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「あること」と「ないこと」

「季節の催しを準備し終わったあとに心にフッと風が吹くのがわかる」


ろうそくの火を消すようなものだろうか?


長年あるお店を営んでいる方が、季節の飾り付けをし終わった瞬間に、今年も変わらないじぶんと去年と変わったメンバーのこと、今までが頭をよぎり、何とも言えない気持ちになる、しばらく立ちすくんでしまう、と話してくれた。

そしてこう続けた。


それでも進んでいくしかないという結論で常に終わるの、と。


様々な感情が入り混ざっている。
いらないものだと安易に切り捨てないからこそ、いいこともツラいこともある。


でも僕は何かツラいことを感じるツラさより、ほんとうにツラいのは、何も感じなくなること、何も無いことだと思う。


だからそのときに、目の前の今とたくさんの紐付く記憶や体験、感情があるのはツラいことかもしれないけど、反面豊かだと思います。
そんな豊かな記憶があるあなたがうらやましいです、とも述べた。


その人がどう思ってくれたか、どう感じてくれたかはわからないが、複雑な感情を、思いを持って、でも笑って明るく生きるこの人がカッコいいと思ったし、好きにもなった。


つくづく思う。
人とは記憶の連なりだなぁと。





今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
いろいろあるけど、笑って過ごすかっこよさ。


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