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緑のある環境

最近また爆発的にコロナ感染者が増えており、なんとなく外出がしにくい雰囲気になりつつあります。早く何も気にせずとも自由に出かけたり、旅行に行ける日が来ることを願うばかりです。

こういったコロナ禍になる迄は弊社では、毎年海外に研修旅行に行っていました。当初は会社を2チームに分けて大人数での旅行がメインでしたが、ここ数年では最大2人組で自分で好きな場所に好きな時期に行けるといった自由な形式となりました。
研修に行くことで何が学べるかなど目的をプレゼンし、それが承認されたら合格となり晴れて研修旅行に行くことが出来ます。

そして私が3年前に研修旅行として訪れた国はシンガポールでした。

シンガポールは建物の緑化率が高い物が多く、これからの社会において緑化に配慮した建築空間を学ぶことが必要不可欠だと思い、行く場所を決めました。

シンガポールは、国土面積も小さく(東京23区程度)、大きな観光資源も望めなかったことから、外国の投資や企業、観光の誘致によって国力を高めていく必要があったようです。

そこで東南アジアのオアシスとしての位置づけを確立するために、都市の緑化化を国の政策として推し進め現在のガーデンシティと言われる所以となっています。

外壁面全て緑化したホテル。
屋上テラスも緑化されており、緑を感じられるラウンジは居心地が良い空間でした。


6層くらいある建物でしたが、スロープで屋上までつながる大規模な建築でした。勾配は結構きつめでしたが、運動にはちょうど良い感じでした。
屋上緑化が芝だけでなく中高木もあればより森のような魅力があったかもしれません。



大学の建物の1つです。建築としても彫刻的なユニークな形ですが、この円形部分以外は外廊下のような形で繋がっています。隙間から見える景色は普段感じる事の出来ない見え方がして面白かったです。また、風が抜けるので高温多湿な環境には合理的な空間に感じました。




マリーナベイサウンズ前の植物園です。
近くの美術館では環境に対しての展示が常設であり、緑化の重要性を共有できる空間がありました。

ちなみにこれは幼稚園です。大きなテント構造の大屋根に建物が覆われているような形状です。
もっと多種多様な中高木が点在していても面白いかなと思いました。

スターウォーズが好きな私はちゃっかりルーカスフィルムも行ってきました・・(笑)
オフィス内には入れませんでしたが、庭にヨーダの像がありました。


シンガポールは国政として緑化を強く推し進めているので、緑化に対して多額の補助金が出るようです。小さい密度で多くの建物が緑化をされているので、より緑の国として目に入りやすいのかもしれません。

多くの優先順位がある以上、日本で緑化に多額の補助金というのは難しいかもしれませんが、これからの社会、SDGsに対して遅れを取らない為にはこういった取り組みがあっても良いのではないかと思いました。

緑に囲まれた居場所というのは、環境としては勿論ですが、精神衛生上も教育的にも良い部分がたくさんあるかと思います。


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