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美術館や博物館などを巡りフリーライターをしているtabihitujiです。 アート観賞…

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美術館や博物館などを巡りフリーライターをしているtabihitujiです。 アート観賞の素敵・好き・何これ?などをお伝えします。

最近の記事

ポップでちょっと毒気のある、オザキエミ「Good something for you」

イラストレーター&アーティストであるオザキエミさんの個展を観てきました。ポップで少し毒気のあるキャラクターは観ていて癖になりそうな絵です。 「Someday girl」はお化けとの共存でしょうか。夢の中か、現実か、「元気?」と普通に話かけているお化けと、お腹を書きながらスプーンを持っているガール。寝室にあると面白いかもしれません。 パネルになっている作品を下から見ると、そこには「Someday girl」と描かれていました。 2色で描かれている作品を紹介しましたが、この

    • アートの街、渋谷のパブリックアート

      渋谷駅から渋谷公園通り付近で見つけたパブリックアート作品をまとめてみました。 まずは渋谷の歴史がわかるアート。渋谷地下鉄のA6出口付近のしぶちかには、渋谷の歴史が見られる一角があります。 実はこれは展示室ではなく緊急避難場所に使われるようですが、写真に引き込まれてしまいました。こちら見学自由です。 渋谷公園通りに着くと植込みアートの作品がたくさんありました。 植込みアート①モヤイファミリー!!よく見るとモヤイではないかも… 植込みアート②本のない絵本棚とポスト、蛇口

      • PINK NUDE展 ”最後の晩餐”「The Last Supper」

        YU NAGABAさんのEXBITION 有名ブランドとコラボレーションをしている、長場雄さんの個展が東京・代官山で行われました。代官山のルーフミュージアムのオープニングのイベントです。 長尾さんは幼少期をヨーロッパで過ごし、そこで油絵を教えてもらう機会があったそうです。今の黒一色のスタイルになるまでは、いろいろな作風を描いていたそうです。 4メートルほどの幅のキャンパスに描かれた「THE LAST SUPPER」”最後の晩餐”。夏のバカンスがコミカルに描かれています。

        • ブラジル風「最初の晩餐」ロメロブリッド展

          ブラジルのポップアートのロメロブリッド展を観てきました。リオのオリンピックやFIFAワールドカップでオフィシャルアートを手がけたアーティスト。 楽しさあふれる作品が特徴です。最も観たかった「最後の晩餐」ならぬ「最初の晩餐/first supper」は、とてもコミカルで明るい晩餐。人物全員に頬にハートが描かれています。 陶器や生地でできたキュートなキャラクターが雛壇に、 前列はぬいぐるみっぽいソフトな作品。 展示販売なのでお気に入りは購入することも。さて一番お高い絵はどれ

        ポップでちょっと毒気のある、オザキエミ「Good something for you」

          ガウディ建築も3Dプリントで作る時代がやってくる!?

          未来をひらく窓ーGaudi meets 3D Printingを観てきました。本場スペインのカサ・バトリョ、カサ・ミラ、カサ・ビセンス、グエル邸、グエル公園などの協力のもとに作られた3Dプリントのガウディの窓です。 テーマーは3つ、光、風、音。 太陽と月の窓がこちら、 部分的にステンドグラスがはめ込まれ、地球儀のように回転するようです。 風が巡る窓がこちら、細かい穴が立体的になっていて大きなスピーカーのようにも見えます。 音の窓がこちら  未完成で有名なサグラダファミリ

          ガウディ建築も3Dプリントで作る時代がやってくる!?

          The Taro Okamoto Memorial Museum

          One of the famous Japanese artists,Okamoto Taro, I visited the Okamoto Taro Memorial Museum in Aoyama. He had created many art in the museum, so it was very comfortable art place for him. The theme for this exhibition is "A Face is A Unive

          The Taro Okamoto Memorial Museum

          エスパス・ルイ・ヴィトン東京 日本初公開 GILBERT&GEORGE展

          英国の現代アートのアーティスト、ギルバート&ジョージの作品。 「CLASS,WAR,MILITANT,GATEWAY」という階級社会が描かれている3つの作品。作品は10mにも及ぶ大作でとても迫力があります。 1つ1つの作品をよくみると小さいフレームを碁盤の目のように廃列して大きな作品に仕上げています。 作品に描かれている男性の一人一人の仕事着にも注目していただきたい。階級社会が色濃く写し出され、赤・黒・青の配色が何かを訴えかけているような迫力です。 どれも想像を超える大

          エスパス・ルイ・ヴィトン東京 日本初公開 GILBERT&GEORGE展

          92歳アルゼンチン生まれの現役アーティスト!!銀座エルメスで初個展

          ジュリオ・ル・パルク日本初個展を見てきました。ジュリオ・ル・パルクはアルゼンチン生まれの92歳の現役アーティスト!日本での初個展を銀座エルメスフォーラムで開催。 銀座のエルメスに着くと、ビル一面がジュリオ・ル・パルクカラーにアートされてました、インパクトが凄いです。 会場は8階と9階にありエレベーターであがり、まずは9階から見学。どれもカラー見本を見ているかのような鮮やかな色の組み合わせで、見ているだけで元気が出るビタミンカラーの作品です。積木や手書きのメモっぽいのも展示

          92歳アルゼンチン生まれの現役アーティスト!!銀座エルメスで初個展

          見る高さ&角度でテディベアが出現!隠れアートを探す!

          「unnamed-視点を変えてみるデザイン-」を観てきました。視点を変えるがキーとなるインスタレーションでした。 芝生が引き詰められた広場にピンク・ブルー・イエローのインスタレーションがジャングルジムのように建っています。 高さは約4メートル、70枚ほどのパネルで作成されているそうです。 これは目線によって見方が変わるインスタレーションです。 まずは普通にイエローを観るとこんな感じ。 ある角度から見るとキャラクターが登場! 上のブルーは大人目線の高さで撮影したテディベ

          見る高さ&角度でテディベアが出現!隠れアートを探す!

          蜷川実花の強く美しく華やかな花の世界へ

          蜷川実花 個展「花」を観てきました。写真家、映画監督でもある蜷川実花さんの作品はインパクトのある色使いのお花の作品。蜷川実花さんの作品は一目で蜷川さんとわかるカラーで、その中には華やかさと美しさと強さを感じます。 会場に入った瞬間に蜷川さんの花の世界に引き込まれました。 小さな個展でしたが、美しい花々の写真にパワーをいただきました。撮影okだったので撮影を試みましたが、作品のガラスパネルが光ってしまうため斜め撮りとなってしまいました。写真を撮るってなかなか難しいですね。

          蜷川実花の強く美しく華やかな花の世界へ

          ネオンカラーの美しき女性と…SAIKO OTAKE

           大竹彩子さんの作品を観てきました。2016年ロンドン芸術大学を卒業後、日本で活躍されているそうで、SHIBUYA PARCOでのEXHIBITIONが開催されていました。 ネオンカラーの女性と生き物たち 糸で操られているコウモリは、なぜかニッコリ パープルのネコの頭にひらめき? 色使いがとてもきれいな展覧会でした。 SAIKO OTAKE EXHIBITION 渋谷PARCO 4F 2021年11月7日まで

          ネオンカラーの美しき女性と…SAIKO OTAKE

          カーリーまつ毛が可愛いバンロッホ

          グループアートショーでバンロッホを見てきました。バンロッホとは、井口真吾さんの漫画に登場するお腹にチャックがついた着ぐるみのテディベア。 こちらハートとイエロードットで可愛さを増しているバンロッホは、「Vanrogh over the yellow tears」という作品。イエロードットは涙だったんですね。涙さへも可愛らしく表現されている作品でした。 井口真吾さんについて 2010年に上海万博記念版画展へ草間彌生、横尾忠則らと共に日本人作家、代表の1人として選出され出展

          カーリーまつ毛が可愛いバンロッホ

          森に棲む服/forest closet ひびのこづえ展 SOGO美術館

          アトラクション感がいっぱいのひびのこづえ展を観てきました。美術間入口から巨大なカエルが出迎えてくれました。 本来なら来訪者が実際着ることができた窒素入りのバルーンのような衣装の展示が印象的でした。それは真っ赤な風船をつなぎ合わせたような衣装はで天井から吊るされてふわふわと浮いているのが印象的でした。 今流行のARを使用している展示もありました。ARとはスマートフォンなどを使って、CGを現実世界に映し出すことができる技術です。衣装を着たマネキンについているQRコードをスマフ

          森に棲む服/forest closet ひびのこづえ展 SOGO美術館

          CHANEL NEXUS HALLにてギイ ブルダン展「The Absurd and The Sublime滑稽と崇高」

          シャネルの広告やVOGUEなどを手掛けたギイ・ブルタンの写真展「The Absurd and The Sublime滑稽と崇高」を観てきました。銀座CHANELネクサスホールでの開催です。 パリ生まれのギイ・ブルタンは元々は画家だったそうです。マン・レイなどのシュールレアリスムに影響を受けて写真家にもなったそうです。確かに先日「マン・レイと女性たち」の展覧会でみた写真と共通していて、女性美を強調した作品が多いように感じました。 VOGUEに掲載された写真でとても引かれた写

          CHANEL NEXUS HALLにてギイ ブルダン展「The Absurd and The Sublime滑稽と崇高」

          パリ好き!旅好き!メイク好き!でピンときた方はおすすめ ポーラ美術館コレクション展 「甘美なるフランス」

          28名の画家と74点の作品、さらにエミール・ガレやラリックの化粧道具12点を展示。19世紀の印象派の画家たちのキーワードが「女性・パリ・旅」だそうです。 パリ好き!旅好き!メイク好き!でピンときた方はおすすめです。 今回の展示は特にお気に入りの画家が集結していました。それはエコール・ド・パリやその周辺の画家の作品です。 お気に入りの画家たちの展示数を数えてみるとピカソ4点、マティス3点、デュフィ2点、シャガール4点でした。 特にデュフィの「パリ」は見惚れます。色彩の魔術師

          パリ好き!旅好き!メイク好き!でピンときた方はおすすめ ポーラ美術館コレクション展 「甘美なるフランス」

          カルティエ現代美術財団 横尾忠則「The Artists」

          横尾忠則「The Artists」を観に行きました。パリのカルティエ現代美術財団の依頼で横尾忠則さんが描いた世界の著名人の肖像画139点の展示。しかも日本初公開です。 肖像画の中には映画監督のたけしさんや村上隆さん、三宅一生さんなど日本を代表するアーティストや音楽家モーツアルト、映画監督など様々展示されていました。 1つ1つ丁寧に観ていくと、「あ、この人知っている!」と署名人を見つけることができました。知っている人がいなくても十分楽しめます。横尾さんの描写はユニークなもの

          カルティエ現代美術財団 横尾忠則「The Artists」