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【デザイナー視点のアート鑑賞】最後の晩餐

こんにちは、海外旅行ユニットTABTABです。ユニット活動の他、アートディレクション、デザインの仕事をしています。

今回は「デザイナー視点のアート鑑賞」と題して、作品のどういうところが気になってしまうのか?お話していきます。
一応美術大学を卒業しているので、美術史の知識はそれなりに。
独特かどうかはわかりませんので、ご容赦ください。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐

「最後の晩餐」(1495〜1498年頃)
新約聖書の一節、弟子たちの内の一人が自分を裏切ることを予告した場面を描いたもの。
(ヨハネによる福音書13章21節)

作者は、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年4月15日 - 1519年5月2日)。
フィレンツェ共和国のルネサンス期を代表する、おそらく世界で一番有名な芸術家。
建築家、自然科学者、工学技術者でもある。
名前の「ダ・ヴィンチ」とはヴィンチ村出身であることを意味している。

代表作:『モナ・リザ』『岩窟の聖母』『受胎告知』『聖アンナと聖母子』

wikipediaより抜粋

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

『最後の晩餐』は、絵画ではなく壁画。
イタリア・ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に隣接する修道院の食堂の壁に描かれています。
食堂なので、最後の晩餐。なるほど。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。ファサード大きめ。横にはトラムが走ります。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院は、1980年に世界遺産に登録されています。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、内部の装飾がとてもファンシーで気分上がる。
わりと皆さんスルーしているのだけど、もったいないなあと思う。
これから行かれる方は、合わせて見学してみてください。

いよいよ壁画へ

修道院といえども、今は作品の展示室。無機質な部屋の一面に『最後の晩餐』はありました!

縦420 cm × 横910 cmの大きな壁画。
イエスのこめかみを中心とした透視図法が用いられているので、壁からの奥行きを感じます。

ダイナミック。キリストのこめかみには制作に使ったであろう釘痕が残っているそうです。

壁画の周りにも、一部装飾が残っていました。
在し日は、どんなに美しい食堂だったのでしょうか。

こっちの壁も素敵!
と思ったのか、最後の晩餐よりも壁の写真ばかり撮っていました。。

ライブ感≠じっくり鑑賞

間近だからこそ、歪む最後の晩餐

その場にいかないと見られない、一生に一度は目にしてみたかった作品
ものを作る者として、3年もの歳月を費やし大作を描く工程を想像してしまいます。
ダヴィンチ先生の偉業に、ただただ感動。

なんだけど、薄暗い部屋のすんごい上にある絵を、しげしげと鑑賞する余裕はそんなにない
間近に見られてありがたいけど、見上げすぎて首が痛い。

ミュージアムショップで解説本を購入しました。
絵の詳細については、こちらで鑑賞します。

海外旅行先で、日本語の本買うの好き。直訳の日本語が変なところが、なんだか面白いんです。
海外の日本語の本好きな人いませんか?

おまけ

ダヴィンチの『最後の晩餐』は、「裏切り者のユダが…!」とか「マグダラのマリアが…!」ミステリアスなイメージ(ダヴィンチコード勢)ですが、他の『最後の晩餐』を見ると、大勢で食卓囲んで楽しそう。





おやおや寝ちまったのかい


ここまで読んでいただきありがとうございました!
おすすめの『最後の晩餐』あったら教えてください。

↓その他のアート鑑賞はこちら

↓イタリアの朝食


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