タゴノウラ投資ちゃんねる

日本株の中小型株のファンダメンタルズ分析の情報発信をしていきます。

タゴノウラ投資ちゃんねる

日本株の中小型株のファンダメンタルズ分析の情報発信をしていきます。

最近の記事

【6080】M&Aキャピタルパートナーズの底値買い 

M&Aキャピタルパートナーズの業績が低迷している。 直近の決算では売上が▲44%、営業利益も▲69%と大幅な減収減益となっている。 見た目はかなりひどい決算である。 マーケットも当社の減収減益を織り込む形で、直近で1年半ほど株価が低迷していた。 業績がかつてないほど低迷し、しかも株価も下落トレンドを継続している。最悪の状態である。 しかし、経験のある投資家ならば最悪の状況は「買い」であると知っているだろう。最悪の状況というのは、これ以上悪くならない状態であり、下値余

    • 日銀の利上げで銀行株は暴騰する

      日本は長らくデフレスパイラルに悩まされ、アベノミクスによる大規模緩和を10年続けたが、結局大したインフレ率にはならなかった。 しかし、コロナ後のアメリカで発生したインフレが円安を通じて日本にも波及している。すでに物価目標としていた2%を超過して推移しているが、日銀はインフレが定着するまで低金利を続ける姿勢である。 植田日銀は就任一年でマイナス金利解除に到達したが、利上げペースは各国と比べると恐ろしくゆっくりしたペースで進んでいる。マイナス金利解除後も、「緩和的な金融環境が

      • 日銀の利上げでメガバンク株はどう変わるか

        今回の記事でも銀行株の検証を続けたい。前回の記事では国内銀行という趣旨でりそなHDを例に挙げた。 【8308】りそなHDを例に利上げで銀行株が恩恵を受けるのか検証する |タゴノウラ投資ちゃんねる (note.com) 海外収益が多いためメガバンクは国内金利上昇の恩恵は地銀に比べれば小さいと思われるが、一方で健全なバランスシートを保持しているため金利上昇局面では魅力があるのも確かである。 今回は日銀が0.25%まで政策金利を引き上げた想定で、メガバンクの収益がどう変わるの

        • 【8308】りそなHDを例に利上げで銀行株が恩恵を受けるのか検証する 

          今年の3月に日銀はマイナス金利を解除した。今年はさらなる利上げがあるのか否かに注目が移っている。 長らく日本の銀行株は低金利に苦しめられてきた。PBR1倍割れの代表銘柄で、改善が進んできたものの、今日でも一部のメガバンクやネット銀行を除いて大半の銀行株はPBR1倍を超えることができていない。 それもそのはずで、低金利環境下では収益を上げることには限界があり、地銀を中心に軒並み低ROEに苦しんでいる。 一方で、一部の銀行は劣悪な外部環境にもかかわらず高い収益を上げるように

        【6080】M&Aキャピタルパートナーズの底値買い 

          【3482】ロードスターキャピタル 買い開始 目標株価は4,315円(+75.1%)

          ロードスターキャピタルの買いを開始する。 ポイントは①日本のオフィス市場に強気、②競合対比でのバリュエーションの魅力だ。 日本のオフィス市場は底打ち 筆者は日本のオフィス市場に強気である。 日本のオフィス市場はコロナ禍でのテレワークの導入や、新築オフィスが大量供給される2023年問題などがあり、かなり警戒感があった。実際に新築オフィスの空室率が高く、オフィス全体の空室率も上昇傾向にあった。 以下は、コロナ禍前からの三菱地所、三井不動産、住友不動産のTOPIX対比のチ

          【3482】ロードスターキャピタル 買い開始 目標株価は4,315円(+75.1%)

          【2753】あみやき亭は買いを継続。目標株価は5,487円(+14.0%)

          あみやき亭の買いを継続する。 近年「感動の肉と米」というステーキのファーストフード業態がヒットしている。店舗数増加に伴う売上・利益の増大が期待できる。 筆者は年初の決算短信で業績の急回復と、「感動の肉と米」の出店が継続していることを確認し、あみやき亭株を取得した。取得平均株価は4,050円である。 概要 あみやき亭は愛知県を中心に焼肉レストランチェーンを展開しており、「あみやき亭」「どんどん」「ほるたん屋」、ステーキのファーストフード「感動の肉と米」といったブランドを

          【2753】あみやき亭は買いを継続。目標株価は5,487円(+14.0%)

          アメリカの景気後退はいつか ~株式市場の暴落タイミングを読む~

          2022年から2023年にかけてFRBがコロナ後のゼロ金利から政策金利を5%以上に引き上げて景気後退が予想された。だが、アメリカ経済は力強さを保っている。失業率は過去最低水準を維持したまま、消費も堅調である。 では、アメリカ経済に景気後退はこないのだろうか。 筆者も景気後退が早晩やって来ると考えていたが、考えを改めた。少なくとも現在景気後退が間近に迫っているとは言えないというのが現在の見立てである。 根拠として、景気後退の重要なシグナルがまだ景気後退突入を示しておらず、

          アメリカの景気後退はいつか ~株式市場の暴落タイミングを読む~

          【1941】中電工有価証券運用をやめて株主還元すべき。

          中電工は、有利子負債がほぼゼロ(直近3Q決算では短期借入金が50百万円程度)の無借金経営企業である。手元現預金が約210億円と手元流動性が相応にあることに加えて、投資有価証券が約970億円ある。 現預金と投資有価証券を合わせると総資産の45%を占めており、非効率なバランスシートになっている。 有価証券約970億円のうち、社債が約700億円と大半を占める。 一方の、資産の部では純資産の比率が高く、自己資本比率は78%となっている。 ファイナンスの基本であるが、自己資本比

          【1941】中電工有価証券運用をやめて株主還元すべき。

          【2970】 グッドライフカンパニー継続保有 目標株価は4,588円(+32.4%)

          2024年早々大当たりした銘柄はグッドライフカンパニーであった。 今年の年初からから購入を開始し、平均取得株価は1,958円で仕込み済みであるが、3月8日時点で株価は3,465円と75%以上のパフォーマンスである。年初からグッドライフカンパニーに大きく張っていたため、全体のパフォーマンスを大きく引き上げてくれた銘柄である。 4,000円前後で一部を利益確定したものの、引き続き保有を継続している。 小型グロース株らしく、値動きが荒いため売買タイミングが難しいが、ファンダメ

          【2970】 グッドライフカンパニー継続保有 目標株価は4,588円(+32.4%)

          【1879】新日本建設買い開始 目標株価は2,133円(+48.0%)

          新日本建設株の買いを開始した。 ポイントは①バリュエーションの魅力と、②直近での開示が期待できる「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」による還元強化である。 バリュエーション 新日本建設は、有利子負債がゼロの無借金経営であり、直近の3Q決算時点で手元現預金が約527億円と手元流動性が潤沢にある。 一方で、24年3月8日時点で時価総額884億円(株価1,441円)となっており、株式価値のうちの半分以上が現預金で説明できてしまう状況にある。 純資産は1,0

          【1879】新日本建設買い開始 目標株価は2,133円(+48.0%)