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tabitoの読書感想【ポアロもの】

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アガサ・クリスティーのポアロもの長編・短編をまとめました。
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【再読】青列車の秘密とミモザ

アガサ・クリスティーの長編のみをまた再読している。 生涯読み続けるマニアとしては当然のこ…

tabito
1か月前
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発刊順:98 ポアロとグリーンショアの阿房宮

発刊順:98(2014年) ポアロとグリーンショアの阿房宮/羽田詩津子訳 本作は1954年に、クリ…

tabito
7か月前
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発刊順:93 カーテン

発刊順:93(1975年) カーテン/中村能三訳 ポアロ最後の事件。。 とうとう、最後です。 作…

tabito
8か月前
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発刊順:90 象は忘れない

発刊順:90(1972年) 象は忘れない/中村能三訳 ポアロもの最後の作品は、(※カーテンは除…

tabito
8か月前
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発刊順:87 ハロウィーン・パーティ

発刊順:87(1969年) ハロウィーン・パーティ/中村能三訳 ポアロものの後期になると、オリ…

tabito
8か月前
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発刊順:84 第三の女

発刊順:84(1966年) 第三の女/小尾美佐訳 ポアロの元を訪れたノーマは、ほんの少しポアロ…

tabito
8か月前
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発刊順:80 複数の時計

発刊順:80(1963年) 複数の時計/橋本福夫訳 ローズマリーの花言葉は「記憶」。 事件のあった部屋に謎の4つの置き時計があり、全部4時13分で止まっている。 その中の一つの文字盤に「ローズマリー」と書かれていた。警察の捜査がひととおり済んだ後に、その時計だけが紛失してしまう! 謎の置き時計は、一体何を示すのか。。 事件を最初に発見させられたシェイラ・ウエップのファースト・ネームが実はローズマリーだったと発覚するのだが、果たしてシェイラは事件に関係しているのか。 本書の語

発刊順:75 クリスマス・プディングの冒険

発刊順:75(1960年) クリスマス・プディングの冒険/橋本福夫・他訳 表題作他4篇のポアロ…

tabito
10か月前
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発刊順:74 鳩のなかの猫

発刊順:74(1959年) 鳩のなかの猫/橋本福夫訳 メドウバンク女子校の夏季学期とラマット国…

tabito
11か月前
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発刊順:70 死者のあやまち

発刊順:70(1956年) 死者のあやまち/田村隆一訳 ポアロの友人の一人である女流探偵作家の…

tabito
11か月前
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発刊順:69 ヒッコリー・ロードの殺人

発刊順:69(1955年) ヒッコリー・ロードの殺人/高橋豊訳 このお話は、私の大好きなミス・…

tabito
11か月前
15

発刊順:64 葬儀を終えて

発刊順:64(1953年) 葬儀を終えて/加島祥三訳 この作品は、何度も読んでいるので犯人を知…

tabito
1年前
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発刊順:60 マギンティ夫人は死んだ

発刊順:60(1952年) マギンティ夫人は死んだ/田村隆一訳 人間が一日に三度しか食べられな…

tabito
1年前
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発刊順:59 教会で死んだ男

発刊順:59(1951年) 教会で死んだ男/宇野輝雄訳 発刊順が59番目とはいえ、読んでいると初期の作風だな・・・と感じた。 それもそのはず、ほとんどの作品が1923年~25年の最初期に執筆/発表されたものだという。 「洋裁店の人形」と「教会で死んだ男」の2作が1950年代に書かれ、この短編集はイギリスでは刊行されていない。(アガサ・クリスティー完全攻略参照) 読んでいると、懐かしい雰囲気のある作品に出会う。 「プリマス行き急行列車」は「青列車の秘密」の原形であり、「潜