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【徒然】言葉の断捨離

ふと思い立った雑記です。最近使わなくなった(使わないように意識が向いている)言葉。あくまで僕が使わなくなっただけで、使っている人を蔑視する気持ちはありません。

推し

少し前までは使ってましたが、最近使うことに抵抗感を覚え始めた言葉。
この言葉は世間でも急速に市民権を得ましたが、世間で気軽に使われるようになったがゆえに、僕の大好きなもの・人たちを表すのに、この言葉では軽すぎるように感じ始めていて。

例えばポルノグラフィティは「僕が敬愛するアーティスト」やし、マイフェアプリンス田代万里生くんは「僕が大好きなミュージカル俳優」であって、「推し」という言葉ではキャパが足りていないといいましょうか。

そもそも僕自身、ファンとはどういうスタンスであるべきかという思想が強い人間なので、そのファンとスターの関係性を踏まえてなお、「推し」という言葉がもつ響きがしっくりこなくなった、という感じ。

無論、以前はよく使っていましたし、今までに書いたnoteを見ても度々登場しておりますが、過去は過去、人も言葉も諸行無常ということです。

否定形で褒める構文

これはオタクが使いがちな構文だと思うのですが、僕は否定文自体があまり好きではなくて、年々使うのに抵抗感が増している。

例えば「尊さしかない」とか、「〜しか勝たん」とか。後者は元々好きではないので使っていないですが、どうしても否定文によるマイナスのイメージが強くて、極力避けてる言葉。
二重否定とか、表現力としてそこにはある種の言葉の美しさや妙もあるにはあるのですが、推しと一緒で乱用されてるからかな、趣を感じない。

否定形ではないですが、「〜すぎる」(楽しみすぎる、尊すぎるなど)も、オタクファンが使うというシチュエーションでは苦手な部類。

お願いします

これはお仕事のお話ですが、「お願いします」ではなく「お願いできますでしょうか」を使うようにしているというお話。自己満足でしかないですが、ちょっと印象が柔らかいかなと。

逆に「お願いします」を使う時は、よっぽど納期が迫っているとか、これだけは絶対外してほしくない、というような状況に限定しています。特にメールでは冷たい印象になりがちなので、使い所を気をつけたい言葉やなと。

ご高覧ください

この言葉自体というより、あくまで例なのですが、こういう格式ばった言葉は、使うのに適切な場面があるなということ。ビジネス上の敬語に多いかな。

難しくて響きがかっこいい言葉は、つい使いたくなりがちですが、伝わらなければ意味がない。伝えるのが上手な人は、相手の語彙レベルに合わせた言い換えや表現ができる人だと思うし、そうありたいなとも思う。

きらい

「嫌い」って、言葉のもつパワーが大きいと思っていて、時に「好き」より強いように思います。

好き嫌いは誰にでもあるけど、誰かの嫌いは誰かの好きである可能性も高い。
嫌いじゃなくて、好みではないとか、自分には合わないとか、ちょっとマイルドにしたほうが良いなと思い始めた今日この頃。


と、いうわけでこの言葉たちとはここでお別れ。もしかしたらまた出会うこともあるかもしれませんが、それはそれ。


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