見出し画像

【日記】読んでない本のタイトルだけ見て感想を書く


唯坂 優(たださか ゆう)です。

書店をぼんやりと歩いていたら、本の背表紙を見てるだけでも楽しいな〜と気付きまして。

しかしながら、目を引いた本全てを買って読むほどの時間とお金がない。

というわけで今回は、書店で見つけた魅力的なタイトルの本たちを中身を読まずに(読めずに)タイトルだけの感想を書くというやつを徒然にやっていこうと思います。

内容は全て個人の感想(しかも読んですらない)ですので、気になった方は実際に書店に足を運んでみては?


①この本はよまれるのがきらい

不意にこのタイトルが目に入ったのが今日の記事のネタ思いついたきっかけだったんですよね。それくらいパンチがあります。

本を読むって行為は物語の追体験になりがちだけれど、このタイトルを『前提条件』として読むとリアルタイムに紡がれる現在進行形の物語になるという一種メタ的な楽しみ方ができて新鮮なんでしょうね。

自分の子どもの頃を思い出してみると、
絵本を読む時って物語に没頭しながらも
「これは絵本の中のおはなしだから」
とちゃんと現実と切り離して読むことが『できてしまって』いたような気がします。

でもこの本の場合、

読んでいる自分

VS

今まさに『読まれる』というハラスメントを受けている『本』

という対決構造に読者は強制的に組み込まれるわけですね。

こりゃ〜盛り上がりますわな。

第四の壁破り系は全員大好きなんだから。もう。

あと早速タイトルだけという名目から外れるんですが、表紙のデザインめっちゃいいな。

絵本の表紙で頭蓋骨とか有刺鉄線見ることそうそうないですよ。よっぽど読まれたくないんだな。


②乱読のセレンディピティ

STEINS;GATEのサブタイか??

これはもうセレンディピティ一本釣りですよ。

なんだよセレンディピティって。

プライオリティの意味を最近知り、ユーティリティの意味が未だに曖昧な僕にまた新たな「〜ty」シリーズをブチ込んでくるのか。

こんな時はWikipedia先生に聞いてみよう!

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。
Wikipediaより引用

なるほど、本を乱読することで思いがけない素敵な知見を得ることができると。

いやあ、語彙力だなあ。

『思いがけない素敵な発見』が1単語で表現できるなんてセレンディピティって言葉知らなかったら思いもしませんよね。

僕にとってはセレンディピティ自体がセレンディピティでした。


③あるいは酒でいっぱいの海

このタイトルは以前にも聞いたことがありますね。
筒井康隆先生といえば時をかける少女とかで超有名ですし。

改めて、すごいインパクトあるなぁこのタイトル。

普通だったら文頭に来ることのない
『あるいは』がいきなり出てくるんだもの。

一体何と類挙するつもりだったんだ。

しかも「酒でいっぱいの海」ですよ。

『酒池肉林』って言いますけど、
それだってせいぜい池レベルですからね。

あと今思ったんですけど、
「酒でいっぱいの海」って表現に
違和感あるの僕だけですかね?

普通の海のこと、「海水でいっぱいの海」って言わないじゃないですか。

海って基本いっぱいだし。

いっぱいじゃない海。

それを僕は海とは認めない。

ただの水たまり。

だから仮に海の中身が酒だって言いたいんだったら、僕の場合シンプルに「酒の海」って言っちゃいますね。

何を言っているんだ僕は。



いかがだったでしょうか。

活字を読むのが苦手な人でも、書店にぶらりと立ち寄って本のタイトルを眺めているだけでも楽しいものですよ!ぜひお気に入りのタイトルを探してみてください。


なんだこのまとめサイトみたいなシメは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?