■----------------------------------------■
【アップルが減収、中国販売が低調】
#0030
2024/1/18　　
□----------------------------------------□
 
Apple announced on January 29 that the sales for 1 quarter fell 5% from the same quarter a year ago to 84.31 billion dollars (about 9.2 trillion yen).
The sales of the main product "iPhone” in China fell below expectation, falling below the previous year's results for the first time (     ) 9 quarters.

■（     ）内の単語は、どちらが適切でしょうか？

(ア) on
(イ) in

■単語

・quarter　4半期
・fall below　下回る
・expectation　予想、期待

■和訳

アップルは29日に、第1四半期期決算は、売上高が前年同期比5%減の843億1000万ドル（約9兆2200億円）と発表した。
主力商品である「iPhone」の中国販売が予想よりも落ち込み、9四半期ぶりに前年実績を割り込んだ。

■（     ）内の答え

(イ) in
になります。
 
for the first time in ～ quartersは、「～四半期ぶりに」ですね。
～には数字（1,2,3）が入るので注意しましょう。

■解説

from the same quarter a year agoは、「前年同四半期から」になり、本文では「前年同期と比べて」、「前年同期比」と訳しています。
また、period（期間、時期）を使って、
from the same period a year ago
と表現する事もOKです。
 
fall belowは、「下回る」ですね。
fall below expectation（予想を下回る）
falling below the previous year's results（前年の結果を下回る）
になります。

■特集

本日の特集は、「仕事・働く」を表現する際に使われる、「job・work」の違いを説明します。
 
・job　＝具体的な仕事内容、職業、ポジションを表現し、名詞として使われます。
≪例≫
My job is cook.
（私の仕事は、料理人です）
I’m looking for a job.
（私は、仕事を探している）
→職業やポジションを探しているので、workではなく、「job」になります。
 
・work　＝働くという行動全体、労働、働く場所を表現し、名詞/動詞のどちらでも使われます。
≪例≫
Where do you work？
（いつ働いていますか）
I have work today.
（今日、仕事があります）
→「働く」という行動を表しています。
 
ポイントは、
「job」は、数えられる名詞としてだけ使われて、
「work」は、動詞と、数えられない名詞として使われる
になります。

■編集後記

アップルが、16年7～9月期以来、9四半期ぶりに減収となり、ティム・クック最高経営責任者（CEO）は「とりわけ中国の経済環境は、我々の当初の予想よりも著しく厳しかった」と振り返っていました。
 
製品別では、稼ぎ頭であるiPhoneの売上高が15%減となり、業績全体の足を引っ張っています。
 
ティム・クックCEOは、「かつてと比べて、顧客が古いiPhoneを長く保有し、買い替えなくなった。それに、新興国を中心としたマクロ経済の変調が加わった」と第1四半期（10～12月期）を総括し、中国を震源とするスマホ事業の低迷を改めて認めていました。
 
これまでアップルは、豊富な資金力を生かして最先端の電子部品技術を駆使してきましたが、「中国の電子部品メーカーが実力を上げてきた事で、iPhoneと同等以上の性能を半値以下で提供できるようになった」と説明しています。
 
iPhoneユーザーの筆者としては、中国メーカーが同じ水準のスマホを安く提供できるからといって、乗り換えるつもりはありません。
 
ただ、次世代スマホの本命とされる、折り畳み可能なスマホ「フォルダブル」について、ファーウェイのほかOPPO（オッポ）などの中国メーカーが、2019年内に発売する見通しなので、アップルにも追随して欲しいものです。