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地産地消のアートレンタル(代理店トライアル開始)

皆さんは【地産地消】という言葉を知っていますか?

読んで字の如くではありますが「地産地消」とは、「地元で生産されたものを地元で消費する」という意味で言われています。

この言葉を初めて知ったのは、僕が保育園で勤めていた時。
「食育」を学んでいる際に「地産地消で地域で取れた旬の食材を地域で消費し、地域の農家の応援にもなる。生産者(農家)と消費者(子どもたち)お互いが顔を見て繋がれる。旬なものを食べ季節も感じ栄養価もある。また自分の住んでいる地域の特産品なども知れ、自分の住んでいる地域を好きになる(シティープライド)きっかけ作りにもなる。

と、なんて良いこと尽くしなんだろう!と感じた想い出がある。

この「地産地消」
本当にいい言葉だと思っている。

地域で作られたものを地域で消費する。
顔が見える関係性で、みんなが手を取り合って生きていく感じが本当に好きだ。

今回、前々から考えていた、アート活動を行っている障がい者施設に、我々が進めているアートレンタルのスキームを加え、「地産地消のアートレンタル!」を行えないか!準備が整ってきたのでトライアルをスタートしました!!


なぜ、アートレンタル?

私が福祉施設で働いていた際、自分の施設や周りの施設から「企業や地域と繋がりたいが、どのように繋がったらいいのか中々接点を持つのが難しい」と声が多く聞こえていた。

逆に、施設を離れて外から施設や福祉の支援(中間支援)をしようと志してから聞こえてきたのは「福祉施設はどこにあるのかも、どのように連絡をしていいのかわからない。まず何をしているのかもわからない」といった声だった。

双方、一緒に何かをしたいと思っているところがあるのに、両者とも手の出し方がわからない・・・。なら、もっと自然に繋がれる機会をつくればいいのでは?と当初は障がい者施設にて作成された商品を販売するWEBサイトを始めました。

そこから右往左往しながらも、「アート」という文脈にて施設・企業と関わることが増え、今では私が代表を務める一般社団法人FUKU・WARAIで、エイブルアートカンパニーの登録アーティストのアートを利用させていただき、アートレンタルを行っています。

すでに30社を超える企業にアートをレンタルいただき、障がいのあるアーティストのアートをどんどん知ってもらうとともに、収入の一部はエイブルアートカンパニーを通じ、アーティストへ還元。アート活動を続けるための支援を行なっています。

地産地消のアートレンタルとは

イメージ図

障がいのある方の描かれたアートに関わるようになってから、全国各地に大々的にアート活動をやれれている障がい者施設や団体があることを知ったとともに、余暇の時間にアートを描くのが好きなメンバーがいたり、素敵に描けたアートはあるが、このアートをどうしていいか・・・家に持って帰ってもらうか、施設内に飾るか・・・だけで有効活用をしたいにもどうしてよいか施設内だけでは手に追えないものもあることがわかりました。

地域に眠るアーティストやアートを、地域で循環し使用することができないか。

アートを地域の企業へレンタルすることで、定期的な企業訪問(3ヶ月に1度アートを交換)する機会ができ、施設のことも知ってもらえ、アーティスト・アートを中心に、施設と企業・地域の架け橋になれると確信しました。

双方顔の見える関係で、「障がい者」ではなく「〇〇さん」へ

アートレンタルを行ってきて感じたこと。

それは、初め「障がい者アートのレンタルをしたい」「障がいのある人のアートを飾りたい」と話していた担当者や企業のトップの方が、「〇〇さん(アーティスト)のアートとても好きです!」「□□さん(アーティスト)に会って話を聞いてみたい!」と[障がい者]というカテゴリーではなく、アーティスト個人を見て話してくれたということ。

知っている人、知らない人。での違いでは当たり前の話かもしれないが。

我々も知らない人には「あちらの女性が、、」とか「あの男性の方が、、、」など会話をするが、その人たちにももちろん名前がある。

今回、地産地消のアートレンタルでは、一人でも多くの障がい者施設のメンバーが企業や地域に出かけ、名前を知ってもらうことで「障がい者」ではなく「〇〇さん!」と個人として見てもらえることも目指します。

地域での見守りの目、活躍の場所が増えること。また、アートを通して企業、地域に良い風を吹かせられること。とても良い取り組みだと確信しています。

トライアル開始

東京都台東区の浅草にあります、障がい者施設みらいどさんにて、日々行われているアートワークから、アートレンタルのトライアルが始まりました。

アート活動の様子
アート活動の様子
アート活動の様子

完成したアートの中から、施設の職員や企業様からの選定にてアートを選んでいただき、高解像度にて写真を撮影。

カラーチャートも使用して撮影(こちらから指導も行います)
画像の色補正、サイズ調整を行い、原画に限りなく近づけます
高画質・大型プリンターにてアートに特化した紙へ出力( アート:©︎ shibuyafont )
補強:パネル貼り
マットとともに額装(中央)し、完成

原画ではなく原画に限りなく近づけた複製画なので、飾る場所のサイズに合わせて注文いただくことができます。また、アートの交換も同サイズで行えるので、都度 額を交換する手間もなく、飾る側もアートを届ける側もやり取りがスムーズになります。

一人でも多くの方のアートを見ていただく機会を。また、季節感を味わったり、場の雰囲気を変えるため3ヶ月に1度アートを交換します。
交換作業を地域の障がい者施設(代理店)に行ってもらうので、そこでも施設と企業での対話が生まれます。

ぜひアートレンタル代理店 or アートレンタルのご注文を!

アートレンタルの代理店になりたい!(障がい者施設)
アートレンタルを導入したい!(企業、団体)
とのご用命がありましたら、お気軽にご連絡ください!!

アートレンタル導入の流れは下記記事もご参照ください。


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