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友寄隆哉の番外編講義:VOL.2:修行とは何か?

*この記事の冒頭に「「〇シア」「〇クライナ」に関係する内容の可能性がある記事です。」と警告ありますが、一切、触れていませんので、営業妨害となるこの警告文をただちに削除する事を要求します!

以下、本文記事

やっと書けました。

5年ほど前か、出版社に「修行論」を書いて見たい、と言ったら、あまりに抽象的だったので即効でボツになりました。
やはり、こういう話しは、具体的で特定化されたジャンルを想定して書くべきで、そうした具体例がないまま、ただ「修行」と言っても、それは売れないなあ、と。

私の小学3年次には、当時のテレビアニメ番組、星飛雄馬とその父、星一徹が野球で巨人軍を目指す「巨人の星」での同い歳?の主人公、星飛雄馬の影響もあり、毎朝4時に起床して、新聞配達。

新聞少年(1965年)の歌も流行していました。
私が、6歳の時に生まれた歌なので、記憶があり、よく歌っていました。

今、チェックすると、歌手の山田太郎氏は、まだ生きていました!🙇

改めて歌詞を聴くと、新聞配達少年は、どんなに辛くても乗り切るわけです。

新聞少年(歌唱)山田太郎 - YouTube



マンガの”巨人の星”のテレビのアニメは、1968年の3月からスタートです。
私が、9歳ですから、やはり小学3年生です。


巨人の星(アニメ:第1作):
1968年3月30日 - 1971年9月18日
新・巨人の星(第2作):
1977年10月1日 - 1978年9月30日
新・巨人の星II(第3作):
1979年4月14日 - 9月29日


「行け行け!飛雄馬」巨人の星 アニメ主題歌 - YouTube


6歳から、新聞少年、9歳から”巨人の星”を聴いて少年が育つわけです。


こうした”スポ根(スポーツ根性)ドラマ”は、何も私の世代に限った事ではありません。

サッカーマンガの元祖?”赤き血のイレブン”放送期間1970年4月13日 - 1971年4月5日


現在のサッカー選手の多くが、これを見て育ったという”キャプテン翼”放送期間1983年10月13日 - 1986年3月27日


バスケットボールを扱った”SLUM DUNK”放送期間1993年10月16日 - 1996年3月23日

最近では、高校バレーボールを扱った”ハイキュウ!!”があります。

第1期:2014年4月6日 - 9月21日
第2期:2015年10月4日 - 2016年3月28日
第3期:2016年10月8日 - 2016年12月10日
第4期第1クール:
2020年1月11日 - 4月4日
第4期第2クール:


女性向けのスポコン・アニメもありました。

女性向けは、テレビのアニメよりもマンガ、コミックスで読まれ、大ヒットしました。

女子バレーボールを扱った”アタックNo.1”


1968年
1月 - 1970年12月(アタックNo.1)
1975年(新アタックNo.1)

テレビアニメでの放映:
1969年
12月7日 - 1971年11月28日

”サインはV”は、アニメではなく、実写版のドラマでした。”アタックNo.1"に対抗してできた、といいます。

放送時期:1969年10月5日 - 1970年8月16日


極めつけの女子スポコン・マンガと言えば、女子テニスブームを作った”エースをねらえ”でしょう。

1973年から1975年および1978年から1980年まで『週刊マーガレット』に連載

アニメ:1973年10月5日から1974年3月29日まで毎日放送制作


ちょっとスポコン・マンガとは違いますが、”修行”を扱ったマンガという点では、スポコン・マンガと共通する”ガラスの仮面”があります。

”役者修行”がテーマです。


花とゆめ
(1976-1997)
別冊花とゆめ(2008 - 2018)

美内すずえによる日本少女漫画作品。1976年から連載が始まり、未だに未完となっている。2014年9月時点で累計発行部数は5000万部を突破している。
平凡な一人の少女が、ライバルとの葛藤を通して眠れる芝居の才能を開花させ、成長していく過程を描いた作品である。

バレエを扱ったマンガです。映画化もされています。

発表期間1999年12月13日 - 2002年11月2日巻数全11巻


近年では、女子のなぎなた(薙刀)マンガとして映画化もされた。

2011年1月24日 - 2020年9月7日


これは、女子の”競技かるた”の修行を扱った人気マンガです。映画化もされています。

2007年12月28日 -巻数既刊48巻(2022年2月10日現在)


高校の女子バレーボールを扱った”少女ファイト”


2006年
2号 -巻数既刊18巻(2022年1月21日現在)


こうした女子向けのスポーツ根性(スポコン)物語からも、多くの”女性修行者”が生まれています。


個人的に、かなりの影響を受けたのは、小林まことのマンガ”1・2の三四郎”です。

ラグビーに生きる高校生が、卒業を前に、突然、プロレスラーになる宣言をして、プロレスラーを目指すマンガで、続編では、現在も通じる総合格闘家も扱っています。

1978年 - 1983年

全20巻 (マガジンKC)
全12巻 (ワイドKC)
全12巻 (講談社漫画文庫)
全12巻 (復刻版)


私は、新配達の合間、毎日の少年野球に明け暮れましたが、一時的に肘を壊して、4年生から中一まで国体を目指して水泳修行。

それと平行して、幼稚園の頃から、父親が庭に作った卓球台で、毎日、二歳上の兄相手に卓球。
その影響か、高校1年は、卓球部。

その同時並行(パラレルワールド?)で、小6からギターを手に入れ、ギターに夢中に。

その前に、少年誌の漫画の裏表紙にあった”空手通信講座”を小学校3年に受講。テキスト六巻。

そのテキストに従い、庭に平板を埋め込み、巻き藁を作成。
パンチング用の板です。突く箇所に藁縄を巻きます。

中学1年からは、本格的にギター修行。
フォークギター、クラシックギターの通信講座マニア。
16歳で、ジャズギターを志し上京。
某音楽院入学

同時に、K#館空手池袋本部道場入門。

24歳に帰郷

バンドマン業&ギター教室業

29歳、再度上京し、某音楽院のプロコースのオーディションに合格し、割引学費で2年間編曲を学ぶ

40歳を期に、合気道入門、空手復帰。フルコン試合参戦

合気道は、3年して黒帯取得

すべての武道は、三カ月毎の昇級試験で、大体、早くて二年半、遅くとも三年という周期で、黒帯は、誰でも取得できる中、空手は、東京本部での内弟子3年が黒帯条件というシステム。

今さらこの歳で、上京して内弟子にはなれない、とひたすら稽古の日々。
ところが、入門10年目にして、内弟子以外の支部の門下生も昇段可能となり、昇段試験敢行。50歳

音楽の世界では、2002年、米国インディーズ会社CD.BABYとやりとりし委託CD販売。

47歳結婚

その後、日本人初ともいえる iTunesにてもCD販売(2002年)

51歳、「大人のための音感トレーニング本」(2011年:リットーミュージック出版)を出版し、理論書としては異例の累計10万部のベストセラーに!

52歳、第一子誕生
57歳、第二子誕生

以後、育児修行!?

といった調子で、私にとって、「修行」とは何か?が、具体的に特定できません。
もちろん、ギター修行には、終わりがありません。

そんな修行に明け暮れた私が、何となく、思うのは、世の中には、修行好きと、修行嫌いがいるなあ、という事。

そして、「修行好き」とは言っても、その大半は、そのために人生を棒に振っていたり、「修行嫌い」にしては、まあ、それは、それなりに普通に、社会に従順に生きていれば、問題ないし、、と。

5年前までは、書きたい!と思っていた修行論ではありましたが、現在は、あまりの問題の複雑さに、ちょっとパスしようという結論にはなっていました。

それがたまたま、スピリチュアルにも、このnoteの講座シリーズで、「次は、修行の話は?」と提案する生徒がいたので、一瞬、様々な事がよぎり、いったんはスルー。

このテーマで、書いた有名な日本人哲学者もいますが、私なら、もっと実践的な事が書けるかな、と思い始めました。

当然、音楽は音楽、武道は武道、武術は武術、といった具体的な話で書き遺しておきたいことは、あるのですが、すべての修行を含めて、書いて見ようかな、と思い始めました。
なぜ、続けられるのか、なぜ続けられないのか、と言った問題にも、音楽やそれ以外にも多くの挫折者を見て来たので、応えられます。

また、挫折はしないが、その修行のおかげで、人生を棒に振った人たちも知っています。

それのどこが、間違いだったのかも、改めて、考察して見ようかな、と思い、今回の執筆につながりました。

現在、修行中の人も、これから様々な事にチャレンジする人も、読んで見て下さい。

これを知っている、いないで、人生は、大きく変わるからです。

音楽、スポーツに限らず、何かの勉強中の人も対象です。
簡単に成就できないものは、すべて”修行”しかありません。

多岐にわたる内容なので、”修行論”というよりも”修行学”と言った方が良いかもしれません。

私のこのnoteのシリーズは、書いた内容を整理し、書籍の枚数制限から、いらない文章をカットしなくてはいけない編集員の作業もありませんから、話題は、常に多岐にわたります。

そのため、突然、様々なテーマに飛んだりしますが、すべては、関連ある必要な知識です。

人生は、様々な無駄な知識、体験を現在にいかに活かす事ができるのか?ということの勝負のように思います。

もしも、その知識、経験を人生に活かす事ができない、としたら、ぜひ、この記事を読んで見て下さい。

読んでも理解できなかった人がいたとしたら、10年後、再び、読んで見て下さい。

理解したら、修行事で、挫折はないでしょう。

必ず、修行事(勉強事)を人生の糧(かて)として、人生に役立てる事ができると思います。

当初は、これだけの考え方を一つにする事は、不可能だ、と心が折れましたが、誰も網羅できなかった、すべての修行にまつわる事象を一つにできた、と思います。

ふとした事で、書こうと思っていたアイディアを忘れてしまったりするので、非常に繊細な作業でした。

1年後は、書けなかったでしょう。

10代から読んで欲しいのですが、今の10代でダメなら、10年後、20年後の10代でもかまいません。

人間、60代に入ったら、いつ死んでも良い生き方を考えないといけないなと、このnoteシリーズを始めました。
なかなか、60代を生き抜く芸能人もいません。
60代は、人生の関門かな、と思います。


2022年3月20日


1:人は、なぜ、修行したがるのか?教育とは何か?

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