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クタクタでグダグダがいい ナポリ・カリフラワーのパスタミスタ

カリフラワーのパスタミスタ"Pasta mista con il cavolfiore"

Pastamista

ナポリにはパスタミスタと言うパスタがある。
何の事は無い。余った乾燥パスタを混ぜただけ。

私のナポリ料理は殆どがウンベルト直伝であり、もちろん、これも彼との思い出付きのメニューだ。

例年なら、少しずつ余らせておいたパスタを一斉処分する感覚で年末に作るのだが、今年は年があけてから作った。
昨年末の自分に余裕が無かったのがよく分かる。

パスタと言っても野菜を煮込みながら、パスタも煮ていくので汁は残っていないが一般的にはスープの扱いになるらしい。
パスタもスープも、イタリア料理で言うところの一つめの皿"primo piatto"なので、正直どちらでも良いのだろう。

フライパン一つで出来るとこが好きなこの料理には人それぞれの拘りがあると思う。

茹で時間がまちまちなパスタがミックスされているので仕上がりに差が出るのだが、ウンベルトは全てのパスタを一気に加えて、差が分からない程やわやわに煮られたものを好んでいた。
パスタの入れる順番を調整して全てがアルデンテに仕上げる人もいるらしい。
私は、そこまで細かくは無いが茹で時間の長いものから順に加えて、最後、一番最初に入れたパスタがアルデンテくらいに仕上がっていれば良しと言う事にしている。
いろいろなパスタがいろいろな食感になっているのが私の好みみたいだ。

現在のナポリでは、手っ取り早くミックスしたものが袋入りで売っている。それだけ愛されているお料理と言う事なんだろう。

あまり使わないラザニアやスパゲティなどはパキパキと割る。この楽しみは袋入りでは味わえない。

2人分くらいの材料

⭐︎オリーブ油 大匙2くらい
⭐︎潰して皮と芯を除いたにんにく 1片
⭐︎種を取った赤唐辛子 1個
カリフラワー 1/2個
水  2CUPくらい
乾燥パスタを合わせて80gくらい
塩 少々
イタリアンパセリ 適宜

カリフラワーのパスタミスタの作り方

フライパンに⭐︎を入れて弱火にかける。

適度に切ったカリフラワーを加えて油を馴染ませたら、水、塩と加え、沸騰したらパスタを順に加える。

パスタが好みの硬さになったら皿に盛り、オリーブ油、パセリを振る。

ナポリ カプアーナ門

中央駅くらほど近い所にある門。
地図も地球の歩き方を忘れた私でも辿り着けたランドマーク。

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