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【旅レポ】地元に観光客として行ってみた@京都

「そうだ、京都に行こう」。

そういえば最近旅行らしい旅行もしていないなあ、というところで、マイナポイントの支給も始まり、近場でどこか遊びに行こうと思い立った1週間前。有休もとれた。

どこがいいかとネットサーフィンしていて、ふとひらめいたのが「あえて地元に旅行しに行く」ということ。ちょうど地元割みたいなやつ(京都は「京都魅力再発見プロジェクト」)の期限が迫っていたので、これはチャンスとばかりに宿を予約しました。

京都に住んでいると、日常生活で観光客とすれ違うことは数あれど、自分が観光スポットに行くことなんてあまりない(わざわざ混むところに行かない)。
京都以外の出身の方でも、わざわざ地元で旅行なんて、あんまりしないと思う。まさに「魅力再発見」やなあと。

僕自身、京都出身と言えど、いわゆる観光スポットがたくさんあるエリアには住んでいなかったし、「本当の意味での市内」の人からすれば冷たい笑顔を向けられる自信がありますが、社会人になって大阪に住んでなお、アイデンティティはいまだ京都なので「地元」と称すことを許してほしい。許してください。そろそろ京都に帰りたいんですけどねえ…。

というわけで京都出身の僕が京都に観光客として行ってみた!というレポです。よろしくどうぞ。

チェックイン

今回泊まったお宿はこちら。

ビジホで有名なドーミーインの系列なのですが、割と最近できたホテル。ドーミーインのプレミアムブランドの中でも「和」をテーマにしたシリーズだそう。中々良いと噂には聞いており、いつか行きたいと思っていたのです。

館内は和テイストで統一されていて、とにかくキレイ。和と言っても「古き良き旅館」というより、洋ホテルのいいところも取った「日本人が求める日本の宿」って感じ。伝わるかな。とりあえず公式ページで写真見てください。とにかくキレイなんです。

お部屋の写真も割愛しますが、入った瞬間思ったのは「え。住みたい」。
トイレ、洗面台、シャワールームと寝室が、それぞれ程よい広さがありながらコンパクトに収まっていて、これにキッチンついてたら住みます。

一番キュンとしたのはフレームが低めのベッド。これ憧れるやつ!しかも一人で泊まりに来たけどダブルサイズなので、贅の沢ですよ。もちろんダイブさせていただきました。至の高。15分くらいベッドの上で溶けてました。

お風呂

チェックインした後、まずお風呂に行きたくなったので入浴。この「野乃」シリーズはお風呂も贅沢なのですよ。

普通の温泉に岩風呂(吹き抜けあり)、壺湯、シルキー風呂と色々ありましたが、一番良かったのは2Fの「瞑想の湯」。

明かりもBGMも控え目で、お湯も少しぬるめ。これがホンマに最高に気持ちよくて、「浸かってみろ、飛ぶぞ」と言わんばかりの極楽浄土。寝湯があるのもポイント高いですね。
お客さんもそれほど多くなかったので、静かな空間でゆったり過ごせるこの空間、のぼせない限り何時間でもいられる。

想像してみてください。
日が沈んで間もない頃、まだ山際にほのかに夕焼けの色が残っているような景色。都会の喧騒も生き物の鳴き声も聞こえない閑かなひと時。温かくて静かな海。そこに浮いている自分の姿。このお風呂はそれです。

温泉・水の中大好き人間なので、水と一体となっているかのようなエクスタシーすら感じる(何を言っているんだ)。ああ、生命の始まりは水、母なる海やなあと、そんなことすら感じる(何を言っているんだ)。

もちろん夜だけでなく、翌朝も入りましたよ。サウナは苦手なので入ってませんが、温泉だけでも朝からある意味整いました。

ちなみにお風呂上りは「湯上り処」で、夜はアイス、朝は乳飲料の提供がございます。すべて無料です。太っ腹やなあ。さすがドーミーイン系列。

アイスはバニラ、モナカ、チョコバー、Doleのフルーツキャンディーと種類も豊富です。さすがに全種類食べたらお腹下すので1本だけにしました。欲に勝った僕えらいねえ。

お風呂上りのアイスなんておいしくないわけがない

御飯

このお宿がある七条通りは、結構飲み屋さんが多い通り。しかもこじゃれたお店も多いのでどこかで飲もうかとも思ったのですが、入りたいお店はどこも満席だったので諦めました。まあどうしても飲みたい気分でもなかったのでよしとする。
ということで実質晩御飯はこちら。

夜鳴きそば!
ドーミーインの名物ですね。夜食サービス自体は珍しくはないと思うのですが、ラーメンは中々ないのでは。僕はあまり大食いではないので、これくらいのサイズがちょうどよい。お風呂上りの浄化された体に染みますね。
ちなみにご存じの方も多いと思いますが、京都は日本有数のラーメン激戦区です。

いわゆる半ラーメンですね

更に部屋へ戻って冷蔵庫を開けると、カットフルーツのサービスが。アイス、夜鳴きそば、フルーツ。全部サービスです。世界仰天ニュースに出てくるおデブさんより太っ腹。

ささやかな贅沢

続いて朝ごはん。みんな大好きバイキングですね。
絶妙に写真の撮り方にセンスがないですが、お料理の種類はもっとあります。朝から海鮮丼は贅沢ですし、揚げたての天ぷらまでいただけます。デザートも抹茶プリン、ヨーグルト、フルーツ、わらび餅…さすがに制覇できませんでした。

先ほど「僕は大食いではないので」と言っておきながら、普段の朝ごはんの3倍くらい食べてますね。旅行マジック。
この後部屋に戻って、チェックアウト時間のギリギリまでベッドの上で溶けてました。

どうだい、お腹が空いただろう

河原町

名残惜しくもホテルを発ち、河原町へ。

観光客風に自撮りする地元民の図

三条大橋と鴨川。平日の朝、かつ天気がぐずぐずだったので、さすがに鴨川カップルは皆無でした。ふん、やつらめ絶滅したか。
河原町~三条~寺町通りあたりをブラブラ。学生時代はちょくちょく来てたのですが、新しいお店も増えて、新鮮でした。

天気はぐずぐずと言えど、京都らしからぬ過ごしやすい気候で、気温湿度ともに快適でした。京都の夏はこんなんじゃないぞ…?

四条通りに行くと、祇園祭の時期だったので、山鉾が立ち並んでおりました。祇園祭も久しく行ってないですね。世の中がもう少し落ち着くことを祈って。

小雨が降っていたのでサッと写真だけ

錦市場

「魅力再発見プロジェクト」で2000円分のクーポンをいただいたので、久々に錦市場でお買い物。平日ということもあって、どこのお店も割と入りやすくて楽しめました。ご時世もあって、食べ歩きはできないのが残念ですね。

朝食を食べ過ぎたので、お昼代わりにお団子。歩き疲れた時にちょうどいいよね。
錦市場とその周辺は美味しいお店も多いので、またゆっくり(かつお腹を空かせて)来たいです。

ふだんはスーパーで98円の団子を食べてます

帰還

1泊2日の地元旅。とりあえずゆっくりのんびりしたかったのが一番なので、平日と言えど混みそうな寺社仏閣などは行っておりませんが、普段働いている時間に、のんびり贅沢しているこの優越感。何回味わってもいいですよね。学生の時には分らない幸せの感じ方ですよ。

今思うと、学生時代にもっといろんなところに遊びに行っとけばと思うのでが、お金も時間も貧乏だった当時の僕にはできなかった。そういう意味では社会人になった今の方が、好きなことしてのんびりできていいのかもしれない。

少しずつ「共存」路線になっているとはいえ、まだまだ外出がしづらいご時世。あえて地元をのんびり開拓するというのも一興やなと思いました。

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