなりに新しいことを学んでいるはずなのに、一日が滔々とすぎていく。あと一年ないくらい、学生としてどう過ごそうか…  社会人になってしまえば、淡々と市場のために「商品」を作る事に少なからぬ時間を費やす労働の日々である。確かに、その生活は「資本主義」というシステムに組み込まれている。大学生になって嫌というほど、この地球とい

          これからの大学生活

          大学生日記 棘日

           面接がうまく行かなかったのです。最後まできて、最後まで来たのに、準備もたくさんして(でもそれは主観に過ぎなくて)、いざたどたどしくなってしまう自分に、嫌になります。  なんか、みんな凄いんですよね。「みんな」って、誰だよってなると思うかもしれませんが、うるせぇですよそのまま言わせてください。  みんな頑張ってさ、私は頑張って疲れたんじゃなくて(そういう側面もあるかもしれないけど)、みんなみたいに普通に頑張れなくて疲れちゃった。  あるyoutubeの動画にさ、平日は「

          大学生日記 棘日

          大学生日記 乱高下

           今の日本は、GWだなんだと騒いでいる。私の場合は就活などもあり、そんなに関係ないから別に気持ちの大きな高揚などは特にないのだけれど…ただ空を見れば、晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、風が強く吹いたりを速く繰り返している最近だった気がする。  とあるマスメディアは、GWを終えることを「現実に帰る」的な表現で垂れ流していた。編集者の意図は、そういうところにあるようだ。クソみたいな現実(は言い過ぎだと思うが)が返ってきたよ日本国民の皆様、とでも言いたいのだろうか。はてさて。

          大学生日記 乱高下

          ジェンダーと仕事

           ジェンダーレスって、言葉が時々「胡散臭さ」と思う時があります。性別や性差に囚われないことって、まぁ大事だとは思うですけど、全部を否定することって、もう人類滅んだ方がいいんじゃないという考えにつながると思うからです。  私はわがままですけど、滅びたくないので、ある程度の「性別」という概念は必要だと思います。ジェンダーレスという考えが大事なら、私はそもそも「仕事で頑張る」ということに意味があると思いません。「仕事」というのはどうしても男性的になることだと思います。利潤(他者に

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          大学生日記 春風駘蕩

           強い雨に打たれる。  雲間から指す日光が意外に強く、暑い。  窓から吹き込む風は、おだやかでは、ない。  春と言えど、「天気」というのは実に変化している。「天」の気、という表現は言い得て妙だ。でも振り返ると、なんだかのどかな日々だったなという風にカテゴライズしてしまっている。日々の小さな変化というものを、思い出は残酷に消し去っていくのである。「人」というのは、「天」に比べて幾分か分かりやすいものを求めるのだろう。  大学の講義が、本格的に始まっていた。あぁこれこれ。少し

          大学生日記 春風駘蕩

          社会人に主体性は必要か【24卒就活】

           就活生、ひいては社会人に、「主体性」なんて必要ないと思うんですよという主張を最初に書いておきますね。これがこの記事の出発点です。正解ではなく、仮の拠点のようなものです。  会社が求めているのは、どんな人材でしょう。まぁ色々あるでしょう。就活をある程度やって来て思ったのは、「波風立てない人」です。主体的に従属的になれる人だとも思います。  よく個性とか、主体性が大事だと言われますけども、私は嘘だと思っています。社会人にわざわざ個性なんて必要ない、くらいに思っています。会社

          社会人に主体性は必要か【24卒就活】

          「現実」が変わるんだ

           最近の若い人たちは結婚式を挙げることに消極的らしい、という記事を見た。ずいぶん大きな主語だが、少なくはないらしい。まぁ、「らしい」という推定調でしか語ることが出来ない以上、これから言うことはひどく雲散霧消としているんだろう。  「今の若い人は現実を見ているんですよ」  なんてコメントも見た。現実を見ているから、結婚式なんて無駄なことをしない。なるほど、そういう意見もあるが、なんだか変に思える。今の若い世代は現実を見ていて、そうではない人は現実を見ていないなんて大雑把な区

          「現実」が変わるんだ

          私は常に出遅れていることにする

           この世のすべての人間は、  私にはない素晴らしい素養を持ち合わせている  なんとなくそんな気がするんです。これは「私なんて…」という自身を否定するだけの劣等感というよりも、私が他者を尊敬する為に必要な姿勢だと考えています。  他人より秀でている事、或いはどこかで劣っていること、そういうのを人間は気にするのでしょう。私も、例えば就活中でそういうことを意識してしまったこともありますし、過去にも似たような経験があります。みなさんは、どうでしょうか。  私には、得意だと言える

          私は常に出遅れていることにする

          大学生日記 桜散

           勢いを見せていた桜の開花がいつの間にか終わり、花びらは眼下に収まるようになった。それどころか、眼下の桜さえ消えている。誰かが掃いたのか、風が運び去っていったのか、知る由もない。  テレビのニュースでは、入社式だの入学式だのが数年ぶりの行われているとかなんとか。普通を取り戻せてよかった、という人もいるだろうか。  バイト柄、中高生の話を聴くことが多い。楽しい上に、情報収集も出来るから、これで金がもらえるとは何とも有難い。ある折、「学歴だけ欲しい」という意見をとある子から聞

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          大学生日記 初春

           就活とほんの少しの気休めで埋め尽くされた春休みが終わろうとしている。喉が凍るような白い吐息も、首を覆うストールも必要ない日の連続は、悲しさと期待と不安とワクワクを混ぜた思いを浮かび上がらせていく。しばらくすると、あの鬱陶しい夏がやってくる匂いさえする。それを考えるだけで、なんだか心はワクワクした。  リポビタンを棚から手にとろうとした時、この疲れを癒すために必要なことはこれでは無いと思った。飲み薬でも、錠剤でもない。そうだね…これからの人生の幾度となくやってくる疲労や閉塞

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          欲が無い人の歩き方

           今日も今日とて、就活、の割に結構暇なんですよねぇ。就活以外の時間は、まぁ自己分析とかテスト対策とかバイトがあるにはあります。けど、スケジュールがパンパンでもない。誰かと遊びにくわけでもない。まぁ暇である。就活が仮に今終わったとしても、えでも暇だからなという意味で続ける意思があるくらい。  散歩ついでにスーパーマーケットに寄ってみる。でも、てんで欲しいものがない。お菓子も別にいらない。ジュースもいらない。お酒も身体が上手く分解できないから飲めない。何もいらない、何も欲しくな

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          もう踊るしかない【24卒就活】

           面接、落ちマシたぁ!  でもね。最近いい言葉覚えたんです。  マジカルワぉード。  それが、「もう踊るしかないな、これ」です。辛いですよ。えぇ、全然面です。今まで積み重ねてきたものが、「少しの違和感」で崩れるんです。うはぁ、まじか。マッチングがこれか。  でも、そんな時は「もう踊るしかないな」って言うんです。そんで、vaundyの「怪獣の花唄」とか、ウルフルズの「えぇねん」ばち流して踊っちゃえばいいんです。  ポジティブが正義、とは思いません。でも、私の好きなヒーロ

          もう踊るしかない【24卒就活】