南米移住、パラグアイ、つづき5

さて、僕はサンフランシスコから移動してハワイはオアフ島、ホノルル国際空港に着いた。

ハワイは近頃LCCが日本から数社飛んでいて、片道2万円くらいで行くことができるようになった。

アメリカの西海岸からならどこからでもだいたい200$くらいでハワイまで来れるので、合わせて約四万円ほどで日本まで帰れる。

西海岸の都市から日本に直接帰ってもだいたい四万円前後なので、折角なら最後にハワイでも観光してから日本に帰ろうと思って、一週間ちょい滞在してから日本へ帰ることにした。

たまたま友達が休暇が一週間ほど取れたということで一緒にハワイ旅行を楽しむことにした。

この友達は高校時代の友達で、クラスは違ったが、たまに合同の授業がある時なんかに一緒になったりして、とても仲良くしていた。

彼は高校卒業後は東京で就職しており、僕が東京に出稼ぎに行ったときは家にお邪魔したりしていた。

僕たちは普通に観光してもつまらないと思い、また、あまり予算もないため、キャンプして宿泊費を浮かそうとしていた。

あまり観光地には興味がなく、出来るだけローカルな所に行こうと思い、聞いたことないようなハワイの田舎町にも行ってみた。

そこでは住民の多くはフィリピン人などの東南アジア人で、自分達がいったいどこにいるか分からなくなった。

そしてキャンプをしようとキャンプ場をネットで検索したが、どうやらキャンプするには事前に役所の許可がいるらしく、その役所に行ったが、キャンプの許可を取るには二週間前には申請しておかなければならないと聞き、正直あまり外からの観光客には開かれてないような感じだった。

なので、僕たちはキャンプ場ではなく、海辺や、野原などで野宿することにした。

ハワイは気候が良く、キャンプには適した場所だったが、ビーチでテントを張ったときには、潮が満ちてきて、危うく浸水するところだった。

そして町から比較的近い丘でテントを張ったときには、ホームレスから「出ていけ!」とか叫ばれて、少々怖い思いもした。

それにしてもハワイの観光地はどこでも日本人だらけで、物価も高くて辟易した。

同じポリネシアでもトンガなんかとはまるで違う。

やっぱり僕は先進的なところは合わないんだなと改めて感じた。

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