朝目覚めると僕の頭の上に大きな黒い虫がいる

驚きのあまり朝から流石に大声で叫んでしまった

今日は違うゲストハウスだから頑張って9時まで耐えよう

ゲストハウスの電気が落ちる

電気落ちるわ虫はやばいわ、旅だなあ

9時になったら歩いて5分の友達の家に行って朝ごはんを食べさせてくれる

彼女のお母さんがゲストハウスも帰りのマニラ行きのバスも探してくれた

そしてマニラ行きのバスに至っては空港まで行くのでありがたい

朝ごはんは日本と同じような感じですごく美味しかった

バスのチケットを手に入れたがめちゃくちゃ強烈な台風が近づいてるらしく、僕のフライトの雲行きが怪しい

昼ごはんは彼女の家族と韓国料理の食べ放題のお店に行った

結構美味しかったけど、お父さんがめちゃくちゃ肉を持ってくる

フィリピンは食べ物をすごく大事にしてるから、このお店でも食べ残しがあれば50%の金額のペナルティがある

みんなで頑張って食べた、そして奢ってくれた

ちなみに韓国人はバギオにめっちゃいてその次に中国人、1番少ないのが日本人らしい

なのでバギオにはたくさんの韓国料理店があってどれも安いらしい

日本料理はまじ高いらしい

ラーメンいっぱい1500円ほど

渋滞と停電がおさまるまでみんなで真っ暗な家で話し合った

お互いの文化ややりたいこと、今後について

深い話になると必ずフィリピンの人たちに言われることがある

それは、君は世界を旅するという選択肢があっていいねって言葉

僕は世界を旅するのが夢だった

でもこの夢はお金を貯めれば実現できる夢だ

日本人ならチャンスはいくらでもある

でもフィリピンは違う

そもそも国際的に見てもペソの価値が安すぎて働いても働いてもお金が貯まらないという

フィリピンの学生のアルバイトの賃金は約8〜10時間働いて900円しかもらえない

僕らの1時間あたりの給料

甘くない現実だ

そしてビザも簡単には通らない

日本に観光に来るのもかなり面倒くさい手続きがある

僕は思う。

日本人というだけで日本に生まれただけで僕たちは選択肢が多い。

何を選ぶかは自由。

でも自分のやりたいことを捨てるのはもったいない

やりたくてもできない人はごまんといる

それぞれの他人にとっての最善な選択は僕は知る由もない

けど、チャンスすらない人がいることを忘れちゃいけない

そしてこんなことも言っていた

最近フィリピンの島を中国が占領していると

僕は香港の問題や台湾の問題に関しては勉強していたがフィリピンまでも同じ状況だとは知らなかった

彼らは近いうちにフィリピンと中国で戦争が起こるかもしれないと言う

フィリピンと台湾と香港、そして次は日本だろうねと言われた

こういう国際問題は常日頃から考えていかなければならない

そして英語でこの会話ができた自分を褒めたい

渋滞も終わり良いゲストハウスをお母さんに教えてもらう

そしてもう予約してくれて半分払ってくれていた

さすがに至れり尽くせりすぎて申し訳ない

チェックインを済ませ、シャワーに入り、洗濯をし、40分ほど寝て、パブに向かう

今日は友達のニコルとイラとCJとパブに行く

バギオは音楽に溢れている街なのでライブ演奏しているパブに行ってみるのが僕のバケットリストに入っていた

めちゃくちゃ素敵なバンドがいてもう惚れ惚れ

日本にももっとこんな場所が増えてほしい

人に溢れて活気に満ちて音楽に溢れてる街

音楽や映画、アートは世界共通なので話せば話すほど仲良くなれる

明日がバギオの最終日

みんなで僕のお別れパーティと1日の計画を立ててくれていた

めちゃくちゃ幸せだ

フィリピンのお酒？かわからないけどコーラで割って飲んで豚の顔の肉を食べてバンドを聴きながらいろんなことを語り合った

そして、僕の友達であるニコルは最終日はきちんと体調を整えるために自分の家でお世話になった家族と共に寝てほしいと提案してくれた

自分のベッドを僕に渡してニコルはソファで寝ると

流石に申し訳なさすぎる

なので僕はI'm so sorryを多く使っているとフィリピンの伝統なんだとイラは言う

ゲストが来たら最大限にもてなして常に優しく明るくいるのが伝統で文化でフィリピン人なんだって

まじめちゃくちゃ泣きそうになった

今この瞬間でさえ幸せなのに、もっと優しく僕のことを気遣ってくれて

まじで良い友達と出会えたなって思う

今日は深く考えずに疲れたから寝よう

部屋にゴキブリいるから電気つけて寝ることにします


使ったお金
ゲストハウス　500ペソ
タクシー　50ペソ
バス(バギオ→空港T3,JOY BUS) 880ペソ
パブ　350ペソ