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2024年2月に読んだ本まとめ。映画をもっともっと観たいと思った!

2024年2月に読んだ本は全部で7冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。


1.『祝祭と予感』(恩田陸 , 幻冬舎文庫)

『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編小説集。まだ登場人物を掘り下げることができるのか!と驚いた。一体どこまで考えて、蜜蜂と遠雷を書いていたのだろうか。

スピンオフを読むことで、本編がさらに楽しくなる。これを読んだら、もう一度本編を読み返したくなると思う。

2.『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ , 中公文庫)

映画が公開されると聞いて読了。終始、悲しみと怒りとやるせなさで、埋め尽くされる。主人公を助けたい、主人公を支えたいと思ってしまう。

誰かの『聞こえいない声』を聞こえるようになりたいと感じた。

3.『仕事と人生に効く教養としての映画』(伊藤弘了 , PHP研究所)

「映画はいい」と、よく聞く言葉だが、それを言語化してくれている本。この本で紹介されていた、小津安二郎の「東京物語」をすぐに観た。70年前の映画(しかも白黒)だが、令和でも色褪せない映画だった。

この本を読んでから「映画」にとても興味を持った。今まで映画館には、年に1回ほどしか行かなかったが、2024年は、既に6回も観に行くほどになった。

4.『燃えよ剣(上)』(司馬遼太郎 , 新潮文庫)

新選組の副長である『土方歳三』が主人公の物語。新選組を好きになったのは、大河ドラマで放送していた三谷幸喜の『新選組!』がきっかけ。

新選組が好きで京都にも函館にも行き、ゆかりの地を巡ったこともある。ただ「司馬遼太郎」作品を読むのは初めて。

意外にも読みやすくて驚いた。司馬遼太郎の解釈と、三谷幸喜の解釈を比べながら読み、より新選組が好きになった。

5.『言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法』(田丸雅智/株式会社FM愛媛 , KADOKAWA)

ショートショート作家である「田丸雅智」さんが様々な方と対談したラジオを書籍化した本。「ことば」というものが、どれだけ人によって意味が違うのかを感じられた。自分にとって「ことば」とは何かを考えさせられた。

6.『コンビニ人間』(村田沙耶香 , 中公文庫)

「芥川賞」受賞作。「普通」とは何かを考えさせられる一冊。一般的には共感しにくい内容かもしれないが、個人的には共感する部分が多かった。

「普通に生きる」とは?

読んだ後は、なにか人生を根本から覆されたような感覚がある。

7.『灰の劇場』(恩田陸 , 河出文庫)

最初は混乱するかもしれないが、読み進めていくと、その構成に驚く作品。小説家の「産みの苦しみ」を垣間見た作品。

詳しい感想はこちら。


最後に

後から考えると『仕事と人生に効く教養としての映画』がものすごく心に残っている。「映画」というと、ただの娯楽として捉えていた部分が多かったが、豊かな人生を送るためには「映画をもっと見たい!」と感じた。このnoteにも、読書感想文だけでなく、映画感想文もたくさん挙げていきたいと思った。


【 1月に読んだ本まとめはこちら 】

【 3月に読んだ本まとめはこちら 】


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