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実際に体験をしてみることが重要

先日、六本木にある「文喫」へ行ってきました。

本を落ち着いた空間で読みたいと思っていて、色々な書店やブックカフェを探していたところ、この「文喫」を発見しました。

システムは入場料1500円を支払えば、店内にある書籍を自由に読むことができ、コーヒーを飲んだり食事をとることもできます。

まさに、私が思っていた「落ち着いた空間で本を読みたい」に合致したので、さっそく行ってみることにしました。

土曜日の夕方に店に到着したのですが、なんと満席状態。侮っていました。ただ、ここまで来て、何もせず帰ることはできないと思い、2時間ほど待ってようやく入場しました。※待合スペースにも書籍が何点かあるので、それらを読みながら待つことができました。

感想としては、とても良い時間を過ごすことができ、また行ってみたいです。入れる人数が限られているため、席もゆっくりと座ることもできるし、コーヒーや煎茶は無料なので、ほんとうに落ち着いた空間で、本を読むことができました。

ただ、今日はこの「文喫」の感想を書きたいのではなく、タイトルにもある通り、実際に体験してみることの重要性に気づいたので、それを書いてみようと思います。

ネットを見ているだけでは分からないこともある

今は、スマートフォンで何でも検索することができます。例えば、上記のように「落ち着いた雰囲気 本屋」なんて検索すれば、日本全国ありとあらゆる書店が表示されます。そこには、実際に行ってみた人の感想ブログやレビューサイトなどもあるため、自分がいかなくても、大体の店内の様子や、雰囲気を知ることができます。

なので、まず行きたいと思ったことがあれば、まずネットで検索をする癖がついていました。それは、失敗を避けたいからです。実際に行ってみて、「うわー、こんなとこ来なきゃよかったな」と後悔したくないので、予め検索して、色々な人の感想を見て「ここなら大丈夫そうだな」なんて安心して、いよいよ腰をあげます。

とても便利ですよね。やっぱりお金を払って後悔はしたくないですから。

でも、その反面見落としてしまうこともあります。それは実際に行ってみないとわからないことがあるということです。

色々なレビューサイトを見るときに、「ここの店は評価低いな」ということで、選択肢から外れるお店もたくさんあります。でも本当にそれだけを判断基準にしてしまってよいのでしょうか。

先日、一人でゆっくり飲めるバーみたいなところに行きたいと思い、やはりネットで探していました。「都内_一人_バー」で検索すれば、何百ものサイトが表示されます。その中から、自分好みの店を探して、行ってみることにしました。しかし、出かけたはいいものの、定休日を見ておらず、意中の店は休みで空いておりませんでした。帰るか否か迷いましたが、せっかく外に出たんだからと、先ほど検索したときに、レビューが低かったので選択肢から外していたお店が近かったためそこに行くことにしました。

「レビュー通りだったら一杯だけ飲んで帰るか」なんて考えながら、その店へ到着するも、開店時間の19:30を過ぎているのに、店が空いてません。お見せのHPを見ても定休日なんて書いていないので、「あー、これやっぱり外れかも」と思って、帰ろうとしたとき、そのお店のママさんと出会いました。

「ごめんねー、人手足りなくて、食材とか買ってたら遅くなっちゃった」

と言われ、そのまま店内へ案内されました。レビューでもあったとおり、このママさんの気まぐれが多く、開店時間が曖昧だというのも納得できました。

「よし、一杯だけ飲んで帰るか」

と腹の中で思い、とりあえずビールとおつまみを頼みました。しかし、そこから、ママさんが本当に気さくに色々なことを話してくれたり、自分の話を聞いてくれたりして、気づけば、終電間際の時間になっていました。

また来ます!とママさんへ告げ、私は先月だけで合計3回その店へ一人で行きました。

レビューでは、ママの気まぐれが強く、メニューに書いている料理やつまみを出してくれないと書かれていました。確かにそうでした。それは、今ママさんが一人で店を切り盛りしていて、買出しできる品が限られてしまっているからでした。

文字だけ見れば、この店にいきたいとはあまり思えません。事実、私も最初はそうでした。でも、実際に行ってみると、そのマイナスに見えた「ママの気まぐれ」がとても楽しく、一人で行っても苦になることは全くありません。数回しか行っていない私の名前も覚えてくれて、私にとっては最高のお店を見つけたと思いました。


やはり、レビューは事実ではありますが、書いているその人が感じた事実です。物事は、見方を変えると、全くことなります。なので、誰かが「良くない」と評価したことでも、自分もその通りとは限らないのです。

だからこそ、自分で実際に体験してみることが重要なのだと思いました。今はネットで、どこにもいかなくても、世界中の観光名所を画面で見ることができます。ゲームだって、自分が買わなくても、YouTubeで誰かがプレイしている動画を見ることが出来ます。

共有やシェアが当たり前になっている時代で、「自分が実際に体験して思ったこと」が薄くなってしまう可能性もあります。

今回、文喫へ行ってみて、当然、落ち着いた空間で書籍を読むことが出来たのも良かったのですが、そこで食べられるハヤシライスが本当に美味しかったです。これも実際に行ってみないと分からないことだと思います。

自分が体験して、感想をもつ。当たり前のことかもしれませんが、これからも、このことを大切にしていきたいと思います。

今日は、「体験すること」について、思ったことを書きました。

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