【毎日が400字】頑張るポンコツさんを全力で応援したい
頑張っている姿は共感をよぶ。
特に、不器用な人が失敗を繰り返しながらも物事を成し遂げていく様は感動する。
その奮闘ぶりが大好きだ。
この世に自分よりできない人がいることへの安心感や優越感ではない。
何事にも尻込みする自分を励ましてもらい、勇気をいただいている。
自分を過度に卑下することを軽減していただいている。
ともに頑張りたいと孤独を脱し、自分もできるのでは、とやる気をいただく。
YouTubeでお見かけする、
自称ポンコツパート主婦さん、
節約のために残業後であっても自炊をする男性会社員さん、
フルタイムで2児を子育てする大忙しのママさん。
結婚20年でも、いまだに料理のセンスがなく、レシピも増えず。
苦手なことを毎日一生する、というエンドレスの現状がさらにやる気を削いでいく私にとって、この方たちは有難い存在だ。
18時。
パート帰りで、晩御飯の支度に焦っているのかな。
今日は保育園のお迎え、間に合ったのかな。
副菜のお惣菜はゲットできたかな。
息子さんの習い事がある日なのに、雨だけど大丈夫かな。
22時。
疲れと空腹に耐えながら、今日は何を作っているのかな。
切れない包丁は研いだのかな?
油跳ねで火傷した指は治ったかな。
水溶き片栗粉の入れ過ぎ、改善したかな。
まったく知らない人の生活が、いつの間にか自分の生活の一部になる。
まったく知らない人が、いつしか知り合いになっていくような不思議な感覚。
失敗がイヤで、新しいことが面倒で、自分の殻に閉じこもる。
厚く厚く、自ら作り続けたその殻が一番安心で安全だと疑うことなく過ごしてきたが、小さなのぞき穴から見たポンコツさんたちは、実に素晴らしい人ばかりだった。
よいしょ。
その方々は、今日も私の重い腰を少し軽くしてくれる。
では、こんな感じで次回もよろしくお願いいたします。
おかず、増えます。