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スタバ絡みで考えた2つのコト

味が変わるわけでもない、あれはただの気分なんだと思う。
そのことを揶揄したいわけではなく、それはそれで素晴らしいことなんだと思う。
とにかくあの時のスタバのカフェラテは特別でした。
飲食物には味以外の価値がつく可能性があるんですね。

”モノより思い出”
何かのキャッチフレーズが思い浮かびます。

①”歴史”というブランドは最強説

学生の時アメリカ横断の旅を決行しました。

アメリカの旅最後の地シアトルを訪れた時の話しです(正確にはオマケでバンクーバーにも行ったのですが)。
皆さんはシアトルといえば何を思い浮かべますか?
大抵の日本人同様僕も思い浮かべるのは、イチローが活躍していたマリナーズかスタバ発祥地、っとことでした。
そして大抵の日本人同様僕もスタバ1号店を訪れたのです。

僕は基本ひとり旅なもので、ラテの感想や感慨深を共有する相手はいません。
それでも、今となっては世界スタンダードのコーヒー店の歴史が、目の前の小さなお店からスタートしたんだと思うと、胸がときめくものがありました。
時の流れや尽力した人たちのストーリーを思い浮かべると、このただの一杯のラテとの向き合い方が変わってきます。
”歴史”という付加価値…”一朝一夕で作れない”はそれこそ真似できないものだし、最強のブランディングですね。

”歴史”というブランドといえば、日本では老舗と呼ばれる伝統あるお店がありますね。
”老舗”は長年伝統を育んできたお店に使う言葉でしたが、近年では一代目であっても年数を重ねて信用を積み重ねたお店に使うこともあるそうです。
”ブランド”という言葉を”信用”と訳することもあります。
「歴史あるほど営んでいる=信用がある」となるので、歴史が最強のブランディングというのは、さもありなん、ということでしょう。

②行動をデザインするアイディア

スタバ絡みの話しをもう一つさせてください。
もう10年前の記事ですが「面白い!」と思って覚えている記事がありました。
コーヒーカップの廃棄を減らすためのアイディアコンペで賞された「Karuma Cup」の紹介記事です。

かいつまんで説明すると…
マイカップを使ってオーダーした人がいたら店頭に置いてある黒板にチェックを入れていく、
チェックが10や20のようにキリの良い順番に当たった人は飲み物が無料になる、
というアイディアです。

これのどこが画期的だったかといと、記事にはこう書かれています。

このKarma Cupがそれらよりも優れているのは、そのポイントというインセンティブが個人に対するものではなく、マイカップを使う人たち全体に対して積み重なって行くという点ではないでしょうか。
さらに、このKarma Cupのシステムのほうが「いいことをしている」気分になるように思えます。それはなぜかと考えてみると、ここにはソーシャルの要素が入ってきているから。個人ではなくみんなで何かをすると、そこに何か連帯感のようなものが生まれる。実際にそれに参加した人たちが顔をあわせたりするわけではないのだけれど、一緒に何かをしているという感覚はそれが「いいことである」という感覚を強くします。

もう10年前の記事ですが、今読んでも新しい!
自分でポイントを貯めるより、なんかこっちの方が楽しそうじゃないですか?

会ったこともない人たちと連帯感を持って取組むことは”繋がり”が再重要視されている現代にもマッチしているし、SDGs視点から関心を持つ人も多いでしょうし。

スタバに限らず、汎用性があるアイディアですよね。
店舗を持っている人、どなたかやってみませんか?
店舗ではない場所で何か応用できないか思案中…

おわりに

頭の中では思考がランダムに枝分かれしていきますよね。
雑文失礼しました!

毎日投稿しているnoteの中でビジネスについて考えたことを記録としてまとめています。
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