齢27にして初めて結婚式にお招きいただく機会がありました。しかも立て続けに2回。これが結婚ラッシュというやつですね。

最近は家族だけでの式も増えているし、そもそも挙式しませんというカップルもいます。加えて僕は交友関係が非常に非常に狭いので、まあ呼ばれることなんてそうそうないのです。

お招きいただいたお2組へのお祝いの気持ちは、お2組とそのご親族に直接申し上げるものなので、このnoteではしたためません。ただ一言、一生に一度の晴れの日に、こんな僕をゲストとして招いていただいたこと、本当に感謝します。

小さい頃に親戚の式に参列して以来、良識ある社会人として列席するのは初めてで、ゲストではありますが緊張しました。

今回は、初めて結婚式というものに触れて思ったことをつらつらと。

幸せの塊

列席して思ったのは、本当にこの一言に尽きる。

ブライダルは流行り病で大打撃を受けた業界でもあるうえに、初めに書いた通り、式自体やらないというカップルもたくさんいます。そんな中で今回お招きいただいた2組には、比較的王道というのか、いわゆる結婚式と披露宴と聞いて思い浮かべるものを見せていただきました。

一生に一度の晴れ舞台。同じ時間、同じ空間で幸せを共有する。ゲストとして参加して、心満たされる式でした。幸せの形は人それぞれなれど、ああ、これもまた一つの究極の幸せなんやろうなあと、しみじみと思うのでありました。何より、ご親族、特に親御さんの筆舌しがたい表情には、ただのゲストである僕の心にもグッとくるものがありました。

うん、結婚式っていいものですね。

翻って自分に

じゃあ、こんな華やかなイベントを、いつの日か自分もすることがあるんだろうか。

帰り道にぼんやりと考えた時、今現在パートナーがいないということを差し引いても、自分にはイメージができないな、と思いました。

そもそも僕は仮に自分がやるとして、フォトウェディングで十分じゃない？と思うタイプ。盛大な式をやるよりは、式をしない分、二人で旅行行ったり、家族両家でちょっといいご飯に行ったりする方がいいなあ、なんて思ったりするのです。
相手もいないくせに、どの口が言っているのでしょう。自分でも驚き桃の木山椒の木。

もちろん、仮に僕に素敵なパートナーがいたとして、結婚を考えた時、挙式等々のことは考えるでしょう。お相手の意向もあるし、男女で語るのはナンセンスかもしれませんが、やはり女性の方が結婚式への憧れが強いというのは一定程度事実のように思います。何より披露宴や挙式は、今までお世話になった方たちへの感謝、という意味合いもある。
そして挙式や披露宴は、当人たちだけでなく、親族のためにやる、という考えもあります（実際、今回参加させてもらったうちの1組は、自分たちは興味ないけど家族の要望に応えてやった、と聞いた）。

独り身の僕が今考えるものでもないのですが、オシャレなムービーにふさわしい写真もなければ、お呼びする友人なんか選べない。
と電車に揺られながら考えると、親には申し訳ないなという気持ちもどこかであって。今回見せていただいたご両家の親御さんのように、我が母に幸せな顔をさせてあげることができないのだと思うと、ちょっと胸が締め付けられる。

そして幸せな式に招いていただいたにもかかわらず、勝手におセンチになっている悲劇のヒロイン気取りの自分にも、今、引いてます。

白馬の王女

いや、27歳で何言うとんねん、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、はやい話、周りの結婚ラッシュに焦っているのです。定期的に来るんですよ、この焦りの波が。

式に列席した他の人も既婚者/結婚控えている人が多くて、うっ、話に・・・ついていけない・・・つらい！ごめん、皆が結婚の話をパートナーとしている間、僕はソロ活に勤しんでるし、ミュージカル見て感激してるし、ポルノ聞いて泣いてんねん。

白馬に乗った王女が現れるのを待っても来ない。狩場にいけど鉄砲玉はあらぬ方向に飛んでいくし、仕掛けた罠には自分で引っかかる。そんな拗らせ男子が、タキシードを着てチャペルに行く日は来るのでしょうか。アーメン。

自分がするしないはさておき、結婚式っていいなぁって思いながら、今、引き出物でいただいたお菓子を貪ってます。

さーて、来週のたいしょーろまんは？
・僕、拗らせる
・僕、一周回って独身を極める
・僕、やっぱり辛くて落ち込む
の3本です。他の記事も見てくださいね～…じゃん、けん、ポン！うふふふふふふ！

この記事は、〇芝と、ご覧の不安定な心の提供でお送りしました。