こども同士の関わりの中で起こってしまう
けんかと呼ばれるシーン。

様子を見守りながら話を聞いてあげることも
もちろんしますが、
取った、取られた、そんな繰り返しのシーンで
わたしは、のほほ～んと歌っていました。

🎵けんかをやめて～
　ふたりをとめて～
　わたしのために　あらそわないで～
　もうこれいじょう～🎵

もうすぐ３歳の男の子たち、ぽか～んとわたしの顔をみつめます。
ブロックを引っ張り合っていた手がとまります。
２人の背中に手を置きゆったりとリズムをとりながら、もう一度同じ
フレーズを歌います。
何だかわからないけれど２人、顔を見合わせて笑っています。
「おんなじの使いたかったんだね～」とわたし。
「ひとつ、いいよ」と自然と出てくる言葉。
「これもいる？」なんだか優しい言葉。
ゆる～い歌の調子にこころがほぐれます。

ある日のことです。

はじまったなあ・・・と思いながらそばに近づいていきますと、
歌声が・・・。
あの歌でこころを落ち着かされていることの多い男の子が争いの前で
歌っているではありませんか。

🎵けんかをやめて～
　ふたりをとめて～

「たかこそうそう、なんだっけ？？」

続きを聞いてきたので２人で熱唱しました。
そのあとの歌詞も歌いたくなるのは我慢しています。

笑いで済ませることが許される程度のことは笑いで流していっても
いいのかなあ・・・と思っています。

よっぽどのことではない限り、笑って終われるようです。
よっぽどのときは、さすがにわたしもこの歌は歌いません。
保育園2歳児クラスのヒトコマでした。

作詞作曲の竹内まりやさん、こんな使い方、許してもらえますか。
歌っていた80年代アイドルの河合奈保子ちゃんが可愛かったです。

🎵けんかをやめて～
そんなふうに歌われる恋をキミたちはしていくのかな。
すてきな恋をしてね、と願うたかこそうそうです。