手巻きタバコのススメ
喫煙者は肩身がせまい。
東京の喫煙所はどんどん減っている。
というか、屋外でタバコを吸える場所がだんだん減ってきている。
血眼になって早足で喫煙所を探し回る時間は正直言ってかなり不毛だ。
さらにはマナーよくタバコを吸っていても周りからはやれ息が臭いだとか、服が臭いだとか文句を言われる。
挙げ句の果てにはタバコが増税され、私たちの財政事情をも圧迫している。一生のうちに多額の資金を臭い匂いを撒き散らす棒切れにかけてたことを思うとたまにやるせなくなってしまう。
しかし、多くの喫煙者はタバコをやめられない。
・タバコがないと落ち着かない
・口が寂しい
・付き合いで
人それぞれ理由はあるだろう。
しかし、皆、別にやめられないわけではない。
ただ、やめようとしないだけだ。
理由はただ一つ。
’なんかタバコはカッコイイ’
という厨二的思考から抜けられないからだ。
好きな子の前で、タバコを吸って
’タバコなんかやめなよー’
なんて言われると、いや癖で、、、とか
やめられなくて、、、、
なんて言ってしまうが違う。
ただタバコを吸っている俺がカッコイイと考えているからだ。
そんなタバコをカッコイイと思って吸っている喫煙者にはオススメのアイテムがある。
それは’手巻きタバコ’である。
多分喫煙者なら試したことがある方も多いだろう。
私は巻きタバコを常飲している。
アイルランドにいた時、マルボロなどの紙巻タバコが高いために、友人に教えてもらって手巻きタバコを始めたのだ。
そして、手巻きタバコは紙巻きたばこよりもなんかカッコイイのだ。
パウチからワイルドかつ、無造作に葉を取り出し、紙でくるくるとまいて吸う。
何か映画のワンシーンのようにも思える。噂によればジョニーデップも手巻きタバコを常飲しているだとか。
とにかく要約すると手巻きタバコはなんかカッコイイのだ。
ちなみに、たまにローリングマシーンという手巻きタバコを簡単に作る機械で、手巻きタバコを巻いている人がいる。
機械にタバコ葉と紙をセットして、ローリングマシーンをくるくるとすれば綺麗な手巻きタバコが完成する。
ちなみに私はこれは邪道だと思っている。
理由は一つ。
カッコよくないからだ。
例えばジョニーデップが手巻きタバコをローリングマシーンでちまちまと作っていたら?カッコイイか?
もちろん答えはNOだ。
手巻きタバコはその場でくるくると手で作るからカッコイイのだ。
手巻きタバコは紙巻きたばこよりも安く収まるし、味もなかなかイケる。
しかし、一番の利点は手巻きタバコから醸し出されるなんとも言えぬカッコ良さだ。
私の中の厨二病が疼くのだ。
しかし、現実は残酷だ。
手巻きタバコを吸っていたとしてもあまりカッコ良さを、私レベルの人間では醸し出せない。
逆に、変人だとか、ただカッコつけているだけだとか思われてしまう。
’イキっている’
という単語を何度浴びせらたことか、、、
それもそのはず、日本では手巻きタバコがまだ一般的ではないからだ。
ではなぜ、私はそれでも手巻きタバコを吸い続けるのか。
答えは簡単。
’手巻きタバコはなんかカッコイイ’
これに尽きるからだ。
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