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5人の名医が脳神経を徹底的に研究してわかった究極の疲れない脳【読書感想文】

脳疲労は医学用語ではないため
定義は難しいですが考えようと思ってもなかなか進まなかったり違うことをいつの間にか考えてしまったりすると脳は疲れていきます。

優先順位が続けられない決断力がつかないといった症状が出ます。

睡眠不足は脳の休息ができていないため
脳疲労の状態と言えますが、休めば治るという単純なものではありません。

この本は脳に疲労をためない方法 が書かれています。

身体疲労と脳疲労の違い

筋肉を使うと疲労しますが、筋肉自体には疲労感はありません

筋肉は疲労しても疲労感を感じているのは だけです。

予測と結果の誤差が大きい場合
悪い結果を出す回数が多いと疲労感が出ます。

筋肉と違って脳を使わないように休めても脳疲労はなかなか取れません。

そこで予測値を低くするか
結果を高くする しか脳疲労を解消する方法はありません

脳疲労は努力しても報われないから考え方を変えろということです。

脳の疲労感はこれまでの予測ではうまくいかないため考え方を変えなさい というサインです。

人生に対して疲れてしまっている人は生き方を変えろ と言っているようなものです。

べき思考が脳を疲労させる

"べき思考"をどうやって抜け出すか

うまくいかなかった信念を新しい信念に書き換える ことが有効

集中脳の仕組み

同じ作業を集中して行うためには
集中を邪魔するものをなくすことが効果的です

脳は眼の前のテキストに向かって静かな環境で集中して作業する予測をしている

何度も予測が外れると「疲れた」「集中が続かない」と感じて違うことをしたくなります

疲れを察知したときにはもう遅いためその前に意識的に休む必要があります。

脳も大事ですが、アタが疲れないためには身体を整えておくことも重要です。

扁桃体が過活動を起こすと顔がほてる、イライラする、下痢をする など自律神経の以上が起こります。

それでも頑張ろうとすると扁桃体はストレスホルモンを分泌することで 血糖値と血圧を上げて戦い続けることができます。

ハードに働いてもストレスにならないマインドセット


経験を積むと脳が「あのときはこうだったから今回はこう対処すれば大丈夫 」と予測をしてストレス耐性が強くなります。

「有り難い」のは有ることが難しいってことです。

良いことでも、悪いことでも、ありがたいと思えるようになったら、ストレス耐性は上がる

もし嫌なことがあったら考え方を変えてみてください

苦手なことは投げ出して他人に任せる

自分で無理だとおもったら人に振りましょう!

他人の手が入ると解決できないものが解決することがあります。
「その方法があったか!じゃぁ途中からやらせて」そんな感じでいいです。

情報をシャットアウトする

脳の疲労を回避するためにまずはこまめに休みを取る必要があります。

現代は情報過多で、パソコン作業をずっとしていたら
目からも刺激が入ってくるため、目の神経も使います。

刺激が多いほどたくさんの脳を使います。

カットできる情報はカットして必要最低限の情報量で作業することで脳が疲れにくくなります。

朝に仕事をするほうが効率がいいのは日中に比べて刺激が少ないからです。

脳を休ませるためには夜に情報をシャットアウトすることです。
部屋の電気も少し暗めにして光の刺激を少なくします。

音もできるだけ静かな環境が望ましいです。
あまりに疲れすぎていたらお昼に20分程度の昼寝もおすすめです。

メールを見ない時間を作ってパソコンを使わない時間を決めれば、夕方以降の効率が上がります。

休み過ぎも脳には良くない

休みすぎると、かえって再活動をするまでに時間がかかってしまうことがあります。

一日中ボーっとして過ごすのがいいかといったらそうでもないです。

週末に軽いストレッチやウォーキングをしておくと
週明けからのトレーニングもスムーズに再開できます。

自発的に適度な負荷をかける

乗っていない車がどんどん壊れていくのと同じように
脳は使われていないと衰えていきます。

脳を使うと疲れるとおもっている人が多いですが、じつは脳を使わないから疲れます。

わたしたち人間は無駄なことはしたくない生き物ですが
無駄なことをしないと脳は疲れます。

無駄なこと探しをすることがいいわけです。

ピンチはチャンスといいますが、そう思えるメンタリティになるまで
ちょっとしたピンチをちょっとしたチャンスに変える練習が必要です。

すると、嫌なことがあっても「いいことが起きる」と思えるようになります。

脳科学に基づいた集中力が途切れない勉強法

休みの日は、カフェでおいしいものを飲みながら勉強をするとか
場所を変えるのは集中するのに有効です。

1冊の本をずっと読み終えるまで粘るよりも
ちょっと飽きてきたなと思ったら
また違う本を読む感じで読書をしたほうが脳の集中は続きます。

また違う分野の本でも読んでいるうちに繋がりが出てくることもあります。

記憶を定着させるためにはひとつのことを長く深くするよりも
短く何度も復習するほうがいいです。

先週したことを振り返ってから今日の新しいことに取り組む

寝る2時間前までに入浴を終える

人間は深部体温が下がると眠くなります。
夕方をピークに夜にかけてだんだんと体温は下がっていきます。

入浴して一時的に体温を上げると1時間~2時間後に熱放散が起きて深部体温が下がりやすくなるため
就寝の2時間前にお風呂に入るようにしておいてください。

もっと読みたい人はこの本がおすすめです!

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