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【安達裕哉】頭のいい人が話す前に考えていること【読書感想文】

この本は「良い仕事ができるようになる方法」を教えてくれます。

頭がいい人は、自分ではなく相手のために言葉を使う


なぜなら頭がいいかどうかを決めるのは、周りが決めることです。

頭のいい人は、相手の話を聞きながら、求めていること、言ってほしいこと
相手のためになることが何なのかを察して応えるということです。

仕事での会話で大事なのは
自分の知識を使って相手が「求めていること」を察して
それにまるでテトリスのブロックをスポット埋めるみたいな的確に応えることです。

そもそも雑談と違って、仕事で人は必ず何か困っていることや求めている事があるから
話しかけているわけです。

その何かを察して、返事をすることができるのが頭のいい人です。

頭がいい人は、口を挟まずにまず相手の話をすべて聞く


まず相手が何に困っていて、何を言ってほしいのかは、相手の話を聞いてみないとわからないです。

そして基本的に人は話を聞いてほしい生き物ですので、聞いてくれるだけでもかなり信頼度が上がってきます。

ここのポイントは「聞く」のではなく「ちゃんと聞く」ことです。

相手の言いたいことを整理しながら聞くことが
「ちゃんと聞く」ということになります。ポイントは整理するというところです。

相手が話し終わったあとに「なるほど、つまりこういうことですね」という感じで
相手の困っていることや言いたいことを一言でまとめれられるように意識して話を聞くことです。

頭がいい人は何があっても感情的にならない。いつも冷静に対処する


感情的になってしまうと、IQが下がって仕事を前に進めることもできませんし
ついつい言わなくてもいいことを言ってしまったり、周りから白い目で見られてしまいます。

頭のいい人は感情的になることで、自分がどれだけ大きな損失を被るかを知っているからです。

感情的になって起こった瞬間に底が知れるわけです。

頭のいい人は、相手が話終わったら、相手の話を言語化して整理する


相手が求めているのはアドバイスではなく、自分の困っていることや求めていることへの理解です。

人は自分の考えを正解に理解してもらうわけで救われるわけです。

だから理解したあとに、相手に伝えるために、相手の話が終わったら、それを整理するわけです。

説明できるということは間違いなく理解しているということになります。

ちなみに生理とは、いらないものを捨てて、必要なものだけを残すという行為です。

つまり相手の話を整理するというのは、相手の話から余分な情報をすてて、判断に必要な情報だけを残してあげるということです。

頭のいい人は、難しいことを相手のレベルに合わせてわかりやすく伝える


相手が求めているものは、いつもわかりやすい説明です。

頭のいい人というのは「相手のことを察して話す人のこと」です。
特に仕事では自分が話す前に「どうすれば相手のレベルに合わせてわかりやすく伝えられるかな」と考えるクセをつけておくことです。

物事をわかりやすく伝えるコツは物事を深く理解することです。

つまり何かをわかりやすく説明するときに、わかりやすく説明できないということは理解が浅いということです。

実際日本の内容も道も理解が浅いと簡単に説明することができなくなる。
当然理解していないから良い例え話も出てこない。

複雑な言語や曖昧な言葉を使わざるを得なくなる。

物理学者のアインシュタインは「6歳児に説明できなければ、理解したとは言えない」ということです。

仕事で自分の考えていることをわかりやすく説明できないということは
その専門分野について理解が浅いという証拠になります。

頭のいい人は、話す前に相手の求めている結論を考える


ビジネスの場合は話すときに大事なのはまず結論です。

結論を言わずに、あっちこっちに話が飛んだり、長々と話してしまうと、結局何がいいたいのかわからなくなってしまいます。

なんの訓練もなしに結論から言える人は10人に1人もいない。

頭のいい人は、事実と意見を区別して話す


事実を求められているのに、事実ではなく自分の意見を言ってしまう人がたまにいます。

ストレートに事実をいうのが怖くて、つい曖昧にしがちですが、相手から事実を求められているのであれば
まず事実をありのままに伝えることが大事です。

このように相手が求めていることが事実なのか?意見なのか?
しっかりと分けて、相手の質問に応えることが大事です。

頭のいい人は語彙が豊富


語彙とは単語のことです。

自分が知っていて使うことができる手持ちの言葉が多ければ多いほど、当然、物事を的確に表現する言語能力がつくようになります。
すると話していても相手にしっかりと細部まで情報が伝わりやすくなります。

語彙が貧弱だとバカに見られやすい。

逆に語彙が豊富な方であれば「何がどうすごいのか」を短い言葉で簡潔に相手に伝えられるから、かしこくみられやすいです。

頭のいい人は、褒められようとしない


褒められようとするとついつい相手が求められていないことをペラペラと話したり、知識をひけらかしたり、自慢をしたりしてしまうからです。

相手が言いたいこと、求めていること、どうすれば相手に簡単に伝わるのか、相手が求めている結論は
何かを常に考えながら的確に答えられる人。それが頭のいい人です。

それをせずに、自分のことばかり考えて、頭がいいと思わせたいとか、自分のことをすごいと思わせたいと思えば思うほど
喋りすぎて、かえってバカにみえてしまいます。

相手が求めていないのに話すことはただの自己満足でしかありません。

他者は褒めつつ、自分は「なんでもない人間です」という顔をするのが、知的慕われる人の態度です。

基本的に口ではなく結果で自分自身の有能さを証明するのが頭のいい人のやり方になります。

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