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お金は人の為に使ってこそ価値が出る。

日本に戻って来て。
Bebeと行動をすることで又新しい方と新しい形での出会いが広がり。
その中の幾つか 泣きたい位暖かい出来事が何個か有ったので忘れない様に書きたいと思う。

Bebe連れで電車に乗ると優先席に座る時座らない時諸々ある。
その時は立ちたい気分で立っていたら若い可愛らしい女性が私に席を譲ってくれようとした。それがきっかけで話を始めInstagramで繋がって後日お茶かランチをしましょう!という話になった。

彼女は日本滞在5年目のカンボジアの女性で日本で仕事をしている。歳は私より20歳近い若い女の子。

基本私は私からLunchに誘ったら自分で全部出すつもりでいる。しかも今回は私より大分若い更に日本に勉強のち出稼ぎに来ている子だ。更に実家に仕送りもしている。
場所は私の仕事の都合で恵比寿。お店は何個かの候補の中から選んで貰った。

席に着くなり彼女は”これ!”といってBebeにプレゼントを買って渡してくれた。
ここまでは想定内。私も彼女に私とお揃いのうちのピアスをプレゼント。

で色々話しながら食べ、デザートを頼んだ後、私はトイレへ。(トイレを口実についでに大抵ここでお会計を終えて戻る)そして払い終わる直前、別のお店の方が”お連れ様から現金を頂いている”と(つまり彼女も私の居ない間にお支払いを済ませてくれようとしていた、という事だ。)

これは全く想定していなかった。
ランチと言ってもデザート入れて¥5600-Over. ¥2000-とかでは無い。
そして彼女は飲食業で働いていて 別に私もお金がワンサカある訳では無いがなんと言っても日本人で日本で仕事をしていてそして彼女の下手したらオカンでもいい位の歳なのだ。

でも彼女は”ご飯に誘ってもらって本当に嬉しかったから”と奢ってくれようとした
実は中国でも上海やHKや深圳のテイラーさんのとこに行くと決して裕福な暮らしをしていないであろう彼らが必ずランチを私に奢ってくれる。別に高い物では無いかもしれない。数百円かもしれない。でも必ず幾ら”出す”と言っても絶対に受け取らない。必ず奢ってくれて同じ食卓で家族の様に食べるのだ。

これは勿論Asia人に限らないかもしれない。でもこのベトナムのアンちゃんに本当に私は思いっきり頭をハンガーで殴られた位衝撃を受けたのだ。

お金は人の為に使ってこそ、価値が有る。

私はその時に痛いくらい再認識させられた。

自分がもし彼女と同じ立場だったら年上のしかもパリと恵比寿に住む女性に奢ろうと考えただろうか?せめて割り勘、若しくは年上だし日本人だし、出稼ぎに来ている彼女が奢られて当然と考えても可笑しくないだろう。

でも彼女はこう言ってくれた。”貴子さんに会えた日、本当に嬉しくて1日何度も思い出してた。そして今日の日を指折り楽しみに待っていた。だから奢りたかったー!!”笑

涙腺崩壊。

日本人は群れやすい。海外から出稼ぎに来た人たちが日本人と友達になるのは本当に思っている以上にハードルが高い。それこそ日本人並みの日本語が喋れて文化的背景が分かって話題についていけないと厳しい。
それはフランスでは移民の私も痛いくらい感じている。先ずフランス人と友達になろうとしたらフランス語が同じ様に喋れないと無理。そして文化的背景が分かってある程度の冗談にも付いていけないととても友達になるのは難しい。
だから彼女は”日本人の友達は居ない”と言った。それは彼女のみならず実は日本に住む白人以外のアジア人から良く言われる事だ。
でも彼らは”日本が好き”と言ってくれる。日本人が好き、と言ってくれる。
だからこそ何か恩返しが出来ないかな、と思うのだ。

も一つは。
役者時代から仲良くしてくれてた年下の女優さん。
本当に綺麗で某有名事務所に所属。芸能活動だけで生計を立てれていた数少ない本物の女優さんだ。
とはいうものの私はその時歯医者を半独立でやっていたし歳も上だったので彼女とご飯に行く時とかお茶とか出せるとこはちょこちょこ出していた。
でも彼女はその都度”お世話になってるから”と彼女の出来る範囲内でのお返しをしてくれていた。
そんな彼女と最後に会ったのは彼女が出産して後 出産祝いのお返しを、と数年前に恵比寿で会った時だった。

それから月日は流れて殆どSNSをやらない彼女から連絡が来た。
”Takakoさーーん。お元気ですか?”から始まる文の内容はSNSを殆ど見ないから知らなかったけどご出産おめでとうございます。と超嬉しいよ!と、是非お祝いさせて下さい!との事だった。

勿論嬉しくて是非!とお返事しランチをする約束をした。
が。その前に”出産祝いをしたい!”と言ってくれたのでぬいぐるみのついた
こちらをリクエスト^^

価格的にもこれなら負担にならないかな、とかも考慮してだが何より彼女の気持ちが嬉しかった。

で。ランチの時。
彼女は”あ!!!AmazonGift券も用意したのに玄関に忘れて来たー><!"
 と終盤で”やっちゃった〜”って顔をしながら私に言った。
いやいや、もうプレゼント頂いてるし、と言ったが”いえいえいえ”とニコニコ笑いながら今度ポストに入れときますね〜〜って。

そしてここもお会計で、ここまでお祝いして貰ってるし、ここは払わせて頂こうと思ったら。彼女は”うちの母がここ株主で優待券持ってるので〜〜”と言って¥5000-近い金額を”takakoさんにはずっとお世話になってるから”と奢ってくれたのだ。

私が彼女とであったのはもう10年以上前。そしてこの5、6年間は連絡も殆ど取れて居なかった。でもそんな以前の事をずーーーっと想ってくれて感謝してくれていつか返そうと想っていてくれた事がもう泣ける位嬉しくて嬉しくて。

その後日。彼女から約束通り家のポストにアマゾンGift券と素敵なお手紙が入って居た。そこにはSo sweetなお祝いの言葉と”私も生まれ変わったらTakakoさんの子供に生まれたい”と書いてあった。

またまた、涙腺崩壊。

大した母では無いけど 大好きで本気で天使だと想ってる彼女はもう120%褒めてかわいいと言って育てるよ。笑 何しても全肯定。貴方が最高!と言って育てる。笑

本当に嬉し泣きしてばっかり。

みんなありがとう。

ModelのYuriちゃん ありがとうー🤗

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