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【1,300字記事】環境・条件や職種によってスキルや武器は違う

※本記事は1,300字です。3-4分で読んでいただけます。

はじめに

 「〇〇社の部長はさ、業務中に新聞読んで情報取りながら戦略立てるのが仕事なんだよ。うちはさー。」と若手社員の時に、当時の会社重役クラスに言われたことをふと思い出した。当時所属していた会社は、自身が兵隊となり、営業を仕掛ける会社。上記の言葉を発した重役クラス社員は現場を回りながら、監督もしていた創業当初からいる社員。
 私は当時考えていた。「この人は現場やりたくないからこういう思考なんだろうな」と。そもそも例えに出した会社の規模と弊社の規模では天と地ほどの差がある。相手の売上規模は1,000億円。弊社は50億。社員数も歴然としていた。そんな会社を単純比較して何になるのか?と当時思っていた。

 気持ちがわからないでもない。「大手の〇〇社はフリーアドレスで」とか「出退勤スキャンもなく、フリーに出社できて」とか。隣の芝生は青く見えるからだろう。
 そういう修正したいpointを会社に提案すること自体はとても良い事だと思う。でもそこで考えたいことがある。御社と弊社の環境や条件の違いを。

小売業従事者にロジカルシンキング…?

 この見出しについて。必要だとは思う。が、必須だとは思わない。例えば私の現在所属している小売業全社員が身につけなければいけない武器ではないと思う。昨今のビジネス本でもロジカルに~やロジカルツリー(主張~根拠~事実)の考え方の本が多く出版され、一大ブームにもなった。
 「内定をもらう就活生は〇〇が共通している」とか、「ロジカルに話ができるか」などよーく耳にします。でも職種を隔てて、共通して身につけるスキルっていうのは本当にあるのだろうか?

 コンサルタント業であれば、「ロジカルシンキングやクリティカルシンキング」は大事な要素だと思う。
 営業職であれば、「ロジカルシンキング」よりも「話し方」や「傾聴力」や「情熱」のが大事な要素だと思う。「これ買った方がお得ですよ。あなたの生活時間▲分削減できますよ。」って言われて、「うれしー!」っていうお客様は少数派ではないだろうか? ロジカルに話をされて、「そりゃ、わかってますけど…(この人から買いたくないな)」っていう経験ないでしょうか。
 私の会社は大手会社だ。従って、ガチガチに固まった仕組みの中で仕事をする。ロジカルに考えて、仕組みがおかしいと万が一思ったとしても変えられない。その歯車に乗っかって仕事をすることが職務だからだ。そういう役割の人間の武器にロジカルシンキングが優先的に必要だとは思えない。どちらかといえば、些細な仕組みの矛盾に気づかないくらいの人間の方がうまくやれるのだ。

 私の結論はこうだ。
 社会人共通して必要な打ち手(考え方)や武器は、
 素直で、相手に対してのリスペクトができて相手の良い部分を見極められて、相手に感謝が言えて、相手に攻撃や暴力をしない人。
 これが共通して必要なスキルだと私は思う。相手に対しての配慮があればロジカルシンキングは要らない。

おわりに

 ロジカルシンキングや考え方を否定しているわけではありません。職種によって向く能力と向かない能力があると考えていることを記したまでです。
ご了承くださいませ。

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