Taiki

日々の考え、ちょっと昔の思い出などを文章の練習も兼ねて、つらつらと書いています。 旅、…

Taiki

日々の考え、ちょっと昔の思い出などを文章の練習も兼ねて、つらつらと書いています。 旅、海外系の記事が多めです。

最近の記事

夏なんて嫌いだ

正直言って、夏は苦手だ、というよりは嫌いだ。 理由は一つ。私は暑いところがひたすら嫌いなのだ。 そんなことを言うと夏好き派はやれ夏には花火大会がある、海やプールに行けると主張する。 そもそも熱帯夜なんか言われている真夏の夜にわざわざ人混みの中で花火なんか見ても疲れるだけだ。 そもそも花火なんて冬に見た方が楽しい、なんて妙な自論を私は持っている。 じゃあ海やプールは?あれは夏にしか楽しめないものだぞ? とは言っても私は薄着をするのが生理的にあまり好きでないのだ。 なんなら半

    • ベルリンでネオナチに遭遇した話

      現在、私はドイツ・ベルリンに滞在している。 とは言っても、仕事や留学なんかの長期滞在ではなく、長期休みを利用した3週間程度の観光のためだが。 ベルリンといえばドイツ、いやヨーロッパの中でも一番のリベラル都市だと言われている。 理由としてはベルリンの壁崩壊による多種多様な人材の流入、そしてそれによる新しい文化、LGBTに沿った音楽やアートの発展、さらにはそこから新たなビジネスなんかも生まれている。 このような背景がベルリンをヨーロッパ1と言わしめるような都市に発展させてきた

      • 二度と会うことができなくなってしまった人たち

        季節ごとに無性に観たくなってしまう映画というのは1つ2やつ誰しもが持っているものだろう。 私ならばかなりミーハーだが、間違いなくアニメ版「時をかける少女」だ。 なんともキラキラとした高校生活と若者の疾走感が描かれており、ビジュアルもいかにも’夏’という爽やかな雰囲気がある。 作品のような甘酸っぱくて爽やかな高校生活を過ごせていなかった私は、以前はまともに直視できなかったが、最近になってようやく楽しんで観れるようになってきた。 「時をかける少女」は皆さんもご存知の通り、映画

        • ベルリンの優しさ

          ベルリンは冷たい街だ。 誰がどんなことをしていようとも、どんな格好をしていようとも、どんな人種だろうと、誰も気に留めなんかしなかった。 多分この街の人たちは、他人に無関心なんだと思う。 それが旧東ドイツ時代に作られた、無機質な建物と、 一日中小雨が降る冷たく乾燥した空気が充満する気候と相まって、 この街自体が何事にも興味を持っていないのじゃないかという錯覚を持たせる。 でも、’冷たい街’だからこそ、誰かにとってはとても住みやすい街なんだろう。 例えば社会的マイノリティー

        夏なんて嫌いだ

          アムステルダムとゴッホの油絵

          アムステルダムは油絵みたいな街だった。 色んな色が混ざり合って、 まるでゴッホが描いた油絵みたいにカラフルで、目が回るようだった。 アムステルダムは私が好きな都市の一つだ。 旧市街は古く、趣のある景色が立ち並び、蜘蛛の巣のように張り巡らされている運河がある。 石畳の道路は毎日のように降る雨によって濃い灰色に変色していた。 しかし、決して’汚い’とか’劣化している’なんていう印象は皆無で、適度に手入れをされながら、不要になった建物は壊すのではなく、リノベーションされまた

          アムステルダムとゴッホの油絵

          手巻きタバコのススメ

          喫煙者は肩身がせまい。 東京の喫煙所はどんどん減っている。 というか、屋外でタバコを吸える場所がだんだん減ってきている。 血眼になって早足で喫煙所を探し回る時間は正直言ってかなり不毛だ。 さらにはマナーよくタバコを吸っていても周りからはやれ息が臭いだとか、服が臭いだとか文句を言われる。 挙げ句の果てにはタバコが増税され、私たちの財政事情をも圧迫している。一生のうちに多額の資金を臭い匂いを撒き散らす棒切れにかけてたことを思うとたまにやるせなくなってしまう。 しかし、多くの

          手巻きタバコのススメ

          聖なるドブ川での祈り

          インドほど旅人にとって魅力的な国はない。 太古の昔から続く宗教的な儀式がさも当たり前のように日常的に行われていながら、その儀式に一端の旅行者であってもかなり近い距離感でその雰囲気を体感することができるからだ。 特に、ヒンドゥー教の聖地であるバラナシではその傾向が顕著である。 ヒンドゥー教徒は死に際に差し掛かると皆、バラナシに行くそうだ。 なぜなら聖なる川、ガンジス川のふもとで火葬され、その灰をガンジス川に流されることにより、辛く苦しい輪廻から解脱できるから、とのことらしい

          聖なるドブ川での祈り

          アイルランドと黒ビールと差別

          昔、アイルランドに住んでたことがある。 コークというアイルランドの南部に位置する 第二都市にいた。 第二都市といっても日本の大阪のような規模の都市ではなく、 せいぜい名古屋、いや、それよりもはるかに小さい、 何にもないところだ。 アイルランドは天気が悪く、 一日中小雨が降る、鬱々とした、 外にいるだけでどんどん悲しい気持ちになる街だった。 何もないといったが、何故だかパブだけは大量にあった。 そして、天気も悪いといったらパブで酒を飲むくらいしか やることがない。 アイ

          アイルランドと黒ビールと差別

          長期インターンで悟った、情熱の持てる仕事の見つけ方 その2

          その1 の続きです。 インターン中に頭にずっと浮かでいた ’やめたい’ この四文字の原点をひたすら探した。 ベンチャーにありがちな長時間労働 営業にありがちな客からの理不尽な要求 インターンながら数字に追われるプレッシャー どれもやめたいと思うには十分すぎる理由である。 しかし、どれもそんなに決定的なわけでもない。 しかし、同僚に言われたある言葉で ’やめたい’の正体がわかったのだ。 「お前は今の仕事は全く好きそうにも、興味を持っているようにも 見えない。要は、

          長期インターンで悟った、情熱の持てる仕事の見つけ方 その2

          長期インターンで悟った、情熱の持てる仕事の見つけ方 その1

          ’働く’というのは非常に残酷だと感じる。 一部の人間を除いたら、’自分はこれで飯を食って行きたい’ という強い気持ちを持って仕事をしている人間はなかなかいない。 生活のために、世間体のために、 何かしら理由をつけなければとてもやっていけないのかもしれない。 本当に好きなことで、情熱を持ってできることを仕事にできている人は 何人いるのだろうか。 この記事では、22歳の若輩者ながら、知らない誰かに ’楽しさと情熱を持てる仕事’ の見つけ方の、自分なりの考え方を伝えられたらと思

          長期インターンで悟った、情熱の持てる仕事の見つけ方 その1