ガラパゴス日本の、ホロコースト司法。


より

上記文抜粋
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「最良証拠主義」日本の光と影

理の眼

冤罪の反復断つために=青木理
オピニオン
毎日新聞 2023/3/1 大阪夕刊 有料記事 958文字
滋賀県日野町で1984年に起きた強盗殺人事件、いわゆる「日野町事件」をめぐり、無期懲役判決を受けて服役中に亡くなった元被告の再審=裁判のやり直しを、大阪高裁も認める決定を出しました。検察が最高裁に特別抗告するか否かの判断は残るものの、「死後再審」の開始が確定すれば戦後初。各紙が大きく報じた通り、画期的な判断ではあります。

 ただ、僕などは「また同じことが……」と嘆息してもしまうのです。高裁決定を受けた翌2月28日、本紙朝刊はこう書いていました。<「死後再審」への流れを決定付けたのは、阪原弘・元被告の遺族による再審請求後に初めて開示された証拠だった>と。

残り679文字(全文958文字)
文字起こしすると、

そう、この事件もまた元被告の犯行を裏づける直接証拠はなく、捜査段階の「自白」が有罪立証の柱とされていました。ところが再審段階で検察側がようやく示した証拠を吟味したところ、元被告の犯行と断ずるには「合理的な疑い」が浮上。その「新証拠」が何かは各紙報道に譲りますが、近年も途切れない冤罪事件、実はこのパターンがとても多いのです。容疑者、被告に有利な証拠が有っても検察、警察が隠し、しかも密室の過酷な取り調べで「自白」に追い込み、しかし、隠されていた証拠が後に開示され、「有罪ストーリー」が崩れて冤罪が判明するパターン。

この反復を断つため、いいかげんに僕たちは本質問題と向き合うべきです。検察や警察と言った捜査機関の活動は、あくまでも僕たちが負託した権限や税金によって行われている以上、それを駆使して収集した証拠群は検察の物でもなく、本来は僕たち全員の「公共物」。

ならば、基本的にすべてが公判廷で開示され、それに基づいて被告が「guiity(有罪)」か「not guiity(有罪ではない)」かを判断するのが近代刑事司法の大原則。なのに、それすらいまだに貫徹できていないこの国の刑事司法。

再審段階でも同様です。現状では再審請求時の証拠の開示の法的ルールも未整備で、裁判所の恣意に委ねられたまま。でも、これは至極当たり前ですが、無辜の人を誤って罰してしまうのは、決して取り返しのつかない圧倒的不正義であり、それを回避する手立てを尽くすのは、僕たちの社会の重大な責務でもあるのですから。(ジャーナリスト)

日本独自の奇習「最良証拠主義」

疑似共同体(絆国家)日本以外の近代民主主義を標榜する国家では検察・警察が被告側に有利な証拠類を開示しなかった段階で自動的に無罪釈放になる。もちろん証拠類の隠蔽に加担した公務員(検察官や警察官)は懲戒免職処分は免れないのである。
しかし我がガラパゴス日本では被告側に不利な証拠だけで裁判するので刑事裁判の99・9%有罪になり、世界一の平和で安全な社会が出来上がっていたのですから「素晴らしい」ともいえるが、一方では間違いなく一定の確率で無辜の被害者が厳罰になる「冤罪」も生まれすのですから恐ろしい。まさに「最良証拠主義」日本の光と影である。
★注、
知的エリート(メディアを代表する有識者)である青木理は民主主義社会では検察警察が無罪の証拠を隠せば重大な犯罪行為とみなされるとのグローバルスタンダートを知らないはずがないのである。
今回のオピニオン記事「冤罪の反復」云々に書いている文言自体は少しも間違っていないが、「世界基準」と言うか大人の一般常識を知らないふりで、曖昧に誤魔化す態度が不真面目である。(誰に遠慮しているのだろうか?)

『まさに「権力犯罪」そのものの最良証拠主義』

被害者からは犯人のDNAが検出されていた。ところが、被告とは別人だったので検察当局は無罪の評決を恐れ、裁判には提出されなかったので無期懲役の判決になったのである。
★注、
巨大なガラパゴス島である我が日本国では、世界の常識とは大違い、検察当局は捜査で集まった膨大な証拠類の内で有罪につながるものだけを選別して裁判所に提出する『最良証拠主義』(優良 証拠制)なる摩訶不思議な怖ろしい制度が存在し、(無罪の証拠はすべて握りつぶし、有罪の心象だけ厳選して提出するので)刑事裁判で起訴されたら99・9%有罪になるように出来ていた。
いくら無罪でも日本では(目を付けたら最後で)『一人も逃がさない』のですから怖ろしい。基本的に国民主権の民主主義とは無縁で無茶苦茶なのである。

『善良だが愚かすぎる日本人たち・・・』

公判で全面的に否認したが無期懲役になった被告ですが、年齢は34歳だが台湾生まれで日本語が拙くて幼く見えた。有罪にした一般市民による裁判員たちですが、検察が『法廷で流した7時間以上の映像』を見て本物だと判断したという。呆れるやら驚くやら。何とも恐ろしい話である。
我が日本国の警察の捜査力は3流だが、容疑者を無理やり自白させる能力においては世界一だったのである。(有名な鹿児島県の志布志事件では丸っきりの無罪だったのに逮捕・拘留どころか、たった1日程度の任意捜査の段階で11人中で5人までが涙を流しながら自白したし自殺未遂まで出たのですから精神的拷問が凄まじい。普通の神経の持ち主は長期拘留では必ず誰でも自白するのである。
今回ですが事件発生から1週間後に任意捜査(実際は強制的に無理やり連行)したのが朝の7時で、逮捕したのは夜の10時前なのですよ。4月に県条例違反で書類送検されているのですか指紋採取も行われている。それなら強制連行してから自白したので逮捕状を取ったが、指紋の一致などの決め手となる物証が一切見つかっていないのです。今回ですが、限りなく冤罪である可能性が高い。2018年05月16日 | 社会 またやった女児殺害でマスコミと警察のスクラム

・・・・・中略・・・・

女児2人殺害で死刑執行 “飯塚事件”元死刑囚の家族が「違う男と一緒にいた」との目撃証言を証拠に2度目の再審請求【福岡発】

2021年7月15日 木曜 テレビ西日本

無罪主張もDNA鑑定が決め手に…2008年に死刑執行

1992年に福岡県飯塚市で小学生の女の子2人が殺害された、いわゆる「飯塚事件」。

久間三千年元死刑囚(当時70)の家族が、新たな目撃証言を証拠として2度目の再審、裁判のやり直しの請求を福岡地裁に求めた。

・・・・・・・中略・・・・・

Koichi Kawakami, 川上浩一 @koichi_kawakami

研究室で小型リアルタイムPCR機とTakaraの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検出キットのデモをしました。担当の方のお話では、クリニックや病院から引く手あまたで供給が追いつかないとのこと。小型車くらいの値段で買えます。「一家に一台PCR」もそう遠くないかもしれません。

全ての病原菌の検出に対応できますし、子供の科学教育にも役立ちます。スーパーで買って来た食品の由来等を調べることもできます

【コロナを離れて。普段、生物や遺伝子に馴染みの無い方へ】
このPCR機を使って、ウィルスから人間、ペットの犬、猫、道端の草花、昆虫、スーパーの野菜、肉、魚の切り身等から遺伝子(DNA)を増やすことができます。それは地球上の生物が祖先が共通で、同じ遺伝物質同じ遺伝暗号を使っているからです。 twitter.com/koichi_kawakam…

【念のため】
PCR機は、何でも(やたらに)増やす機械ではありません。人間の遺伝子を検出しようとする時には人間の、猫の遺伝子を検出する時には猫の試薬(プライマー) を使います。なのでコロナを検出する試薬(プライマー)で、インフルエンザを検出することはありません。(プライマーの特異性) twitter.com/koichi_kawakam…2020年11月03日 | 存在脅威管理理論 \(^o^)/オワタ 新コロ 大阪都 米大統領選


国立遺伝子研究所教授で長年PCR検査で飯を食っている(PCRの専門家)の川上浩一によると、ほぼ唯一の有罪立証の決め手の警察(科捜研)のPCR検査によるDNAの一致について「全くの鑑定ミスである」「何処にも一致点が無い」と断定していたのである。

★注、
他の冤罪とは大きく違い「飯塚事件」が特異なのは未熟な科捜研による「PCR検査によるDNA型の一致」と言う、日本人特有の科学信仰(盲目的な科学万能主義?)が大きく影響していたのですから恐ろしい。ほぼ水戸黄門の葵の印籠と同じ意味が「科学」だったとのブラックジョーク。優秀なプロが『怪しい』『犯人だ』と睨んだ場合9割以上が本物の犯罪者なだが、何しろ客観的証拠では無くて第六感が根拠なので時々は大外れして飯塚事件のような無罪の人が死刑になる

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抜粋終わり

疑似共同体(絆国家)日本以外の近代民主主義を標榜する国家では検察・警察が被告側に有利な証拠類を開示しなかった段階で自動的に無罪釈放になる。もちろん証拠類の隠蔽に加担した公務員(検察官や警察官)は懲戒免職処分は免れないのである。

証拠の隠匿・改竄が「最良証拠主義」で、検察・裁判所はいくらでもできる。

まさに、日本の刑事裁判は「ペテンの大きな詐欺芝居」だったのです。

詐欺芝居を「裁判」っていうような国だから、まともに「政治」や「社会」ことなど、誰も考えることができないのです。

まあ、これも「天皇は神で間違えない~その臣僚に間違えは無い」って天皇って宗教です。

さらに「エリート同士の忖度と仲間意識」で、庶民を無条件に冤罪にできるわけです。


能力主義的価値観に基づくのであれば、「成功している自分は自分の美徳のおかげ、失敗している君は君の悪徳のせい」というように道徳的な価値が社会における成功と紐づくことになります。
その様な状況下では、勝者は自分の成功に対して傲慢になって敗者を見下し、敗者は現実で苦しんでいるところをさらに侮辱をうけて勝者を憎むことになります。
その様な状況下では勝者からの同情も敗者からの尊敬も生じえず、「熟議を重ねて自分とは立場の違う他者のことも考える」という民主主義・市民社会の前提が蝕まれていきます。
具体的には、リベラルエリートからすればブルーカラーで仕事を失った貧しい白人は「閉鎖的な排外主義」であり、貧しい白人からすればリベラルエリートは「自国の仲間より他国のエリートを優先するいけ好かないヤロー」になります。
サンデルはそういった社会的な分断が「トランプ現象」や「ブリグジット」につながったと考えています。
このように、過度な能力主義社会は社会の分断を生み、民主主義社会・市民社会を機能不全にしてしまうのです。


2018年、ブレッド・カバノーはトランプによって、連邦最高裁判所を陪席判事に指名されたました。その資格審査も終盤に差し掛かったところで、カバノーに疑義が生じます。ある女性が高校時代のパーティーで、酔ったカバノーから性的暴行を受けたと告発したのです。
この件について上院議員たちが問いただすと、彼は告発を否認しただけではなく、なぜか奇妙なまでに的外れな能力主義的弁明を開始。彼は高校時代にどれほど懸命に勉強したか、いかにしてイェール大学に、さらにそのロースクールに合格したかということを雄弁に述べたのです。
確かに彼の経歴は本物。しかし、彼が18歳の時にパーティーで酒によって、若い女性に性的暴行を加えた事実と、彼の学業成績にどんな関係があるのでしょうか。ところがアメリカでは、物事の判断基準として学歴編重主義が大きな力を持っているため、学業成績が免罪符として機能しています。
結局、カバノーの指名は議会で賛成多数で承認され、彼はめでたく最高裁判事に就任。現代の能力主義者内において、学歴が素晴らしければ、たとえ過去に女性に性的暴行を加えたとしても、何の問題にもならなかったのです。

世田谷のプリウスひき逃げの飯山氏。

彼の逮捕の保護の至れり尽くせりは、司法の法に則ればそれほど違法でも異様でもない。
だが、それを彼ほどの「上級国民」でなくても、日本人はすべからず受けてその権利を保護されるのか?てそれが無い。っていうかその信用が、天皇国に、日本人はそんな信用はしてないのですよな・・・

どこか日本人は「天皇」ってモノの鬼畜の外道を、薄々勘づいているのですは。


しかし我がガラパゴス日本では被告側に不利な証拠だけで裁判するので刑事裁判の99・9%有罪になり、世界一の平和で安全な社会が出来上がっていたのですから「素晴らしい」ともいえるが、一方では間違いなく一定の確率で無辜の被害者が厳罰になる「冤罪」も生まれすのですから恐ろしい。まさに「最良証拠主義」日本の光と影である。

最良証拠主義は、裁量で証拠を隠匿改竄を国家が為す権利がある。って不正義と無道徳の天皇を象徴・元首とする、明治朝日本帝国~天皇カルトの詐欺芝居装置ってこと。

天皇やエリートのためなら、証拠などいくらでも消し去って偽造できるからね。

まあ、天皇家を駆除するしか、日本人に生存の余地は無い。

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みに富む社会になりますように

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