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【佐渡誠 鈴木拓】6スキル トップコンサルタントの新時代の思考法【読書感想文】

一体、どのようなスキルを身につけていくことがプロフェッショナル として求められているか

この本を読めば「10年後、20年後に向けた新しい指名を理解してその先頭に立って、チームや組織や社会を変えていこうとする人材が持っておくべき 10個の考え方を紹介します。

自分ならどうするか、自分ならどうしたいかを持つ

正解のない仕事」だからこそ、個人の思考価値や発言価値が高くなります。

関係者が納得できる解決策を探ります。

正解がないのに、少数意見をもとに正解だと思って突っ走ってしまうことにこそ、あとになって取り返しのつかない状況になってしまうリスクにつながります。

正解のない仕事を目の前にすると、さまざまな不安が出てきますが、まずは「自分ならどうしたいか?」「自分ならどうするか?」を徹底して自分に問いかけることがスタート地点です。

仮説や提案に勇気を持って打ち出していくことが、正解のない問題に立ち向かう第一歩です。

振り返りと改善を前提として仕事に臨む

正解のない仕事におけるもう1つの重要なポイントが改善し続ける ことになります。

いくら個人の発言価値が高いとはいえ、何度も議論の本筋から離れた発言 をしていると、周囲からの信頼を失うことになります。

自分が考えたことや発言を正解と思い込まずに、今の時点で考えられるベターな「仮説」でしかない、ことを認識することです。

正解がない、とは、どこまでいっても完璧な答えがないことのため、より良い仮説を探し続けることが正解のない仕事の本質であると捉えるといいです。

自責思考を持つ

正解のない仕事に立ち向かっていると、なにか理由をつけて逃げ出したくなったり、上司やチームの期待値から手前のところで諦めてしまったりすることがあります。

「自責思考」があるか、望ましくない状況に陥ったときに、他責に逃げない姿勢を持っているかどうかが影響します。

言われたことだけやる、という姿勢では、自分の成長やより良い正解に近づくケースは少ないわけです。

人任せの態度や自分の周りで起きた出来事を放っておいてしまうことをせず、なにか自分に起こせるアクションはないのか?と自分で考えて行動ができるようになります。

自責にとらわれすぎて、自分を追い込んでしまうケースがあります。

責任感や周囲からの期待に応えようとする気持ちが強いあまり、自分がやらないとという強迫観念からくることが多いわけです。

自責思考を正しく発揮するためには、最初から最後まで自分一人だけでやり抜くのではなく、ゴールに向けて自分は今何をすべきか、言われていること以外になにか考えられることや、起こせるアクションはないか、といった問いかけを習慣化することが重要 です。

仮説思考を持つ

問題解決は、「仮説」を立てながら 進めていきます。

問題を設定するにせよ、解決策を検討するにせよ。
「知識がないからわからない」「やったことがないからわからない」
では、仕事は前に進みません

わからないなりにも、一旦こう考えてこう結論づけてみる
という思考法が「仮説思考」になります。

今この時点での、良さそうな答えを考え出すことです。

調べることや考えるべきことが明確になって、効率的に物事を考えることができます。

ビジネスの現場では限られた、人・時間・予算の中で改善点を見出してアクションに移していく 必要があります。

仮説思考を活用することによって限られた短い時間の中で、より良い正解を導き出して実行に移していくことが求められている状況で、より効率的に質の高いアウトプットを出すことが可能になります。

仕事の目的・ゴール・期限を確認する

  • なぜその仕事を行うのか

  • どのような状態になればいいのか

  • 期限はいつまでか

仕事の目的である「なぜ行うのか」は
その仕事が起きた経緯や背景を理解して、その仕事の必要性を認識します。

なぜ、この仕事をしているのか?を振り返る事ができて仕事のモチベーションを保つことができます。
目的を明らかにすることで、この仕事がこの後にどうつながるのか理解することも役立ちます。

仕事のゴールである「どのような状態になればいいのか」
その仕事の完了基準を明確にすること

仕事の完了基準があいまいだと、とりあえず言われた通りの情報を集めてみたり
資料を作ってみたりしたけど、仕事として完了できていないという状況が発生する

どうなっていれば、その仕事が完了とみなされているのか
というゴールの定義は、明確に行うことが重要です。

仕事の期限とは、その仕事の最終期限を明確にすること
指定した完了基準がいつまで達成されていればいいのかを明らかにすることで
仕事のスケジュールを検討する際に、何をどのタイミングでやるか計画を立てやすくなります。

リスクマネジメントで自分の身を守る

このままだと時間オーバになりそうというとき
そのまま仕事を進めた結果、時間切れになってしまったり
別の作業を優先すべきだったという状況が起きてしまったり
上司やチームの仕事を増やしてしまうことがあります。

取り扱う問題がは複雑化する中では、「リスクマネジメント」を取り入れることで
不要な手戻りを発生させることなくスピーディに仕事を進めていくことができます。

リスクとは、将来起こりうる問題のことです。

リスクマネジメントとは、将来起こりうる問題を検知して対応策を考えて、実際に手を打つことです。

リスク検知のポイントはは、アクションの洗い出しや実施スケジュールの落とし込みを検討する際に、本当にそのアクションは実行可能なものかといったことを、「批判的な目線で確認すること」です。

一人では難しい場合には、上司や先輩との議論を通じて確認することをおすすめします。

自分が考えたことや言いたいことを言語化する

複雑で抽象的な問題に対応していくためには
自分で考えたことや言いたいことを、自分外としたとおりに相手に伝えて理解してもらうことが大切です。

言語化のちからは、語彙力と文法力の2つにわけることができます。

重要なのは、「知っている言葉から的確な言葉選びができる」ことです。

言葉をたくさん知っていたとしても、会話や文章において
適切に言葉を選んで使いこなせることが正しい語彙力になります。

  1. 言葉の持つ「中止的な意味」を意識すること

  2. 言葉が持つ「強弱」を意識すること

主語や目的語がはっきりしていないと、相手が内容の理解に時間がかかったり
伝えたい内容を正確に伝えられなかったりします。

簡単な文章で用意に気づくことができますが、複雑な問題を正確に伝えたい場合は、主語述語の関係や目的語が曖昧になってしまうことが多くあります。

自分の考えたことや意図していることを、正しく相手に伝えるために、日本語力は欠かせないです。

母国語だからこそ、普段は意識していない、日本語の使い方が、ビジネスの重要な局面で悪影響を及ぼしている可能性があります。

  • この言葉で相手に伝わるるか

  • 自分の思いが表現されているか

を自問自答しながら、正しい日本語を使いこなすことが大切です。

会話ではなく対話をする

「会話」は特定の目的を持たずに行われるコミュニケーションに対して
「対話」は明確な目的とゴールが存在する

お互いの意見をすり合わせたり、解決策を導き出していくといった「建設的なやりとり」がされるのが「対話」の特徴

対話のポイントは、まず相手の価値観や考え方を理解して尊重する事が重要です。

表面上には見えない潜在的な価値観や考えた方に思いを馳せることから、対話は始まります。

相手の価値観を理解する事も仕事だと思って一歩引いたところから相手の言動や行動を捉えてみる

また、相手の価値観が理解できたら、相手の考えていることを理解することを目的とした聞く姿勢が重要

しっかりと相手の話を聞いたうえで、自分の取るべきアクションや持つべき意見を決めることが対話においては重要なポイントとなります。

さらに、対話によってあがったいろんのな意見を取り入れるときには
自分がもともと持っていた意見を深める意識が大切です。

意見は良い・悪い・正しい・間違いってことではないため
自分の考えや意見を謙虚に見つめ、創造的な対話を行うようにしてください。

場の目的や背景に応じて、対話と会話を適切に使いこなすことがビジネスコミュニケーションの肝になります。

知識と情報を正しく理解する

知識とは、情報をリイ回して何かしらの意見をもたせたもの

いくらたくさんの情報を持っていても、自分にとって活用できるものではないと知識はなりません

ビジネスにおける知識地は、仕事において何かしらの意味付けがされて、はじめて知識なります。

情報や知識を集めること自体が目的ではなく、何かしらの目的を達成するための手段として、情報収集というアクションがあって知識の蓄積につながることを理解することが大切になります。

正解のない仕事において、必要な知識があることは前提で、その知識を活用して自分なりに物事を判断していくことが求められるます。

知識はただ持つだけではなく、明確な目的意識のもとに集めて集めた知識を自分なりに仕事に活用することが大切です。

しかし、ただ情報を集めるだけの「情報コレクタ」ではビジネスの成果にはつながらないです。

なぜ、その情報を集めようと思ったのか、その情報を得てどうしようと思ったのかといった目的や利用場面を意識することが重要です。

個人レベルでの多様性を持つ

新しい価値を生む出す仕事に関わるビジネスパーソンにとっては、多様性を高めることを意識した情報や知識の収集や幅広い経験をすることが重要です。

個人のレベルの多様性を高めるには、3つのポイントが大切です。

  1. 外に目を向ける

  2. 少しでも自分が「面白そう」と思ったものに目を向ける

  3. 食わず嫌いをしない

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