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【2970】 グッドライフカンパニー継続保有 目標株価は4,588円(+32.4%)

2024年早々大当たりした銘柄はグッドライフカンパニーであった。

今年の年初からから購入を開始し、平均取得株価は1,958円で仕込み済みであるが、3月8日時点で株価は3,465円と75%以上のパフォーマンスである。年初からグッドライフカンパニーに大きく張っていたため、全体のパフォーマンスを大きく引き上げてくれた銘柄である。

4,000円前後で一部を利益確定したものの、引き続き保有を継続している。

小型グロース株らしく、値動きが荒いため売買タイミングが難しいが、ファンダメンタルズで考えればまだなお割安と判断している。


ビジネスモデル

賃貸マンションの建設・企画を営む九州地盤の企業である。

土地を自社のバランスシートを使って購入後、賃貸マンションの企画とセットで投資家に土地の状態で販売する。その後の設計、建築、賃貸管理、ガス供給の各工程で収益を上げるビジネスモデルである。

近年では上記に加え、自社のバランスシートで最後まで仕上げるケースも増えているようである。TSMCが工場進出して地価が高騰している菊陽町周辺に数多くのプロジェクトを抱えているから「菊陽町」銘柄でもある。その他は福岡、沖縄、札幌に拠点を構えている。

目標株価は4,588円(+32.4%)

24年12月期は10.6億円の当期利益を見込んでおり、148億円の時価総額に対するPERは14倍と不動産・建設セクターのバリュエーションとしては十分適正か、不動産業種とみればむしろ割高感がある水準である。

一方、2月に発表された中期経営計画において、来期は売上210億円、経常利益20億円が見込まれている。実効税率30%で換算する当期利益は14億円と30%以上の増益見込みである。

2023年12月期 決算説明資料

不動産・建設セクターのPERの中央値は13-14倍である。(当社のビジネスモデルとしては不動産売買業というより建設業に近い。イメージが一番近いのは大東建託だと思っており、大東建託のPERは15-16倍である。)

一旦、当社の成長性を無視して、来期の当期利益14億円にPER14倍をかけると時価総額196億円となり、株価は4,588円となる。

筆者が購入した時点では25年度の予想は開示されていなかったものの、24年度の決算で10億水準の当期利益が出ると予想していた。購入当時の時価総額は80億円前後と、大きなリターンが見込めたため集中投資するに至った。

トレードの反省

実はグッドライフカンパニーは一時4,500円をつけており、一部売却には最高のタイミングだったが、筆者は売り逃してしまった。

目標株価に近接したら(=アップサイドが少なくなってきたら)、ポジションをを軽くするため一部売却すべきであるが、株価のボラティリティについていけず、4,000円近辺でポジションを軽くするための売却を強いられることになった。これはトレードとして反省点である。

結論

すでに大きく上がってしまったが、これから1年間かけて来期の業績が織り込まれるにつれて、再び目標株価に近づくと予想しており、引き続きアップサイドは相応にあると判断している。

※本記事は、あくまで筆者の株式分析、企業分析の記録であり、投資活動の勧誘または誘因を意図するものではありません。投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申し上げます。また、本記事は不特定多数の者へ無償で情報公開されるものであり、投資助言に該当するものではございません。

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