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インドシナ day8 ヘンタイランド♡

起床。
倉庫みたいな宿から一旦空港に戻り、そこからシャトルバスに乗ってバンコク市街を目指す。が、シャトルバスにすら英語併記がない。いやいやもう無理やん。このグローバルな世の中に真っ向から反抗する挑発的姿勢に失笑せざるを得ない。

モーチット駅でシャトルバスを降り、BTSとかいう電車に乗ることに。イメージされる途上国の鉄道とは違い、高架を走るBTSはとても近代的。
しかも安い!(最大52B、約170円)
そして英語表記がある!最初からそうしよう。

だが切符買うのに小銭しか使えず、冷房もJR西日本ばりにかけすぎ。ここは改善ポイントだ。

↑バンコクの高架鉄道BTS。近代的でイイね!

ようやく宿に。
今日の宿は日本人が経営するゲストハウスである。やっぱり言葉が通じると安心するものである…が肝心の日本人がほぼおらず、情報交換を意図してた僕は興が削がれる。ついでにスコールが一帯を襲い、外に出る気も失せる。

それにしてもバンコクという街はあまり面白味を感じられない。人々は忙しなく、道は常に渋滞。英語も通じず、局所的に発展している部分も日本の都会と何も変わらないただの街である。歴史的建造物はあるもののどこか街にマッチしていない。中途半端に先進的で、中途半端に後進的。それが僕の第一印象である。
もっとバンコクでもっと時間を使っとけば視点が変わったのかもしれないが。
疲れたしー、雨だしー、とダラダラしているうちに15時である。さすがにバンコクでニートはマズイので王宮に行き、ありがたい気持ちになることに。

CLOSED

1530に終了とのこと。これは観光客を完全に舐め腐っている。他の寺も…1600終了…。
観光立国タイ、なんてことだ。
この国の閉店時間は早いのだ。まったくデズニーランドを見習って欲しい。
まぁ良い、所詮バンコクは中継地に過ぎない。別に王様になんて興味無い。(タイで王様侮辱するとガチブタ箱行きである。怖いね!)

そしてタクシーでぼったくられる。信号で停まってるのにメーターが上がるなんてゆーきびっくり!ルートもGoogleマップの方向と間逆だしお釣りは返ってこない!
まぁ元の物価が安いので損失はデカくはないのだが(タクシーの運賃相場は日本の5分の1程度)。
外国でタクシーを利用される方はきちんとGoogleマップで方向が合ってるか確認にしましょう。

↑駅の近くで警備していたタイ陸軍の車両

バンコクの一番の長所と言えば交通の拠点であることだろう。市内の交通網はお世辞にも使い勝手が良いとは言いにくいがそれでもマシというもの。そして重要なのが、遠距離地へのターミナルが存在するということである。国内であればアユタヤやチェンマイ、パタヤへの路線が通り、カンボジアやミャンマー、ラオス、マレーシアなど各国に向かう国際バスが存在し、郊外の2つの国際空港が諸国を結んでいる。
なるほど確かにアジア旅行する際の拠点として利用するのには完璧。あのカオサン地区もあるし。

ちなみに昨日出会った日本人の方(以下Y社長)、ググったら普通にでてきた。やばし。どーりで意識高いはずである。
そのY社長と夜にお会いすることに(ゲイ的な意味ではない)
そして彼に引きつられ夜のバンコクへ。 最初は大人しく晩飯だけかと思いきやそこはY社長、途端に菩薩のような顔をして言う。

**夜のバンコクを教えてあげるよ(ニッコリ) **

ホントォ!?やったぁ!(純粋無垢)

↑晩飯のレストラン。ここで終わればピュアなままで済んだのだが。

……
……-……
おかしい。
いろいろとおかしい。
歌舞伎町の万倍はおかしい。
カフェの定義を見直す必要があるだろう。

なにがタイランドだ、

ヘンタイランドやんけ!!

タイ、恐ろしい国である。

↑バンコク最大のスケベスポット、カウボーイ地区

↑いわゆるゴーゴーバー。中ではポールダンスが行われているらしい。

だがしかし、もはやここまで来たら引くことはできぬ。よりディープなエリアに入るにつれ無言になるY社長。
覚悟を決める僕。
そしてY社長は重々しく口を開く

なんか…頭痛いわ…帰ろうか…

シャチョォォォォォォ!!!!!
バカヤロォォォォォォ!!!!!

返せよ!DREAMを返せよ!

社長轟沈。我轟沈。
微笑みの国タイ、欲望を持つ者に対して厳しい。
本当に恐ろしい国である。

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