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Taisei Yamadaの写真日記【フランス編】

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本
フランス留学中の大学生が贈る、フランスの写真日記。
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Taisei Yamada＠ZoW Media Lab/アオドリ
Taisei Yamada＠ZoW Media Lab/アオドリ

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太陽の踊り子

エクス＝アン＝プロヴァンスの街にて。大学の授業終わり、野暮用と買い物ついでに、せっかく街の方に来たから写真を撮って帰っておトク感を出そうと、日本人のカメラ友達を誘って街を歩いた。日が沈み始める頃、ちょうど夕陽が差し込む通りに出た。こんなに趣きのある放課後が今までの人生であっただろうか！ってテンション高めで必死にシャッターを切り続けた。
    Taisei Yamada＠ZoW Media Lab/アオドリ

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    青春は初恋のように。

    パリ旅行、ルーヴル美術館前にて。動きのあるものを撮ってる時は特に「またと無い瞬間を撮ってる！」ってめっちゃ実感する。この写真はすごい青春って感じがする。青春は終わらないはず。終わっちゃってもまた始められるはず。青春は初恋のように。自分で考えたくせに、意味は自分でもはっきり言葉にできない。でも響きが好きで、自分ではまだ操れてない言葉の力が秘められてる気がして、きっといつか答え合わせができるはず。青春なんかは、あとから答え合わせするようなもんなのかなと思う。
    Taisei Yamada＠ZoW Media Lab/アオドリ

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    A sense of history.

    パリ旅行最終日、セーヌ川沿いにて。セーヌ川を入れたイイ感じのアングルを探してたら出会った景色。この景色を目にした時、この街の歴史とか昔の人々にちょっと想いを巡らせた。何かに歴史を感じる時、僕はよく自分の大切な人を思い出す。出逢ったのはほんと奇跡みたいだなとか。出逢う前にも世界には色んなことがあったんだろうなとか。世界の寿命からしたら自分の人生は一瞬の出来事なのかなって。少し寂しかったり、でもやっぱり出逢えたのがどうしようもなく嬉しい。
    Taisei Yamada＠ZoW Media Lab/アオドリ

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    A love.

    パリ旅行最終日、セーヌ川に架かる橋の上にて。行きたかった場所に行けず、街を撮り歩きしていたら出会った瞬間。まだちっちゃい女の子と、その子の面倒を見ているらしいおじさん(おじいさんに近いおじさんだったので、お父さんなのかがわからなかった)が橋の上で、抱きしめ合ったり、笑みをこぼしながら話したりしてた。世界の大きさに比べたら小さく見える景色だけれど、きっとその愛情はすごく深くて大きいんだなって思った。悪いことが起きませんようにって小さく祈った。
    Taisei Yamada＠ZoW Media Lab/アオドリ

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    We’re rolling.

    パリ旅行最終日、セーヌ川沿いにて。おもちゃ？のカメラとかが並んでて、なんとなくちっちゃい頃の思い出が蘇った。坂の途中にある、大きいのにあんまり人が来ない公園で遊んだ記憶。あの時おじいちゃんと何話してたんだろ。いつもは何を話してたんだろ。でも休みの日に親なしで電車に乗って会いにいくくらい、好きだったのはほんと。We’re rolling. これはテレビとかでカメラを回すときのフレーズ。生まれてからずっとカメラ回しっぱなし。流行った映画じゃないけど、カメラを止めちゃだめだね。レンズには地味に自分が写ってる。
    Taisei Yamada＠ZoW Media Lab/アオドリ

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    パリ旅行最終日、街を撮り歩きしていたらセーヌ川に架かる橋のところで見つけた施錠達。何か強い想いがあったのかも。ちょっとだけ背中を押された感じになった。もう生まれてからこんなに時間が経っちゃってる。どれだけ時間を上手に使えたかわからない。もう無駄にしたりしない。