見出し画像

【 名著 『愛の法則』 】

『愛の法則(魂の法則Ⅱ)』
(著者 ヴィセント・ギリェム 訳者 小坂真理 ナチュラルスピリット)

は、前作『魂の法則』同様、

著者とイザヤという高次元の意識体との対話を記述したものです。


本書に書かれていることは、

非常に大胆な見解ですが、

趣旨には大旨共感できました。

現代人の大半は、

受け入れ難いでしょうが、

将来的には本書に書かれている方向に進んでいくであろうと感じました。



本書の趣意の核心部分を紹介します。


「『愛の法則』

・魂の目的は、

自身の自由な決断で、

無条件の愛の経験を通して、

幸福になることである。


・愛なくして進化はなく、

愛なくして叡智はなく、

愛なくして幸福はない。


・愛は、

霊的宇宙を調和し躍動させる力である。」(23頁)



「イエスのレベルまで進化するためには、

エゴを排除して愛の感情を発展させることに大変な力を注がねばならないのだが、

それは、たやすいことではないのだ。

一度きりの人生での仕事ではない。

何千もの転生、

何十万年もの歳月がかかる。

しかも、

すべての魂がこの目的のために生まれ変わってきているにもかかわらず、

一度肉体を持つや、

何のために生まれてきたのかを思い出せないでいる。

大多数の人びとは、

肉体生があるところまでしか意識を向けておらず、

物的な福の神が笑っている限りは、

物欲を満たすことに人生を費やしている。

そして、

実存に関する内省はどれも無意味なたわ言であり、

時間の無駄だと考える。

彼らは、

気ままな生活をやめたくないので、

何の変化も起こしたくないのだ。

物質主義的な科学教育の下で知性を発達させて、

自身の心の危惧を回避しようとする人たちは、

存在に関わるあらゆる疑問を嘲り、

無益だと見なしている。

(中略)

無関心、無知、不信感、

熱狂や絶望から大多数の人びとが人生の真の意味を見出すことができずにいるというのが、

以上の総合的な結論である。

したがって、

人生を理解しないまま生きており、

そこから学べないので、

人生において進化することができない。

つまり、

エゴをそぎ落として愛の感情を育む努力が、

ほとんどなされていないということだ。

(中略)

利己的な願望と愛の感情に裏付けられる願望とは、

異なるものである。

利己的な願望を排除することとすべての願望を捨て去ることとを混同し、

自身の意志を放棄しなければ霊的な進歩は望めないとの結論に達する人もいる。

これは大きな勘違いなのだが、

他者を意のままに操ろうとする者たちにつけ込まれる要因となる。

君たちが仏陀と呼ぶ者は、

人間の諸悪の根源がエゴであると見抜き、

霊的に進歩するにはエゴを根絶すべきであると知っていたので、

利己的な願望のことを指して、

それらの衝動を排除しなければ幸せになれないと言ったのである。」(138~140頁)



「内面の能力とは、一朝一夕に向上するものではない。

大変な努力と長い進化の時間を要し、

多くの転生でたゆみなく、

エゴを排除して愛の感情を発展させていくことが求められる。」(151頁)




「所有したいとか支配したいというような強力な願望では幸せになれるどころか、

自分自身に動揺と不安を生み、

他者にあらゆる苦悩を与えると気づくことだ。

行き過ぎた野心は、

極度に有害なエゴが顕れ出たものである。

過度の野心に支配された人は、

人類に最大の弊害と苦悩とをもたらすが、

同時に、

自分自身でも大きなカルマの負債を負う。

人類の最大の犯罪者は、

この物質界の所有者になろうとして、

思いのままに政治や国際金融の糸を操ってきた権力者たちである。

世界支配を渇望し、

自分たちの富と権力を増やせるのであれば、

何百万という人たちに苦悩や死を引き起こす決定にも躊躇しない。

だが彼らは、

自分たちが生み出した苦悩が全部、

霊的次元に戻った際に、

自らの身に降り注いでくることに気づいていない。

一生懸命獲得したものは全部、

一切合財、

物質界を去る時に失うことになり、

霊界に移った時に待っているものは、

カルマの巨大な債務である。

そして、

他の人びとに与えたあらゆる苦しみを、

自分の身を持って味わうことから返済していくのだ。

彼らの魂は犯した罪を全部修復し終えるまで苦しみ続けるが、

それには大変長い時間がかかるので永遠に思えるほどである。」(159~160頁)



「本書に登場するイザヤの十戒

1.神と隣人とを自分のことのように愛しなさい。


2.神の名を、

利己的な目的を正当化するために使ってはならない。(霊性で商売をしてはならない)


3.少なくとも週に一日は休日として、

仕事を休むためにとっておきなさい。


4.君たちの人生を取り巻くすべての人たち、

特に最も傷つきやすい者である子どもたちに対して、

慈愛、尊重、理解を示しなさい。


5.どのような形であろうと、

いかなる理由があろうと、

絶対に命を絶ってはならない。


6.望まない性行為を誰にも強いてはならない。(感情の自由を尊重せよ)


7.エゴに突き動かされて、

他者に損害を与えてはならない。(公共の益・社会の正義・富の公平分配を促進せよ)


8.自由意志を尊重せよ。


9.霊的裁きの法則を尊重せよ。


10.個人的または集団的な争いごとを平和に解決せよ。 」(167~168頁)




「求められるのは、

前進したいという意志のみなのだ。

(中略)

霊的な向上に役立つのは、

エゴを排除し愛の感情を育むことにおける我々の進歩のみである。

そしてこれには、

日々の努力が欠かせない。

それゆえ、

霊性の道に近道など存在しない。

つまり、

多くの人びとが望むように、

自己努力をせずに目標に達する、

手段も儀式も存在していないということだ。」(175頁)




「自分たちの心の中のエゴを根絶して、

愛の感情を発達させるように努めなさい。

それだけが唯一、

奮闘する甲斐のあることで、

霊的な進化の階段を昇らせてくれるものだ。」(199頁)




「他者を愛するということは、

相手が必要としていることを助けてあげるということで、

その見返りとして、

自分の考えや信仰を共有してもらうことを期待してはならない。

霊的な知識を広めようとすること自体は、

悪いことではない。

その反対にそれは善いことで、

人が成長し幸せになるために求められることでもある。

だが、

それを相手の意志に反して行ってはならないのだ。

要するに、

自分が真実を知っていると信じていても、

人に強要してしまえば間違いを犯していることになる。

したがって、

自分自身の信念を相手にも信じさせようと躍起になって、

無理強いしたりプレッシャーをかけたりしてはならない。

誰にも、絶対に、

自分の信仰を押しつけてはならない。

そうではなく、

それを自分自身に適用して、

愛の感情を発達させてエゴを一掃することで、

もっと幸福になるのだ。

自分が実際に手本となって示してあげることが、

他の人たちにとっては、

一番の学びとなるのだ。」(205~206頁)



著者・訳者は、

前作同様、印税を放棄しています。

しかも、本書はネットで無料で読めます。

http://tamashiinohousoku.blogspot.com.es


著者と訳者の心意気に共感致します。

『人生、意気に感ず』


個人的見解ですが、

本書は『歴史的名著』である、

と認識しています。


すべての人に、

本書を読んでいただき、

真実の愛の感情を育んでいただきたい

と、

切に願っています。



『愛の法則』(著者 ヴィセント・ギリェム 訳者 小坂真理 ナチュラルスピリット)



よろしければ、サポートお願い致します。いただいたサポートは、『笑顔の輪を広げる・幸せの輪を広げる・元気の輪を広げる・平和を広める』等の活動に役立たせます。何卒、よろしくお願い申し上げます。