広島アスリートマガジン7月号


 「広島アスリートマガジン7月号」を読みました。表紙は秋山翔吾選手のバックショットです。「記録力。」という聞き慣れない言葉と共に秋山選手のロングインタビューです。

「記録」なんていうと「後からついてくるもの」なんて言い方をされるケースがありますが、秋山選手曰く「シーズン安打記録は今の自分を証明するもの」、「最終的に自分の肩書きになるもの」だということでした。記録を達成した栄光にがってしまうのは良くありませんが、引退した後の肩書きとしては記録があるに越したことはないでしょうね。また記録のお陰で、オールスターや侍ジャパンに呼ばれるようになったともありました。そうした中で、成績を残し続けるためには野球以外の対応力、つまりオフのメディア対応や地元に帰ったときの賞賛で浮つくようではいけないとありました。なかなかシビアな話を聴かせてくれますが、そうしたオフを過ごして、練習を疎かにして離れた選手もいたのでしょう。

2022年のドラフト1位、斉藤優汰投手の記事もありましたが、順調に育っているようで楽しみで仕方がありません。野球に対する探究心が素晴らしく、また、若い世代特有ですが、YouTubeで様々な投手のフォームをチェックしているそうです。現役だけではなく、2000年にドラフト1位で入団した中里篤史投手のストレートを研究しているとありました。中里投手、残念ながら存じ上げませんが、自分が生まれる前の、しかも、プロ通算2勝の投手からも学ぶ探究心は本当に素晴らしいと思います。

 ドラフト2位、内田湘大選手の記事もあり、出世番号の63番を貰ったことや、新井監督からとにかくフルスイングをと指示を受けていること等が書かれていましたが、最後に「量のカレーライスが美味しくて。うれしいですね。」なんて言っていました。初々しくていい感じですし、カレー好きとしては大野寮のカレーが気になって、食べたくて仕方がありません。内田選手の目標とするところは鈴木誠也選手で、ルーキーイヤーは2安打打ちたいとのこと。おかしな数字ですが、鈴木誠也選手のルーキーイヤーが1安打だったので、それを超えたいとのことでした。そんなに遠慮しないで、どんどん超えて行っていただきたいものです。

現在カープは3連勝で貯金4、3位です。1位、2位とは少し離れていますが、下馬評と違って好成績を残してくれており、今後が楽しみです。

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