【デザイナー視点のアート鑑賞】最後の晩餐
こんにちは、海外旅行ユニットTABTABです。ユニット活動の他、アートディレクション、デザインの仕事をしています。
今回は「デザイナー視点のアート鑑賞」と題して、作品のどういうところが気になってしまうのか?お話していきます。
一応美術大学を卒業しているので、美術史の知識はそれなりに。
独特かどうかはわかりませんので、ご容赦ください。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
『最後の晩餐』は、絵画ではなく壁画。
イタリア・ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に隣接する修道院の食堂の壁に描かれています。
食堂なので、最後の晩餐。なるほど。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院は、1980年に世界遺産に登録されています。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、内部の装飾がとてもファンシーで気分上がる。
わりと皆さんスルーしているのだけど、もったいないなあと思う。
これから行かれる方は、合わせて見学してみてください。
いよいよ壁画へ
修道院といえども、今は作品の展示室。無機質な部屋の一面に『最後の晩餐』はありました!
縦420 cm × 横910 cmの大きな壁画。
イエスのこめかみを中心とした透視図法が用いられているので、壁からの奥行きを感じます。
壁画の周りにも、一部装飾が残っていました。
在し日は、どんなに美しい食堂だったのでしょうか。
こっちの壁も素敵!
と思ったのか、最後の晩餐よりも壁の写真ばかり撮っていました。。
ライブ感≠じっくり鑑賞
その場にいかないと見られない、一生に一度は目にしてみたかった作品。
ものを作る者として、3年もの歳月を費やし大作を描く工程を想像してしまいます。
ダヴィンチ先生の偉業に、ただただ感動。
なんだけど、薄暗い部屋のすんごい上にある絵を、しげしげと鑑賞する余裕はそんなにない。
間近に見られてありがたいけど、見上げすぎて首が痛い。
ミュージアムショップで解説本を購入しました。
絵の詳細については、こちらで鑑賞します。
海外旅行先で、日本語の本買うの好き。直訳の日本語が変なところが、なんだか面白いんです。
海外の日本語の本好きな人いませんか?
おまけ
ダヴィンチの『最後の晩餐』は、「裏切り者のユダが…!」とか「マグダラのマリアが…!」ミステリアスなイメージ(ダヴィンチコード勢)ですが、他の『最後の晩餐』を見ると、大勢で食卓囲んで楽しそう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
おすすめの『最後の晩餐』あったら教えてください。
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