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8月13日 雨の高野山

お盆休み、ということではありませんが…
今日は、夫も私も仕事が休みでした。

南大阪は、朝から雨が降っていました。

夫は先日から、「盆やし、13日は高野山に行って先祖供養をしたい」と口にするようになりました。
前は、そんなこと気にも留めなかったのに。

「高野山なぁ…お盆やし、混んでるかもよ?それに雨やしなぁ…」

私は、お盆期間中の高野山の混雑ぶりを熟知しています。
それに、近畿は秋雨前線による大雨予報。
この時期の高野山はどうかなぁ、と思っていたのですが。

今日、朝ごはんを食べてから…

「雨、午後からきつくなるみたいやし、午前中はいけるんちゃうん。高野山、行こうや」

と、夫が言いました。

まぁ雨なら、混雑も多少はマシかなと思い、高野山へと向かいました。
朝8時半、自宅を出発。

高野山へ上る山内道路は、普段より車は多かったものの…
渋滞などは、ありませんでした。
(混雑すると、あちこちで渋滞が起こります)

午前10時ごろ、高野山に到着しました。
着くなり夫は、

「霊宝館も寄りたいんやけど」

と、ひとこと。
夫が高野山に行きたがった理由は、霊宝館にもあったようです。

霊宝館は、仏像をはじめ様々な仏教美術を展示する博物館です。
とくに今は、「高野山霊宝館開館100周年記念大宝蔵展「高野山の名宝」」という特別展があります。

平たく言えば、「高野山の国宝・重文を一気に大公開!」のようなものです。
普段は展示されていない貴重な仏像を、多々拝むことができるのです。

夫の目当ては、快慶作の孔雀明王。
現在、夫も孔雀明王を彫っています。

そして孔雀明王は、常時展示されていないため…
今がチャンスなのです。

孔雀明王ほか、高野山の国宝はこちら。

霊宝館の入館料は、大人1人1300円です。
以前は800円でしたが、一昨年値上げとなりました。

ちなみに私は、「高野山参与会」の会員です。
会員の場合は、会員証を提示すると、同行1人(計2人)が無料で入館することができます。

通称、高野山年パス。
年会費は1万円なので、夫と2人で霊宝館に4回行くと、元が取れる計算です。

ほかにも、拝観料の必要な施設は、すべて無料となります。
これは美味しい。

参与会については、こちらから。

さて、霊宝館で仏像を堪能してから、奥の院へと向かいました。
本来の目的です。

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中の橋駐車場に到着したのは、10時半すぎ。
通常なら、この時期の駐車場は満車ですが…
車は多かったものの、駐車することができました。

雨は降っていましたが、それほど強い降り方ではありませんでした。

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雨に濡れた参道も、趣深いものがあります。

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傘を差しながら、どうにかコンデジで撮影。

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苔むした参道。
先ほども写りこんでいましたが…
前を歩く男性は、夫ではありません。
(念のため)

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しっとりとした雰囲気の参道。
雨もまた、良きものです。

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御廟橋(ごびょうばし)を渡って、弘法大師御廟へと向かいます。

御廟にお参りした後、水塔婆を書いてもらい、先祖供養をしました。

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納経所で、薄い木の板(水塔婆)に「○○家先祖供養」と書いてもらい、仏様の前に置かれた木箱に入れます。
それに水をかけて、供養をするのです。

夫の実家、そして私の父方・母方の先祖供養をしました。

もう何度もお参りしているので、納経所の方とも顔見知りになりました。
いつ行っても、

「毎度こんにちはー」

と声をかけてくれます。
それにしても、納経所で「毎度」って(笑)

無事先祖供養をして、引き返しました。

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参道のいたるところには、素朴な石仏があります。

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杉の木の根元にも。

これらのお地蔵さんは、いつも新しい帽子や前掛けを身に着けています。
誰かが奉納するんでしょうね。

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雨がひどくならないうちにお参りができて、良かったです。

中の橋駐車場近くの食堂でお昼を食べ、帰路につきました。
運転中、雨がだんだんひどくなってきました。

「店長、良い判断やったな。朝早くから行って正解やったやん」

珍しく、夫を褒めてつかわしました。

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