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ことばあそび(短歌が生まれるまで)

世間はもう、クリスマスムード始まりましたね。

マイペースに、先日のハロウィン短歌を紐解いてみます。

これは、

「ラン・タン・タッ・テイ・タ」

このリズムを入れてみたかっただけです、ハイ。

おしまい。



…短すぎる?

意味なんてないんですよね、この歌は。

谷川俊太郎さんの詩

かっぱらっぱかっぱらった

とってちってた


https://www.amazon.co.jp/dp/4834004015/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_wjaOFbQ9VN9JE

そんな感じです。並べて語るのは畏れ多いですが。



あまりにも短いので、もうひとつ、遊んでみましょうか。

「庭先に/ジャック・オ・ランタン/立っていた」

上の句、五・七・五の部分はいくつか悩んだのです。

「玄関に/ジャック・オ・ランタン/立っていた」

本場のハロウィンは、仮装した子供達が家々を訪ねて歩くんですよね。最初はそのイメージが浮かびました。

ただ、文字だけで「玄関に立っていた」だと、訪ねて来たのか家から出て来たのか、受け手の頭の中でイメージがブレるかなと。

庭先に〜なら、読み手の目線は、家の中から庭先を覗いて…という感じになるかな?

…なるかな?(今さら不安)

あなたの頭の中には、どんな映像が浮かびました?



もう一つは「立っていて」の句。

結果的にはリズム感重視で決めたのですが。

映像イメージのバリエーションとしては、例えば…

1「庭先に/ジャック・オ・ランタン/佇んで」

ちょっとホラーっぽくなりません?

庭先の暗がりに、ぼうっと浮かび上がるおばけカボチャが、ニヤリと笑っていて…


2「庭先に/ジャック・オ・ランタン/やって来た」

これだとちょっと可愛らしい感じ?

仮装した子供が、お菓子を入れてもらうカゴを振り回しながら走ってくるような。

他にもあるかなぁ?



最後に、というか一番最初に思ったのは。

「お菓子くれなきゃ/イタズラしちゃうぞ!」

このフレーズ、そのまんまで七七のリズムぴったりじゃん!ってことです。

なんか耳に残るリズムだよなって口ずさんでみたら、短歌じゃん!ってテンション上がりました。


クリスマスネタでも、短歌のリズムになるものないかな?探してみよっと♪

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