Takaaki

書く理由: 無駄だと思えることをいちいち考えるくせがある。 思考はこの頭の中で流れてい…

Takaaki

書く理由: 無駄だと思えることをいちいち考えるくせがある。 思考はこの頭の中で流れていくだけで儚い。 それを言葉に変えてカタチに残すのも悪くないかもしれない。誰か知らない人に見られることから生じる外的刺激を自分に与えるのも悪くないかもしれない。

最近の記事

PERFECT DAYS

パーフェクトデイズ 映画を観る前に頭に入れた情報は、役所広司さんが出る映画ってことだけ。ろくにあらすじすら把握してない、空っぽの情態で映画を観た。 映画の中で登場する人たちは、みんな、笑ったり、泣いたりしてた。 ストーリーはつらつらと流れていったけど、終始、何の事実も明確に示されなかった。 笑ってる理由も、泣いてる原因も、何も。 おれが生きてきた過程で出会った作品(ベルベットアンダーグラウンドの曲、パトリシア・ハイスミスの小説)が出てきて、静かな心の揺らぎを感じた。

    • スティーヴン・キング

      スティーヴン・キングが、小説家デビュー50周年で、日本の出版で時間あいてたけど、また翻訳がちらほら出てくるみたいだから、本の虫になる予定。 一番好きなのは、ホラーより、クライムサスペンス。人間の狂気を読むこと。 ホラーは心霊現象に近いけど、クライムサスペンスはあくまで人間が歪んで間違うことが描かれてる。 キングの作品内容は、現実世界の日常からあまりかけ離れてないから、本当の意味で人間から派生する恐怖が味わえる。 闇があれば、光もある。キングはそれを対照的に描くことを自然にで

      • 映画鑑賞後の派生

        ディカ様って知ってる? タイタニック号の船首に女の子を立たせて磔刑ごっこしてた人。 そのディカ様が主演を務めた映画、『インセプション』を観た結果、よくわからん映画やなあと思って、映画の解説(事実はない。ほぼ誰かの考察)や関連する情報を調べた。 おれの意識はWebページを流れ流れて『インセプション』を作った映画監督、クリストファー・ノーランのある思考の断片に降り立った。 「ネットのせいでみんな本を読まなくなった。書物は知識の歴史的な体系だ。」 当該監督はインターネットが

        • ガウディとサグラダ・ファミリア展

          没後100年。 ガウディの未完の代表作 「サグラダ・ファミリア」 ジョシュア・レノルズやフランス・ハルスといった画家の作品を鑑賞することが好きだから、絵画と一体感を呈するバロック建築には興味あったけど、ガウディさんのサグラダ・ファミリアはゴシック建築(なんそれ?)らしい。 ゴシック建築はバロックと違って、絵画が一緒に使われていないっぽい。とにかく塔ばっかりで、建物に高さを出してるっぽい。 全体が塔と彫刻だらけの建築だから、展示されてた写真とか模型とかで見てみても、どこが何

        PERFECT DAYS